クロネコ的赏析一览

この手のゲームではどうしても墜ちていく過程が簡略化されがちだが、
今作はその様を楽しめるものとなっている
そして、主人公はもちろん魅力的なのだが
そのヒロインを差し置いて、サブキャラもサブではなくメインとして
(エロの)活躍を見てみたいと思わせるほど、いきいきとしている。

エロとは縁遠そうなヒロインが一たびエロシーンに突入すると、という
ギャップは有り触れてはいるがなかなか滾るものがある
戦闘が高速化でき、レベル上げも苦にならないようになっている
その為、RPGかよ、倦厭する人もそこまで忌避しないゲーム内容となっているため
RPG入門編的に楽しむこともできる

失礼を承知で言えば、エロくて話も面白い作品だとは最初は思っていなかった
だがプレイしていくたびに、徐々に明かされていく、キャラクター性や人間関係の深さもあって
王道を陳腐とさせずぐいぐいこちらを引っ張ってくれる熱い作品。
もちろんエロもその熱さに気おされることなく一つ一つが
琴線に触れる要素やシュチュとなっている。
迷ったらとりあえずこれ、というノリは自分はあまり好きではないのだが
今作は迷ったらとりあえずこれをやってみるべき同人作品と言っても過言ではない

誰でもプレイできるという作品じゃないからこそできたエロゲー
もちろん、エロゲーなのでそういったシーンはあるが、所感ではあるが大抵が
物語の演出としての意味合いが強いためそれ目当ての人にはおすすめできない。
SFに縁遠い人には取っつきづらいかもしれないが
詳しく書くとそこからネタバレに繋がりそうなので書かないが
レビューの数がその面白さを物語っている、と思ってかまわない

所感となってしまうが、調教と銘打っているが7作品中3作品は
調教を謳うにはそこまで苛烈な内容となっていないので注意。
そこさえ問題ないのなら、かわいい絵柄と表紙なのに調教って、と倦厭するかもしれないが、
中身はなかなかにしっかりと調教をしている。
基本的に受け身で全編、男性器が本来の使われ方をしていない点がよかった

サークルさんのアサギシリーズを一通り網羅している
特筆すべきは、おまけ。
差分を含めて141枚であるが、アフターストーリーとして充分楽しめ、全作購入したから、と倦厭している人も勝って損はしない内容となっている。

M心を擽る作品『わたしのペットにしてあげる』シリーズのCG作品。あのヒロインの表情を楽しめるため、どうしても音声作品では、補完しきれない箇所を補ってくれる。その為、これ単体でももちろん楽しめるのだが、元々音声作品を楽しんでいた人もよりいっそう作品に没入できると思う

最初は丁寧な接客で迎えられるため
先行きが不安になるかもしれないが
それは杞憂に終わるので安心してほしい。
お姉さんの責めが徐々に苛烈になりつつも
あくまでいじめる行為の一線を越えていない
そのため、ドSという言葉にちょっと躊躇っている
Mの人にも楽しめる展開となっている。

ストーリーは簡潔であるが
その分エロいシュチュエーションが
充実しており特に着衣エロ。
よくあるレオタードのようなぴったりとした
ではないにも関わらず
体のラインや女性の艶めかしさを引き立てる衣装となっていて
とてもよかった。

多数の人は進められないニッチなシュチュであり
Mの人には新たな快感に目覚められる内容となっている。
ただ、他レビューでも言われている通り
言葉責めの数々がただの罵倒ではなく
自分の足元を崩しにかかるようなものとなっている。
そこさえクリアすれば今までにない
快感を味わえるものとなっている。