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19/10/2018
テキトーなカッコで学校を歩いていたら風紀委員の先輩に捕まって連行され、気付いたらイチャイチャあまあまな雰囲気の中でじっくり丁寧に耳かきされていた。
何を言っているのかわからないと思うが、僕自身も何をされたのかわからなかった。
ただ言えるのは、500円とか700円とかそんなチャチな値段から想像される内容では断じてない、超一級のイチャあま癒し耳かき音声の片鱗を味わったということだけだ。
VOICE LOVERの姉妹サークルHONEY BEEの第二作。
アートワークを見ると、タイトルロゴの上に"バイノーラル耳かき音声"という今や当たり前感もある文字が並んでいるけど、それを徹底して追及したのが本シリーズと言えるだろう。
今回もサービス内容は耳かきというメインディッシュに爪切りの前菜がついたシンプルなもの。
が、そのクオリティの高さは流石といったところ。声も効果音も細かに移動する様子が聴き取れる。そのどれもが優しい音色で統一してある。
6種搭載の耳かき音は好みで選べるという観点からは嬉しいかも。ただ、これだけあると容量の問題も出てくるので、はっきり毛色の異なる3種類搭載くらいが丁度良いかな。
自分はB、Fあたりが好み。
何よりも語りたいのは二階堂先輩のキャラ。
最初は強引かと思いきや、実は自分に自信がなかったり、校内でイチャつくカップルを苦々しく思いつつも憧れてもいたり…耳かきの時間の中でそんな弱さを少し克服していくような物語も魅力的だ。
後半にかけての甘い包容感、吐息と囁きボイスのコンビネーションは、練乳を耳から流し込まれるかのよう。
心の中で般若心経を唱えて平静を保とうとする努力も虚しく、最後は自分で処理、である。
しかしやっぱこう、シンプルでコンパクトで狙いを絞って良さを突き詰めた作品って美しいね。
やっぱり自分はこういうものが好きだな、と改めて思った。
Nyckelord som granskaren valde
14/08/2017
最初聴いたとき、結構意表を突かれた。
甘く丸っこいポップなイメージイラストに声はニャルぽむさんだから、何かこう萌え萌えキュンって感じのものを想像していて…
実際聴いてみたら、なにも飾らない、真摯に素材の味を生かしたような、素朴できれいな音が聴こえてきたから。
ナチュラルの極致のような声演技、距離の近さ、現実と地続きな「何も飛躍しない」物語。
それがこの作品の魅力だと感じる。
ニャルぽむさん、こういう演技もできるんだと驚かされたし、しかもそれが突拍子もないことじゃなくて、言ってみれば素みたいな(たぶん…笑)意外な方への掘り下げだったというところにも膝を打つ。
距離の近さということに関して言えば、自然な環境音の設計やバイノーラルの扱いで実績のあるサークルだけに、クリアなまま息づかいの感じられるようなところまで声がやってくる。
飛躍しない物語、というので思うのが、知恵の実さんの成人向け以外の作品でよく感じるのが、キャラクターとの距離が近づいていくことの描写が巧みだという事。耳かきってやはりその象徴というか。何でもないことで、しかし弱い部分を晒したり委ねたりしながら、互いを知るという。
そんなわけで本作は、農薬不使用でただ美しい水と土で作られたオーガニックで獲れたて新鮮な新婚生活が届けられる一作である。
予想を裏切るようなところは何もない。ハリがあって瑞々しい見た目そのままの味がする。
でも僕らはそういう風に作られたものがもつ所謂"自然の甘み"ってやつを知っている。
...(これは是非シリーズ化してほしい、いろんな声優さんのナチュラルな良さを引き出すようなかたちで)
...(耳舐めのパート、露骨ではないのだけどゼロ距離での息づかいと一緒に30分以上もじっくり盛り上げてくれて、思わず自主的に致してしまい反省)
Nyckelord som granskaren valde
17/07/2017
ブタの蚊取り線香と涼しげな浴衣のアートワークがそう感じさせるのだろうか?
