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「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし」 へのレビュー

    • 2024年01月31日
      レビュアーオススメ!
      結論から申し上げますと、これは凄く良い本です。
      特に、「傭兵」という文字を見ただけで、
      ワクワクドキドキしてしまったり、
      思わず胸がときめいてしまうような、
      傭兵好き達には必読の書なのではないかと感じました。

      私は元々、軍事ネタが好きなのと、
      傭兵が活躍する創作作品が好きでした。
      また、協力の高部正樹氏の戦歴につきましては、
      ご本人にインタビューしたネット上のコラムや、
      動画サイト等でかねがね聞き及んでおりました。

      そこで、今回セール期間中だった事もあり、購入いたしました。
      本当に読んで良かったと思っています。
      なお、このコミックエッセイはシリーズ化されていますが、
      今作は一作目ということもあり、読みやすい内容にまとまっていると思います。

      さて、今作最大の見どころは、
      現代の日本人が自ら体験してきた、
      非常に貴重で、それでいて赤裸々な、
      過酷な戦場での悲喜こもごもな体験談が、
      コミックエッセイ形式でするすると読めることです。

      もちろん、戦場での体験談であるだけに、
      本当にシリアスな内容も多いです。
      しかし、そういった部分を表現する際に威力を発揮するのが、
      漫画という表現方法です。
      親しみやすいコミカルな絵柄でコミックエッセイ仕立てになっていることにより、予想以上にすんなり読めてしまうのです!

      しかも内容は、高部正樹氏の経験談や現地で撮影した写真に基づいて、
      恐らく丁寧に資料を集めて参考にし、
      可能な限り事実に忠実に描かれているであろう拘りが魅力的です。

      特に、多国籍に跨る、多種多様な人種の登場人物の人となりを、
      見事に描き分けているのが凄いと思いました。
      他にも、傭兵モノとして重要な、兵器や戦術に関するミリタリー的にマニアックな部分はもちろん、戦地での生活、つまり衣食住や娯楽に関する日常的な部分の作画にも手抜かりが無いと感じました。

      個人的には、前線での新兵器開発にチャレンジする話と、RPGの使い勝手の話が印象的でした。
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