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　本作は発売当時の話題作、言わずと知れた某魔法少女物のファンフィクションによる催眠音声作品です。分類的にはドライ、というかウェットになりますでしょうか。
　ただ、催眠作品としては「催眠風エロボイス作品」として見た方が無難かもしれません。
　サークルさんの近作を購入していないので、あくまで今作においての話ですが、例えば「最後に覚醒暗示が置かれてない」「カウント時に暗示、追い込み暗示が無い」などの点が見られ、催眠作品としては気になりました次第です。

　そうした催眠としての部分をさておくと、本作は寸止め作品として正統派な内容になっています。
　パロディとして演じるCV担当の卯月杏奈さんはそれぞれを見事に演じ分けられていますし、ま○かのあどけなさを感じさせる演技は魅力的でした。性行為時の喘ぎや淫語の淫靡さをよく高めています。
　寸止め部分のテキストもなかなか強烈ですから、後半に見られる暗示を素直に受け止めて乗ること、後はカウントダウンに合わせて自分を追い込む点を意識すれば(カウントダウンに従って快楽が増すような暗示はありません)、強烈な寸止めを楽しめます。

　全体的に喘ぎが多めで、軽いトランス状態でそうした音声を楽しむには適した作品だと思います。
　催眠としては気になる点もありましたが、催眠風のエロボイスとしては大いに楽しませていただきました。それほど長くはないため気軽に利用できて、かつコスパにも優れていますので、興味をお持ちの方にはお勧めしておきます。