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作品內容
高度経済成長前、退廃した日本の片隅の地下室にあるピアノ弾きが養われていた。
彼は軍に所属していた際に不運にも足を失った。生きる体も希望も家族も全てを失った彼は物乞いをして暮らす日々を送っていた。降りしきる大雨の日心優しい金持ちの主人にひきとられ、くらい地下室でピアノを弾く毎日を送ることになる。
幼い頃に母から教わったピアノ。
ポロロンポロロン彼の人生を癒すように毎日弾いていた。
そんな平和な毎日の折、ある日突然彼の主人が狂気を帯びて一人の少女と共に帰宅した。その日彼は少女を地下室に連れこんで強○をはたらいた。泣き叫ぶ少女とは裏腹に快楽におぼれていく狂人。目の前の獣に優しかった主人の面影はもはや皆無だった。幾日が経ち、主人がその少女に飽きるようになるとまた違う少女が連れてこられ同じようにおもちゃにされた。主人が狂ったあの日から毎日のように泣き叫ぶ声と快楽に喘ぐ声が地下室に響き渡る。
これではいけない・・・この狂気に満ちた事実をこの世の誰かに知らせなければ・・・
ピアノ弾きは密かに書き綴った手記と小さな蓄音機にわずかに残された凄惨な現場での音声を大事に箱の中にしまった。
おそらく私はここで外界に出ることなく死を迎えることになる。けれどいつの日かこの事を明るみにしなければならない。
誰かがこの記録を発見することができたならばこの罪はきっと罰せられるだろう。
今宵もピアノは汚れていく花を惜しむように悲しくないているのだった。
(ストーリー62枚+文字なし97枚+音声付)