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「ヴィザルの日記」 へのレビュー

    • 2010年01月15日
      レビュアーオススメ!
      同サークルの『紅湖の皇子』と対になる作品。女手一つで事務所を切り盛りするヴィザルとビスケット好きで生意気な従僕コルクを中心に、港町『セントサウス』での日常が綴られます。

      エッチシーンはいつものようにムチムチでハードな責めがメイン。イチャイチャや女装ショタもあります。そんなシーンでもしっかり笑いを取ったり、実は伏線が絡んでいたりと油断できません。

      メインストーリーの合い間に出てくる日記や手紙を同時に読み進め、話を進めていく独特なスタイル。日々の他愛ないやり取り・手紙で送られてくる情報・遠方にいる仲間の様子などが同時進行で進むため、伏線が複雑に絡み合い、話に引き込まれます。

      また、同サークル作品『黒曜鏡の魔獣』の設定・伏線が微妙に織り込まれているので、この作品&『紅湖の皇子』といわゆる『エリュズニールシリーズ』との垣根があいまいになり、シリーズ独特の世界観がいっそう深みを増しています。もちろん初めての人でも楽しめると思います。

      キャラもみんな個性豊か。『皇子』で出たキャラはもちろん、過去作を知ってる人には「なんでこの人が!?」なキャラなど多種多様。知らず知らずのうちに、彼らに感情移入してしまいます。

      そして、この作品最大のテーマは『記憶』。日記に記された記憶、一癖あるセントサウス住人達の記憶が繰り広げる人間物語。そのボリュームは予想以上でした。

      9人が役に立ったと答えています

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