夏になるとなぜか、この娘のいる縁側を何かと訪れたくなってしまう。
耳に心地よい環境音、柔らかな耳かき音と、音声作品としての堅実な癒しの仕事ぶりが素晴らしい。
ゆったりとした流れの中でそれらをじっくり味あわせてくれるのが嬉しい。
が、とかちん。
とかちんである。
それらはとかちんという奇蹟が僕らの耳もとに顕現するための足掛かりである。
方言×甘イチャ×距離の近さ。
そんな絶対正義、大正解を、ここまでの精度で仕上げて来た。
丼いっぱいのかわいいの上にかわいいをダブルでトッピングし、たっぷりのかわいいを付け合わせ、仕上げにかわいいをササッとふりかけた、それがとかちんである。
そんなとかちんに脳を蕩かされたところに慎ましく無理のない流れでスーッとえっちな感じが来てしまうわけで、しかもそれは耳もとささやきで甘イチャで手でしてくれるとくれば、抵抗など何の意味もない。
素直に射精である。
何気にこの作品の美徳はそこまでグイグイ来ないところだと思っている。間というか、余裕があって、そこにとかちんの吐息がポツポツと落ちる。こういう時間を過ごすことを癒しと言うのだろう。
たまゆらの宿のシリーズの中で一番好きなのがこのとかちんなのだけど、今回改めてじっくり聴いてみて、何か奇跡のようにあらゆるものが噛み合った作品だなと感じた。
作品世界が自然に耳のまわりに立ち上がり、そこでとかちんが傍にいると感じられるから、こんなにも満たされるのだ。
書きながら、もうとかちんに会いたくなっている。
もう夏は少しづつ始まっていて、あの縁側が恋しくなる。
今晩聴くものは決まったというわけだ。
てか、手でしてくれるの、リード気味に奉仕みたいなのもいいけど、余裕ないなりに精一杯頑張ってくれて二人一緒に盛り上がる、って本当に良いよね…
Nyckelord som granskaren valde
11/06/2017
サークルさんがdlsiteで作品を発表し始めたときから聴いていて、見違えるように変わったな、良くなったな、と感じたのがこの作品。
宿のような場所で耳かき・按摩を受けるというオーソドックスな内容は、それだけにある種単純なクオリティ・技術力勝負になると考えそうだけど、実際には優れた作品は様々な要素が絡みあって出来ていると気付かされる。
全体のバランスにきわめて優れ、過不足なく("過"もないということが重要だ)、すべての要素が互いに手を取り合って作品の世界を作り上げている、と、良さを簡単に洗わずとそうなるだろうか。
バイノーラル録音をフル活用した距離の近さと位置取り、目立ちすぎず空気感を醸成する環境音。
リアルな環境を作っているだけに、無理な場面転換がなく自然に物語が展開していくのも好印象。
作品全体のリズムを作る冬音の語りのテンポは緩やかで心地よい。雪が降るような優しく落ち着いた響きの声も絶妙。
語りの内容も魅力的で、冬らしい内容と共に、シリーズの世界観にも少しづつ触れている。
エッチのパートもすばらしい。
ソフトめだけど作品の空気感や全体のバランスを壊さず、適度なリアリティがある。
控えめでも抜けないなんてことはなく、声と吐息の近さのせいでとてもエロく感じる。キャラクターを壊さない程度のギャップの感じも良い。
安眠癒し作品として総合的に優れていて、ひとつの作品としての満足度がきわめて高い一作だと思う。
それぞれのサービス、そして全体の尺が聴き易い丁度良い尺にまとまっているのも、分かってるなあという感じ。
明確にひとつの世界観を表現するためにすべての要素が同じ方向を向いたこの作品は、キャラクターに包まれているような、"冬音の世界を感じる"という体験をもたらす一品だ。
これからの冬の夜のための音声作品、定番のひとつになるだろう。
Nyckelord som granskaren valde
普通こうした催眠音声作品においては邪魔になるはずの環境ノイズを大々的に用いた誘導を行う、唯一無二の個性を持った作品。
で、ありつつ、基礎的な部分での技術の凄まじいハイレベルさが感じられる。
コンセプトを実現するために堅実なアプローチを緻密に重ね、結果として独創的かつハイクオリティな一品になっている。
例えば雑踏の人ごみの中でも人に呼ばれた途端、その声がハイライトされるようにはっきりと聴こえる。
そんな意識のフィルターは誰もが無意識下で知っているものだけど、それを優しく引きずり出すようなアプローチは、これぞ催眠音声と言ったところかな。
ミュージック・コンクレートだとか、エクスペリメンタル・テクノといった領域の音楽は、人間の聴覚の在り方を逆手に取った音響設計をするけれど、それに近いような感触。
だからこれは美しい作品だと感じる。
例えばテクノアーティストのトーマス・ブリンクマンの作品がそんな手法で聴取者の意識を覚醒へと導くが、自分の中ではその横に並べる作品だ。
まったく別のスタイルの音の作品がその職人的な超絶技巧によって同じ高みに達してしまうような。
音響作品~音フェチ的な観点からのアプローチとも捉えられるので、先に挙げたコンクレートやフィールドレコーディング等、好きな人にもぜひ試してもらいたい。
音によって意識が導かれるということのまた別の面を体験できるだろう。
Nyckelord som granskaren valde
31/12/2016
2016年手コキ音声作品ベストでも決めるかあ…と思ってざっと検索結果を見ていて、温故知新的に知ったのがこの作品。
個人の好み全開で申し訳ないのだけど……
ギャルJKリカ(CV秋野かえで様)、キミに決めた!
