作品内容
黒い立体マスクをした上司の伶香を満員電車の中で見つけた亮太はその顔に見とれていた。他の客に押されて身体が密着すると、彼女の手が漲る欲棒に伸びてくる。マスクの上に見える瞳に吸い込まれるように、激情を解き放ってしまうと……深い官能を貪ったあとで、他の女性三人との修行を重ねてからの再会を告げられた亮太は、マスク美人の、後輩、歯科助手、顧客夫人と濃密な経験を重ねて――。コロナ下の官能ロマン!
霧原一輝(きりはら かずき)1953年、愛知県生まれ。エロスを追求しながら様々な文筆業を続け、2006年『連鎖』(双葉文庫)で霧原一輝としてデビュー。『回春』官能の旗手として絶大な人気を得る。コロナ下の激情や旅情官能も精力的に手掛け、全国各地を取材する多忙な日々。