俺の彼女(セフレ)を抱きたいか? ― 椎葉学園二C、穴井 乙女(あない おとめ) ―

【 タ イ ト ル 】
■シリーズ 僕の彼女と寝てみませんか?■
俺の彼女(セフレ)を抱きたいか?
　 　― 椎葉学園二C、穴井 乙女(あない おとめ) ―

【　作　　者　】
夏目 棗 (なつめ なつめ)

【 登 場 人 物 】
● 穴井 乙女(あない おとめ)= 椎葉学園(しいばがくえん)二回生。
　身長:164cm、体重:49kg、スリーサイズ:87(Dカップ)・52・88。
　ガングロ、キンパツ、一人称が『あーし』。さらに、校則違反の網パンストを穿き、校則のネクタイもスルーしている……と、どこから見ても明らかにヤンキーでビッチだが、まあ、中身も〝ほぼ〟見た目どおりである。
　……なのだが、実は『純』なトコロもある……らしい?
● 鹿島 玲子(かしま れいこ) = 椎葉学園(しいばがくえん)英語担当臨時講師。
　身長:168cm、体重:54kg、スリーサイズ:89(Eカップ)・59・87。
　隣町の『私立塙薗(はなぞの)学園』から週二回出張してくる英語担当臨時講師(多額の借金返済の為……とかいう噂だが)。
　さばさばした性格で男女ともに学園生の人気は高い。
● 手代木 忽那(てしろぎ くつな) = 椎葉学園(しいばがくえん)物理担当教師。
　身長:159cm、体重:65kg、スリーサイズ:103(Hカップ)・67・98。
　〝仏(ほとけ)の手代木〟の異名を持つ『反省室』の管理人。その二つ名の由来はアルカイックスマイルばりの笑顔で平然と『反省室』行きを命じる姿からきたものだというのが、定説のようだった。

● 執行 正(しぎょう ただし) = 椎葉学園(しいばがくえん)一回生。
　真面目を絵に描いたような少年。クラスのワル共に填められた挙げ句、罰ゲームで乙女に『土下座告白』させられた。
● 依藤 功太(よりふじ こうた) = 椎葉学園(しいばがくえん)三回生。
　乙女の彼氏(←乙女視点)。功太の認識では乙女は『セフレ』。学園生の彼に対する共通認識は『イケメンのチョイ悪アニキ』。

【 内 容 紹 介 】
　放課後の校舎裏――。　
　穴井 乙女(あない おとめ)は………………途方に暮れていた。
　イマドキ珍しい(?)下駄箱の中に入れられた『呼び出し』のお手紙。多分、果たし状ではないようだが、しかし色っぽい呼び出しのようにも乙女には思えなかった。
　それでも乙女は『ここ』に来た。
　そして、目の前には(多分、下級生の)男子が ――――〝土下座〟していた。
　いまは彼氏が居るので全て断っているが、半年ほど前まで『ここ』は乙女の〝プレイエリア〟だった。
　ガングロ、キンパツ、一人称が『あーし』、校則違反の網パンストに校則のネクタイもスルー……と、見るからにヤンキーでビッチに思われていた(ただ、本人的にはビッチは有りだが、ヤンキーは無い)乙女には、〝お誘い〟が多かった。
　そして、誘われれば乙女は殆んど断らず『ここ』で〝遊んだ〟のだった。
　まあ、〝戴きモノ〟がある場合もあった(いや、殆んど戴いていた)のだが。
　しかし、この展開(土下座)は想定外だった。というか、初めての展開だった。
　何も喋らずひたすら土に額を押しつける彼に弱り果てた乙女は仕方なく訊いた。
「あーしにどうしろ、と?」
　そこで初めて『彼』の身体が、びくっ、と動いた。
「………………え、えええ、えっ……え、ええ、えっ、ち……」
「は～～～～～～～～～っ!」
　乙女はわざとらしく大きな溜息を吐いてみせた。尻窄まりに、ごにょ、ごにょ、と口にした彼が言わんとしたコトは、嫌でも乙女にも判ったからだ。
「悪いけど、あーし彼氏がいるから……無理っ!」

　クラスのワル共に填められた挙げ句、罰ゲームで乙女に『土下座告白』させられた真面目を絵に描いたような少年。
　彼は、望みを叶えられるのか……

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　本篇は400字詰め原稿用紙換算69枚程です。それ以外に「立ち絵」を23枚収録しました。
　また、挿絵の一部はパラパラまんが風に差分イラストを配置しましたのでPDFファイルの頁クリック機能でお愉しみください。

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　■シリーズ 僕の彼女と寝てみませんか?■の前作『僕の彼女と寝てみませんか ? — 椎葉学園三A、江碕沙緒(えざき すなお) —』とは、がらりと違うキャラとシチュエーションです。
　体験版にて、作品の雰囲気などをご確認戴けたらと思います。お気に召しましたら、本篇や他作品もどうぞ宜しくお願い致します。