というわけでもうメチャクチャ素晴らしいですね~~はい。
同じく秋野さんの演じられていた、某ボランティアで筆下ろししてくれる優しいギャル(別サークル作品で失礼)と地続きのキャラクター。
じゃれ合い的にくっついてきてくれて、こっちが甘えれば全て受け止める包容力を見せてくれる。
こんなん…好きになってまうやろ……。
手コキというのは半歩分のファンタジーというか、音声作品向きのリアリティレベルを持ったエロで、そこに特化した作品というだけでも福音なのだが…。
どの女の子もそれぞれの個性、絶妙なくすぐりポイントで心を蕩かしてくる。
こういうの、欲しかったんだよねえ、といいうような作品かなと。
Nyckelord som granskaren valde
かわいい。
それに尽きる。
というわけでサークルVOICE LOVERのシリーズ作品の中でも糖度高めのあまえた樓シリーズ、その中でも一番お気に入りなこれ。
なんでこんなカワイイのか?
調べてみると、愛知の方言である三河弁の大きな特徴は語尾の「じゃん・だら・りん」、「ら抜き・れ足す言葉」等。
「ちぃーとお昼寝でもしようかしゃんね…」
「こうして葉奈琵の手をあてると…真っ暗だら」
「お兄ちゃんも食べりん」「耳の中、見せりん」
タメ語感というかすごく距離感の近い言葉だなと。
ここでは「りん」、特に炸裂しまくります。
はい、こんなん喋る女の子、完全に可愛いですね。ずるい。
ちょっとツンデレ質というのかな?そういう声質で、拗ねからの甘えというヴァリアブルコンビネーションを
ガンガン決めてくるのでもう耳がニヤニヤして大変。
甘え方には猫系と犬系とあると思うんだけど、この子は完全猫寄り。
計算高さと好きがちょい屈折してるとこと…そういうのもスッゴイいいなぁ…と。
あまえた樓というと後半のノスタルジックな添い寝パートも名物で、葉奈琵はその名前にちなんだ話をしてくれる。
声での情景の表現がうまくて、映像が浮かんでくる。
で、これがまたやけに郷愁をくすぐるような話なんだ。
誰もがいつか持っていて、誰も今はもう失くしてしまったような。
少しせつなくて、眠りに落ちる間際で、また会いに来よう、と思う。
Nyckelord som granskaren valde
01/08/2015
「……本気、出しちゃいますよ♪」
柔らかくくすぐる吐息で、世界を隔てていたヴェールがまたひとつほどけた。
ものすごくやさしくて、ありえないほど近い。
遠く花火の音が空気を震わせる。耳にかかる吐息は温かく湿って、すぐそこに──
世界はここにあって、君は隣にいる。どうして触れられない?
