光の女神メロディナ&リズミナ

  • 光の女神メロディナ&リズミナ [SUPER-PIPELINE Four-dimensional girl Neos]
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光の女神メロディナ&リズミナ [SUPER-PIPELINE Four-dimensional girl Neos]
Utgivningsdatum 17/08/2024
Serier 光の女神
Ålder
R18
Produktformat
Filformat
PDF
Språk som stöds
Sidonummer 84
Genre
Filstorlek
2,46MB

Produkt sammanfattning

巨大ヒロインによる、W催○ノベル!

ページ数:84頁(表紙等含む)

本編、冒頭

二人は、急いでいた。『廊下は走るべからず』の張り紙を無視しながら、学校の廊下を走っていた。
その学校の生徒である二人は――。授業中なのにも関わらず、二人は教室を抜け出し、廊下を急いで走っていた。

 少し茶色がかったロングヘアの後ろ髪をなびかせながら走っている同級生に――。栗毛色をしたセミショートをアレンジヘアにしている女子校生が、息を弾ませながら声を掛けた。

「ヒビキ!やっぱり、いつもみたいに河川敷で変身して飛んだ方が良くない?」

「そんな事してたら、あの街、壊滅しちゃうよ!カナデ!いい方法があるから、黙って着いて来なって!」

 ロングヘアの女子校生は、北原ヒビキ。そして、セミショートの女子校生は、南川カナデ。二人は同じ学校に通う幼馴染で、時々ケンカもするけれど、大の親友である。

 ヒビキは、フロアの階段にやって来ると――。下から覗くと、絶対にスカートの中が見えてしまう勢いで階段を駆け上がった。

 そして、カナデもそれに続くように、スカートを翻しながら階段を登った。

「ちょっと!ヒビキ!これって、学校の屋上に向かってんだよね?」

「そうだよ!」

「ヒビキ!あんた、屋上で変身するつもり?」

「大丈夫だって!授業中だし、この炎天下の中、屋上でサボってる人もいないっしょ!」

「それは、そうかもしれないけど!私たち、変身と同時に巨大化しちゃうんだよ!そしたら、学校が潰れちゃうじゃない!」

「ノンノンだよ!カナデくん!だったら、変身と同時に飛んじゃえばいいじゃん!って話だよ」

「何言ってんのよ!飛ぶのに助走が必要って言ってるの、誰よ!だから、何もない河川敷で、いつも変身してるんでしょ!」

「だからさぁ!屋上で助走つけて、屋上からダイブ!空中で華麗に変身して、そのまま空を飛ぶって寸法よぉ!」

「はぁ?ちょっと!ヒビキ!屋上にフェンスあるの分かってんの?もしかして、走り高跳びでもするつもりなの?」

「フェンス?」

 二人は身をひるがえし、上がってきた階段を急いで駆け降りた。

「あー!もう、なんで私たちったら、小さいままで変身できないのよ!」

「そりゃあ、人類に脅威を及ぼす大きさ相手に、光の女神様が与えてくれた力なんだから、しょうがないじゃない!」

「そうだよね!与えて頂いた力……感謝だよねぇ……」

「そんな私たちが人々に、光の女神って呼ばれてるんだから、とにかく頑張ろ!」

 そして、二人は、いつものように河川敷へ自転車で向かった。

 河川敷に着いた二人は――。ヒビキは自転車を横倒しに乗り捨てると、姿がすっぽり隠れそうな草むらの一帯が広がっている場所へ走り出した。
 そして、カナデはそれを追うようにしていたものの、自転車が完全に止まるまでブレーキを掛けてから降りると、自転車のスタンドを起こして駐輪した。

「カナデ!早く!行くよ!」

「いま行く!」

 ヒビキは、その延々と続いている草むら一帯を走りながら、手に持っていたクリスタルの付いたブローチを胸元にかざした。

ピカァアアアアアアア!!!

 そのブローチのクリスタルから、神々しい光が放たれると、ヒビキが着ていた制服が見る見る消えていき――。その身に着けていたブラジャーとパンティーさえも無くなると、ヒビキは光に包まれた全裸の姿で走っていた。

 すると、その光は――。より強く大きくなっていき、瞬く間にヒビキの身体を巨大化させていった。

 そして、その光が最大級の大きさになると、銀と赤のコントラストに身を包んだ女体の巨人に姿を変えた。

 それは、先ほどヒビキ達が話していた光の女神によって授けられた力で――。ヒビキが、女体の巨人に変身した姿なのである。
 名を、光の女神メロディナ。

 その姿は、ボディーラインが現れている身体にピッタリとしたボディースーツを来た姿に見えるが――。実は、全裸である。

 それを説明するには、光の女神と呼ばれている存在の話をしなければならない。
ヒビキ達が光の女神と呼ぶ存在は、実は地球から遠い銀河系にいる異星人で、セイント族と呼ばれており――。セイント族は、自らの肉体を最大限に発揮するよう進化した種族で、運動及び戦闘能力において銀河系でもズバ抜けて優れていた。

 そんなセイント族の身体は、自らの肉体を強靭な皮膚に変化させる事ができるため、いわゆる着衣という物を必要としなかった。

 それゆえ、ヒビキ達が変身する光の女神の姿は、セイント族の固有因子を受ける形に――。頭以外、強固な皮膚で覆われているが、全裸の姿なのである。
 だが、ヒビキ本人達は、その事実を知らないでいるため――。当然、その姿に羞恥心はなかった。

ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン……!

 走りながら変身していたメロディナは、そのまま河川敷を走っていた。

 そして、それを追うように、カナデもまた草むらに走り、神々しい閃光が放たれると――。カナデは、銀と黄金のコントラストに身を包んだ女体の巨人に変身した。
 名を、光の女神リズミナ。

 先に走り出していたメロディナは――。リズミナに変身したカナデを尻目に、空に飛んだ。

 そして、リズミナも――。メロディナよりも少ない助走で、空に飛んでいった。

【体験版あります】

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