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作品内容
ナノマシンによる脳改造で人生観の変わった女学生が、伸び悩んでいる友人のアスリート少女を自主的に主人に『紹介』した話。
文字数は10,000~11,000文字。
「最近のクミって、なんだか前以上に頭が良くなった感じがするなあ。わかりやすくて、ボクも助かるよ」
「それはそうよ。受験も近いんだもの」
「まだ早いだろ。ボクはまだ、ほとんど取り組んでないよ」
恭美子がにっこりと笑ったのを見て、芹奈はほうっと小さく溜息を吐いた。
頭が良くなっただけじゃなく、最近の彼女はなんというか、美人になった気がする。
「ボクなんか、最近はタイムが伸び悩んでて。練習量も増やしたし、自主トレだってやってるんだよ? なのに、どうしてか思うようにいかなくてさあ」
「ふうん?」
恭美子はくすりと笑って、友人の胸に目をやった。
彼女の胸は、アスリートとしてはいささか豊かに育ちすぎているのだ。
「リナが困ってるんだったら、一度、私がお世話になっている先生に診てもらったらいいと思うわ」
「どんな先生なんだい?」
「とっても素敵な方よ」
恭美子は、心なしか少しうっとりしたような顔になった。
「私の頭が良くなったのも、先生のおかげなの。何よりも、私もお父さんも、先生のおかげですごく幸せなのよ」
その顔には明らかに友人のことを想ってのものではない、人形のように整ってはいるがどこか無機質な、不思議な笑みが浮かんでいた。
紹介メイン画像およびサムネイル画像に、AI生成画像の加工品を使用しています。
作品ファイルには、AI画像は含まれていません。