夏の星座を結ぶ糸みたいな色をした髪に、何度も指を伸ばす。
ああ、そうか。
存在って、こんなにも、切ないものだったんだ。
foobar2000にDAC機能付きポタアンを通してのハイレゾ環境で視聴。
言ってもバチは当たらないと思うが、現存する安眠系音声作品の最高峰である。
前作、すずしろ雨の日においても広い空間表現を行っていたが、今回のそれは最早、"箱庭"の域を超えている。
散歩道での怪談語り、花火の2シーンは特に必聴もの。
本当に、あちらとこちらを隔てるものがまたひとつ、ふたつ、剥がれた、そういう印象。
この完璧な音声作品、嗅覚からは芹さんの手になる柑橘と白檀の匂い袋、適度に擦り切れた心、
過去作の中毒的視聴により芯まで芹さん専属お客様へと調教された鼓膜、それだけあればここは───道草屋なのである。
彼女のあの、キュッと短い独特の笑い声が聴こえてくる。
あ、そう、ついでに書いておくと、怪談。
小生は夏ともなれば毎週怪談ライブに繰り出す程の怪談オタクなのですが、その立場から言っても、芹さんの怪談は非常にすばらしい。
因なし縁なしなんて言ったりするんですが、白い着物のおんなが──なんて分かり易い幽霊譚では全くなし、
得体が知れず何の所以があってかも分からない怪異が突然現れる。
田舎の口伝の伝承怪談と思わせて、所謂耳袋以降の現代実話怪談のエッセンスを鋭く取り入れていますね。
"そういう事になっている"と題された噺、怪異の得体の知れなさと人間の弱さがブレンドされ、特に恐ろしいなと思いました。
Nyckelord som granskaren valde
04/06/2019
20/04/2019
ぺーるとーんれいんぼぅすたーさんの作品が好きだ。
いちゃラブとキスに徹底的にこだわり、追求するという姿勢。
R-15という縛りをあえて設けてその限界に挑戦するストイックさ。
そんな独自路線が若干行き過ぎて、唯一無二の世界観を作り出している、そんなサークルさん。
本作はひさびさのシリーズもの以外の完全新作。
ご新規さんいらっしゃい、ぺるとん沼へようこそ、てな感じの新鮮な一作になっている。
人型汎用コンピュータHP2023-A-248…248からとってニーシャちゃんを家にお迎えして、お仕事を手伝ってもらったり朝起こしてもらったりするというお話。
「お仕事を手伝ってもらったり」、「朝起こしてもらったり」というのは、すべて「いちゃいちゃしたり」、「ちゅーしたり」するという意味である。ぺるとん世界では。
キスするのは遺伝子情報を登録するためであるし、見つめあいながら手を握るのも操作のためである。濃密な甘イチャムードは意図せざる副産物である。
各パートでふんだんに配置された耳もとの囁きと吐息、濃密なキスは本領発揮といったところ。
これ、いろいろ大丈夫か?と思うほど時に艶めかしく、存分に致してくれる。
ここにぺるとんさんの発明がある気がする。
音声だったら、ここまでしてても「これはキスです」と言い張れるんだなという。
一聴したあとは「おまけフォルダ」の台本を読んでみるとキス音への異様なまでのこだわりの一端がの覗けるので是非。
しかし毎度ながらキャラクター設定の絶妙さ。
庇護欲を刺激する感じと耳を責められる背徳感と両面あるというか。
今回のニーシャちゃんの、ちょっと事務的な態度かと思いきや戦略?みたいな可愛らしいあざとさ、最高かよ。
多幸感に包まれながら眠りに就ける〆も素晴らしい。
甘イチャ音声好きなら間違いない、ということで推薦する。
Nyckelord som granskaren valde
16/04/2019
20/03/2019
自分はエロはちょっと控えめくらいが一番好きで、その線でいくとこうしたえっちさ溢れるアートワークは少し警戒してしまう。
でも作品内容を読むとえっちは手コキ〆になっていて、耳かき主体癒しメインというところもいい感じだ。
たまには冒険と思って買ってみたら、これが大正解だった。
耳かきはスタンダードながら安定の品質。二人で施術という特性を活かしての両耳かきなんていう嬉しいサービスもある。
全編通してキャラクターが結構喋ってくれて、その掛け合いも楽しい。
それにしてもサークル名の通りというか、囁きボイスのクオリティは素晴らしいの一言。
ごくごく自然に耳のそばまでやって来て、存分に囁いてくれる。話しかけられる角度が認識できるほどの立体感、吐息の熱も感じられそうなクリアさ。
お待ちかねのえっちパートは切ないほどツボにハマってしまった。
淫語とか少なめで、息づかいでテンションが上がっていくのが分かり、また微妙に無知シチュ感があるのもそそる。
SEも過去作からかなり改善されているのが窺え、好印象。
イったときの反応とか、熱い息をつく感じ、ゾクゾクくる。
CVはナチュラル系演技といえばこの人、な、そらまめ。さんが作り込んだキャラ演技で聴かせていて面白い。あ、やっぱこういう方向でやってもメチャ巧いんだ、と。
