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作品内容
人外コレクション第15号「悪の組織の女幹部」!
人外コレクション第15号「悪の組織の女幹部」!
ある日、宇宙の果てからやってきた悪の組織「世界樹のゆりかご」!女帝に仕える女幹部たちによる、美しくも悍ましく、恐ろしくも悩ましい一幕を6本の短編小説と7枚のイラストでお楽しみください。
今回は新たな試みとして、悪の組織について共通の設定を各作品が共有しています。
収録作品:
十二屋月蝕「リーダー失格」
びくちむ「スライム怪人による一般人男性を用いた実験」
バク仮面「「私」」
モーターバク「かくして白き翼は完成した」
ふにげあ「クリスタル・タイム」
骨折博「漂着した捕虜」
本文125ページ
共通設定:悪の組織「世界樹のゆりかご」について
世界樹のゆりかご
ある日地球に降ってきた巨大な樹木と、その内部に潜んでいた宇宙生物から成る組織。女帝の進化のため、生命溢れる惑星を渡り歩き、生物を捕えることを目的としている。幹部及び戦闘員たちは、全て女帝の細胞を植え付けることで強化されている。
女帝
世界樹のゆりかごのトップであると同時に、地球に降ってきた巨大な樹木そのもの。女帝は樹高数十キロ、直径数キロに及ぶ大型樹木型生命体で、内部に多くの生物が居住できるほどの空間を有している。女帝は自身の形に限界を感じており、次なる姿へ進化するため、多くの生物の遺伝子を求めている。幹部たちが捕らえてきた生物は、女帝の内部空間の一つである直径数百メートルの「胃袋」と呼ばれる穴に投げ込まれ、女帝自ら精査分析解体消化吸収されていく。また、女帝の内部空間の一つには、果実や卵、あるいは蛹とも呼ばれる女帝の次の身体が製造されている部位が存在する。
幹部
女帝の種と呼ばれる細胞を埋め込まれた生物の内、意識や理性を維持したまま高度に適合した生物の総称。全身に広がり定着した女帝の細胞により、肉体的な強化が行われている。筋肉や骨格、皮膚の強度増強だけでなく、神経反応の加速や消化能力の向上などがある。また、女帝が樹木型生物であるのと裏腹に、幹部は個体によっては他の生物の特徴を発現したりしている者もいる。一方で、元の姿からあまり変わらない者や、自身の理想としていた姿になっている者もいる。幹部たちは神経系にも女帝の細胞が混ざり込んでいることにより、女帝に対する裏切りや攻撃ができない、というより発想すら浮かばなくなっている。しかし一方で女帝の支配は緩やかで、捕獲した生物を自身の気晴らしに使用したり、最終的に逆転する目的で負けた振りをすることも可能。
幹部たちは全員、最終的に女帝に生物を捧げることを目的に動いている。
戦闘員
女帝の種と呼ばれる細胞を埋め込まれた生物の内、理性や意識を維持することができなかった大部分の生物。肉体的な強化は為されており、人型から大型の異形まで幅広い姿をしているが、意識はあいまいで幹部の命令に従う。神経に女帝の細胞が浸透しているため、幹部の命令に逆らうことや女帝を傷つけることはない。
女帝の種
女帝の活発な細胞の塊。生物の肉体に埋め込む、飲み込むなどすることにより、体内で増殖して全身に広がり肉体に変化をもたらす。基本的には女帝本体である世界樹の内部にしか発生しないが、世界樹から折れた枝やはがれた樹皮が変質し、種を生じさせる場合もある。