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「瞳を覗けば熔かされる」 へのレビュー

    • まず、万人におすすめできる方向性の作品ではないことを前置きしたい。紹介文にもあるようにマゾヒスト向けの内容で、時間もかなり長い。他の催眠作品のように、ベッドに寝てゆったりイヤホンで聞くわけではなく、(できれば)椅子に座って、眼も使うあたりファーストアクションへの敷居も高い作品だと思う。

      その上で、レビュータイトルにもあるようにここまで自分の感情を揺さぶられ、いいようにされてしまった作品に対して最大級の賛辞を贈りたい。

      最初は「絵がアニメーションするわけでもなく、それほど影響はないんじゃないか」「キャンドルマンさんのテクストの地力で催眠にかかるとは思うが…」くらいの印象だった。

      結果、長い視聴時間のためか途中で一度意識が朦朧とする場面があり指示を聞き落とすという失態がありつつも、最後は何度も懇願しながら、眼を大きく見開いて絶頂を迎えた。
      その後、「あなたは悔しさがこみあげる」と言われる場面で、自然に下唇を噛み、彼女を恨むような気持ちまで生まれてきた。完全に世界に取り込まれてしまっていたのだ。

      もちろん、最後にはきちんと解除して、何気ないいつもの自分に戻れるが、また日をおいてあの二人きりの空間に取り込まれるのだと思うと、期待と少しばかりの恐怖を覚えずにはいられない。

      ちなみに環境はスマホ用のVRゴーグルを付けて鑑賞した。やはり没入感が強く感じたが、暗い部屋でモニター越しでも全く問題はないと思う。広い空間ごと持って行かれる感じを楽しめそうだ。
      また、部屋の湿度によっては眼が乾いてしかたないなど、催眠に没頭できない環境があるかもしれない。そういった方は目薬や、小型の加湿器などを用意するとより没頭できると思う。
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