作品内容
★★★ストーリー★★★
化野洋一(あだしの・よういち)は、とにかく『平凡』で『普通』の人生を願う学生。
将来の夢は地方公務員!
そんな彼が住むここは馬飼野市(まかいのし)。
その市長である父親はスキャンダル事件を起こし、いきなり夜逃げ!
あまりにひどい展開にひとり呆然とする洋一だったが、突然クール宅配便で巨大な荷物が届く。
梱包を解くと、中に入っていたのは巨大な棺桶。
恐る恐る開けてみると、その中には(巨乳で)可愛い女の子が。
呆気に取られている洋一の前で目を覚ました少女は、吸血鬼一族の末裔の姫、アリアと名乗った。
悶着のさなか、馬飼野市の市役所、魔王課の職員と名乗る怪しい男が家を訪ねてくる。
男の話によると、ここ馬飼野市は、かつて栄華を誇った魔界のなれの果てで、
洋一の父親は由緒正しい魔界の王であるとのこと。
この度、その魔王が持病のリウマチの療養と自分探しの旅に出るとの理由で退位したため、
世襲制により洋一が次の魔王に就任することになったという。
魔王の后となって一族の血を絶やすまいとやってきたのに、肝心の次期魔王が
こんななんの能力もないどころか魔界のマの字も知らない平平凡凡な腑抜けと知って、
呆然と……というよりもむしろ逆ギレする吸血鬼姫のアリア。
しかし、この際贅沢は言っていられない。何とか洋一を一人前(?)の魔王として仕立て上げ、
后に納まろうと一人で勝手に燃え上がる。
洋一は冗談じゃないと慌てるが、魔王に就任すれば、多額の年金で老後まで安定した人生が
約束されることなどを吹き込まれ、ちょっと心揺らぐ。
魔王に就任するか否かの決断は数ヶ月後。それまでに后を見つけて
魔王に就任するかを決めなくてはいけない。
とりあえず決断の日までの間は、補助金が支給されるとのこと。
洋一は仕方なく魔王候補としての立場を受け入れることになるのだった。
しかし、吸血鬼姫だけでも持て余している洋一の知らないところで、魔王退位の噂を聞きつけ、
他の后候補(人狼一族の少女、フランケン)や、この期に魔界の消滅を狙う
天界(お隣の尼貝市市役所・天界課)からの刺客などが近づいていた!
★★★登場キャラクター★★★
●アリア
ツンデレなバンパイアのお姫様
高貴なる吸血鬼一族の姫。プライドの高さも相まって、ツンデレさは相当なもの。
主人公の家に到着早々、部屋を自分好みに勝手に改装したり、言動はお姫様そのもの。
「特撰」と書かれたトマトジュースが大好き。主人公が勝手に飲むと怒ったり。
主人公の幼なじみの香菜に薦められた少女漫画にハマる。
「これこそ日本のすばらしい芸術よ!」そして次の日は寝不足で遅刻。
中〜遠距離戦闘が得意。必殺技は「黒の稲妻」。
ソフトボール大の雷球を投げつけ、爆発させるもの。
●リオ
いつでも元気 狼少女
人狼一族のお姫様。元気で脳天気。一族から、魔王の后候補として遣わされるが、
本人にはその自覚がゼロ。
拾ってくれた主人公が好きだからずっと一緒にいる、というスタンス。(要は飼い犬と同じで満足)
ちょっと気を抜くと、ちっちゃいワンコのような姿に変身してしまう。
「今日のわんわん」という番組にも出演してしまいます。
近所の猫、おタマさんと仲良くなり、「〜にゃあ」という口癖が移ってしまい、
犬なのか猫なのかわからない(狼なんですが…)。
お年頃なので、もうすぐ発情期がやってきます。
近接戦闘が得意で、純粋なパワーだけなら誰にも負けない。
が、肝心なところでチビわんわんに変身してしまう。
●フラン
ふしぎ人造人間 ホムンクルス
きわめて優秀な人造人間、「ビクター=フランケンシュタイン型」の人造生命体。
組み立ててスイッチを入れてくれた主人公に忠誠を尽くす。
もともと心がないものだったが、主人公たちと触れ合ううち、人間らしいこころを身につけていく。
弱点は、接続の甘い体の各パーツ。首がポロリと取れ、リオのいいおもちゃになったりしてしまいます。
性能は優秀で、料理洗濯などの家事はもちろん、運動性能も高い。
(あまり張り切るとパーツが落ちてしまいますが)
文化祭ではナースのコスプレで喫茶店のウェイトレスをして、大人気。
戦闘は全般的に得意。体内の「ゲヘナの炉」を稼動させ、「モロクの聖域」という爆破技を使用する。
●天宮香菜
おつむの足りない幼なじみ
隣に住んでいる幼なじみ。かなりおバカさんで、九九の7の段がいえない、というレベル。
主人公が堅実でしっかりした考え方を持っているのは、
この香菜があまりにも放っておけない存在だから、かもしれない。
主人公のお嫁さんになるのが当たり前だと思っているわりには、
ライバルが増えても深刻ぶらず、むしろ「友達がふえた〜」と喜ぶ有様。
おっぱいスキーな主人公に対し、自分は貧乳なので、そこがコンプレックス。
●徳川院操
天然早とちり魔物ハンター
本作唯一のお姉さんキャラ。天界から遣わされた、正義感抜群の魔物ハンター。
「ひとつ、人世の闇にはびこる」「ふたつ、不埒な異生な影を」
「みっつ、見つけ次第に退治する」「よっつ! 万代(よろずよ)の平和を守る」と、
まるで桃○郎侍。(決め台詞は毎回登場するたびに変わります)
天界からの使者の割には貧乏で、橋のしたにテントを張って生活している。
魔王を倒し、仮免から正式免許へ、という目論見のはずだが、主人公があまりに普通なため、
主人公=魔王というのを信用せず、
「洋一さんを、この魔物の巣からきっと救ってみせます!」と、同居しているアリアたちに敵意を向ける。
接近戦が得意。愛用の刀、銘刀・鬼梟(おにふくろう)での斬撃に加え、法術も使用する。
●黒羽麻衣
がさつで下品なクラスメイト
女なのにオヤジちっくな性格のクラスメイト。下ネタだいすき。
主人公をからかうのが趣味。「この子供チ○コ!」などと平気でいう始末。
主人公も、この麻衣だけにはかなわない様子。
作品情報/動作環境
- ファイル容量
- 総計 2.91GB
- CPU
- PentiumIII 500MHz以上 / PentiumIII 1GHz 以上
- メモリ
- 128MB / 256MB以上
- 必要解像度
- 800*600 ハイカラー
- DirectX
- DirectX8.0a以上