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作品内容
彼女達は、祈る代わりに武器を手にした。平和な世界のために。それなのに─────
シスター…神に祈る者の似姿で、祈らず、武器を両手に抱え、戦乱の続く世の中を力で平定しようと造り出されたアンドロイド軍隊。彼女達の頑張りで世の中は平和に近付いていた。
しかし、「自ら考え、戦い、人間より勇敢で優秀な人ならざるもの」は戦時では有用だが平時では邪魔でしかなかった。造り出された時点で廃棄までが計画されていた彼女達は、人間を疑うことなく次々と処分される。その高性能なボディから、人格だけを排泄される形で。
淡々と進む処刑の最中、人間の最悪の裏切りに憤ったとある一人のアンドロイドは人格排泄ゼリー化してもなお自らの意識を保ち、限りなくムダと分かっていても足掻いて生き延びようとした。そのことは処刑者の嗜虐心をかえって煽ることとなった。
お遊びで、生き残った人格ゼリーが低性能なふたなり豊満セクサロイドボディに詰め込まれる。戦闘用のボディと比べ極端に低用量なボディに人格を定着させることは出来ず、二度目の絶望の排泄が襲いかかる。弄ばれるばかりの彼女の怒りは、愚かな人間に届くはずもなく、ついに彼女の心は…。
全32P!救いは無い!