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「堕落:破滅の誘惑」 へのレビュー

    • 2022年12月28日
      レビュアーオススメ!
      エロは、薬物快楽セックスが基本となる。竿役は粗暴な男であるが、ヒロインは彼から与えられる薬と快楽の奴隷であり、文字通り何でもしてしまう。
      激しい行為や汗だくの身体、清楚だったヒロインの乱れがそれだけでもエロいが、薬物作品だからこその表現がさらにブーストをかけている。

      感じている表現が独特であり、薬物による「キマった状態」として、浮き上がる血管や血走った目、サイケデリックな悪夢のような感覚など、アブノーマルを突っ走ってゆくようなコマが目白押しである。さながら、ヒロインは雌という怪物に成り下がったかのような描写群となっており、これらが背徳的な雰囲気をまといながら読者主をも虜にする。

      なお、本作ヒロインは一般人であるが、薬漬け奴隷に染まりきった姿は悪堕ちとも言うべき危険な存在となっている。転落のきっかけとなった竿役の言いつけを従順に守り、幼なじみの男などを同じ中毒者へと引き込んでゆく。エピローグでの姿は、被害者とは思えない怪物ぶりに驚くことだろう。
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