ついに逆NTRがジャンル化された今、良作をご紹介します。

本作は黒ギャルがヒロインの逆NTR漫画です。
このヒロインがいいのです。王道の外見はもちろん、性格も魅力的。
主人公と出会うシーン、主人公はヒロインの心情を察して行動を起こすのですが、それをヒロインは好意的に受け取り、すごいと評価しお礼もちゃんと言える気風のよさ。人懐っこく、よく笑い、その笑顔もいいという、一緒にいて気持ちのいい可愛らしい女性です。

そして、強か(したたか)です。
主人公を気に入ると、すぐに距離を詰める。即断即決、手段を選ばず女の武器を使って獲物を奪いにかかる。行動が早いのは戦いの基本ですね。逆境にメソメソするより気持ちを前向きに切り替えて強か(したたか) に生きる姿は、推しとして応援したくなる性質であり、時代に合ったヒロイン像ではないでしょうか。ただ待っているだけの女が勝てるわけがありません。
本作のヒロインはそんな強か(したたか)で可愛い、強可愛い(したたカワイイ)魅力があります。
「強可愛い(したたカワイイ)」、新ジャンルにいかがでしょうか?

漫画としても良くまとまっています。
逆NTRといっても、いきなり質の悪い女に引っ掛かり浮気して破滅して終わるような構成ではないので続きが読みたくなります。
冒頭から心をつかむシーンを入れるなど、導入部からエロシーン、そして続きが気になるエンディングまで、しっかり描かれているのも好印象です。

反面、ギャルの服と下着とネイルとアクセサリー等の衣装小物類はもっと拘ってほしいところ。作画の都合もあるのでしょうが、衣装小物類があっさりしすぎると落ち着きすぎてヒロインが老けて見えるリスクがあるかもしれません。

また本作は、これから同人作品を制作したいとお考えの方にもおすすめです。
エロい一般漫画でもエロ漫画でもない、エロ同人ならではの「逆NTR」では何が表現できるのか見えてくるかもしれませんよ。

ヒロインであるヒトミさんの小麦色の肌や抱き心地の良さそうな身体、経験豊富そうな雰囲気、そしてあきらかに主人公を自分に溺れさせようとしてくる言動が最高です。
最後には主人公側がまんまと忘れられなくなってるのもポイント高い。
主人公がアナル舐められるの気持ち良くなっちゃってたので、これからどんどんヒトミさん開発されて堕とされていくんだろうなと思うと次回作が楽しみで仕方ないです。

こういうの待ってました!というのが率直な感想でした。

導入部分から無駄なく話が進みつつ、逆ntr好きが好んでそうなワードチョイスや欲しいシチュはキッチリ抑えられているため、「逆ntr」+「誘惑」や「色仕掛け」で検索して辿り着いた方にはかなり満足度が高い作品だと思います。
またお姉さん側から主人公への興味を感じる描写もあるため、女性から良いようにはされるけど愛は欲しい。という強欲な願いもカバーしてあるのが、個人的にポイント高い箇所です。

お話はまだ続く感じでしたので、次回作も大変楽しみにしております。