※本作はDLSiteではなく夏コミ会場で入手しましたが、せっかくなのでこちらにもレビューを投稿します。
今や石を投げればメスガキに当たると言われるほど大量発生している(要出典)メスガキものの成人向け音声作品。
面白いのは、同じシチュエーション、同じセリフを「おしとやか清楚系」「媚び媚び後輩系」「小悪魔ギャル系」「高飛車お嬢様系」「クールダウナー系」の5種類の性格付けのキャラ、異なる声優さんが演じているという点。
こう書くと「なーんだ実質全部同じかよ」と思われるかもしれませんがさにあらず。確かにシチュエーションやセリフは同じなんですが、キャラ着けによって口調や一人称といった言葉遣いが微妙に異なっているのでキャラごとの差異はしっかり表現されています。逆にそうした細々とした部分のみで5種類のキャラ着けを表現してるのが匠の業といった感じ。個人的にはクールダウナー系メスガキちゃんがお気に入り。
メスガキものの非常に好みが分かれるポイントとしていわゆる「わからせ」の有無があります。ここを間違えると最悪の場合戦争になってしまうわけですが、本作はタイトルから察する通りご主人様の逆転はなし。最初から最後まで攻められっぱなしわからせられっぱなしで一貫性が保たれておりとてもいい。
しかしメスガキちゃんの言葉と態度の端々からは確かなご主人様大好き感が感じられるのがいいですね。わからせ、それは愛。