-
{{ product.dl_count_total|number_format }}
{{ item.dl_count|number_format }} - {{ product.dl_count|number_format }}
-
{{ product.rate_average_2dp }}
作品内容
大丈夫。絶対。大丈夫だから。
いつものように朝起きて、いつものように学校に行き、いつものように彼女とお気に入りの場所に来ていた。
『何かね。私、悪魔らしいんだ』
彼女はそう言って、既に自らの運命を知り始めていた。
あるはずのないもの、今だから気づけたこと、すぐそばに在るもの、本当に守りたかったもの——。
気づけば、僕は気づいていないことだらけだった。
僕たちは、ごく普通の毎日を送るはずだった。
この先に残された儚き虚像は、君がくれた夢、そして優しい嘘——。
御伽話も悪魔の翼もない世界で、もし君に預けた私の背中に神の与えた悪戯があったとしても、優しさを、くれますか。
Dear my Sweet Devil...