1
頭がぼーっとしている。周りを確認しようにも視界もぼやけている。どうやら森の中にいるようだ。なぜそう思うのか。視界はぼやけているが緑っぽいのが一つ。そして何だか森の匂いがするからだ。森というか自然の匂いだろか。そんなことを考えているといきなり声をかけられた。
「あの」
声のした方へ首を動かす。段々と焦点が合ってくる。どうやら自分は地面に倒れているようだ。顔に草が触れている。そして視線の先には不思議な雰囲気をまとった可愛らしい少女がいた。こちらが寝転がっているせいで彼女のスカートの中が見えそうになる。近づいてくる。あともうちょっと。あっ。
「大丈夫ですか」
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Cercle | AgeRatum |
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Date de sortie | 21/04/2017 |
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Série | Dimension |
Âge | |
Format du produit | |
Format de fichier | |
Langues prises en charge | |
Genre | |
Taille du fichier |
4,86MB
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Résumé du produit
収録内容
(1)GIFアニメ5点(差分含めると9点)
(2)約1万文字のお話:ファンタジーものです
GIFアニメの縮小サンプルをpixivにおいてますので興味のある方はご覧くださいませ
http://www.pixiv.net/member.php?id=4155256
シナリオサンプル
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2
はっ、自分を心配してくれている少女に対して何てことを。でも気になる。ん、そんな心配されるような状態なのだろうか。自分の体を改めて見てみる。すると体のあちこちが傷つき血が流れていた。それを自覚すると痛みが襲ってきた。
「じっとしていてください」
少女が近づいてきて隣にしゃがんだ。そして手をかざす。すると少女の手がうっすらと光を放った。何だかとても温かくて安心する。一体何が起こっているのだろうか。それからしばらく少女の様子をぼーっと眺めていた。 -
3
「これでもう大丈夫なはずです」
体を見てみると傷が全て消えていた。この力は一体。
「ありがとう」
「いえ、起きれますか」
ふと彼女の方に視線を戻すと、あれがちらりと見えている。たまらない。ありがたい。そして目がそらせない。視線が吸い寄せられてしまう。純白で可愛い装飾が施されている。凝視して堪能する。もう少し。この光景を焼き付けておかねば。
「あの」
「あっ、はい」
力を入れてみる。すると無事に起き上がることができた。
「大丈夫みたいですね。ついてきてください」 -
4
そう言うと少女は森の奥の方へとてくてくと歩いていく。ついていってみることにする。助けてもらったお礼もしたいしな。お礼に元気な子種を…妄想が止まらない。
それからしばらく歩くと集落に着いた。ここは少女の住む集落だろうか。集落の扉はどこも閉まり静まり返っている。就寝の時間なのだろうか。てくてくと進む少女。そして大きな木の前までやってきた。少女が手をかざすと何もなかった幹が扉へと変化した。これは凄い。どういう仕組みなのだろうか。何も言わずに中へと入っていく。ついていって大丈夫なんだよな。
階段を上っていく。壁には可愛らしくも品のある装飾品が飾ってある。