民安さん、自分が合法的にエロを楽しめるようになった頃から折に触れずっとお世話になっている記憶があるから、このロリ声帯を維持しているのは素直に凄い。ハリウッド女優が体系維持してずっと一線に立っているようなものだろう。
全体の尺はもう少し短いくらいが好みなのだけど、長すぎるということもない。内容はシンプルにして的を絞っているがゆえに充分な濃密さがある。
冗長とはこういうレビューのことを言うのだから、最後まで読む暇があったらさっさと本作を購入して、耳から脳まで融かされるのが良いと思う。
Nyckelord som granskaren valde
17/03/2019
突然頭の中に女の子が湧いて来た。
作品タイトルで簡潔に説明されている通りの内容だけど、なかなかどうしてこれは発明だ。
他作品のレビューでも書いているのだけど、音声作品って結局、制限と付き合わざるをえないジャンルであって。
バイノーラルとか、本当に耳もとに感じるような存在感に至るほど、「触れられそうなのに触れられない」ということはむしろ顕在化してくる。
その中にあって本作の導入した設定は、現実とのギャップを意外な方向から埋める妙手に思える。
そういう妄想のギアを一段階上げるような仕掛け、加えてアドリブ中心に進むというところも生々しいリアリティを生んでいる。
柔らかめに指示してくれるような感じもありつつ、聴き手と感覚共有して一緒に盛り上がる。温かさ・優しさ・癒しとエロさを両立する、自分の中で理想的なエッチの感じ。
「本作のみで抜くのは難しいかも」とサークルさんは書かれているけど、むしろこれ位が一番抜けるよね、というのが自分の感想。
合間のフリートーク寄りな会話パートも、ゆるくイチャイチャしてる感じで心地良い。
結構耳もとで話してくれるのも嬉しい。
各パートの長さも丁度良いのがまた加点ポイント。
設定がゆるいことが想像力の受け皿として作用するような面もあって、わりあい自由な楽しみ方を許容してくれる作品ではないだろうか。
ナチュラル系の演技/キャラクターが好きで、初々しくソフトめで一緒に盛り上がるようなエッチが好みなら、全力でおすすめしたい作品。
Nyckelord som granskaren valde
27/01/2019
vtuber文化について全くの無知で、所謂サキュバス系作品が取り立てて好きという訳でもなく、ドMでもなく、丈夫なからだをもち、欲はなく、決して怒らず、いつも静かに寝落ちしている…そんな自分で楽しめるのだろうか?と思いつつもエロトランスさんの新作だしなー!って感じで聴いて(見て)みた。
サークルさんがおすすめされてたので、3000円くらいで売ってたスマホ用のVRゴーグルを使って視聴。
そういえばユメノシオリさんはサークルの前作『催眠スクール』で個性的な双子誘導をしていたので憶えていた。
本業(?)はサキュバスなんですね。
で、この作品なんだけれど、えっちな作品として捉えるととてもソフトだ。
ユメノさんに愛着があると、背徳感がスパイスになってまた違った聴こえ方するのかもだけど。
ただ、そっち方面でなく、催眠として今までにない特別な体験ができた。
自分がエロトランスさんの作品をずっと聴いている理由ってまさにそれで、確かな技術に支えられた催眠を使って、新鮮な驚きの体験をさせてくれるから。
それについて書く。
思いっきり私事でアレなんだけど、昨年、日本最高度のバンジージャンプというのをやった。
高さ100mの吊橋から谷底に向かって飛ぶ。
この作品を聴いていて、その時のことを強烈な臨場感で追体験した。
「落ちる」とは催眠でよく使われる比喩だけど、文字通りの身体が「落下する」という感覚をこんなに深く味わったのは初めてだ。
映像ならではのアプローチも組み入れつつ、安定の催眠誘導で、星の海に落ちていくという幻想的な演出がされている。
沈むような没入感に驚く。
超気持ちいい。
アトラクション的な気持ちでトライしてみるのも良いと思う。
もうひとつ地味に嬉しかったのが、「寝落ちしないように頑張って」的なことを結構言ってくれる。
寝落ち率の高い自分には嬉しい気遣いだった。
Nyckelord som granskaren valde
16/01/2019
こと音声というジャンルに関しては、数多ある同人作品ダウンロード販売サイトの中でもDLsiteが一強のようである。
それでDLsiteとしては、いよいよ音声作品を大々的に看板として売り出していく戦略のようだ。
その中でも必勝の一手が、今回のプロ声優×大手サークルのコラボによる無料作品ということなのだろう。
そういったところでこの作品、戦略としてはあざとすぎるか?と斜めに見つつも、VOICE LOVER&HONEY BEEのファンのよしみで(と自分にエクスキューズして)聴いてみた。
い"え"す"っ"! ア"ス"ミ"ス"!!
酒焼けした野太いオタクの咆哮が、自分の腹の底から繰り出されていたと認識するのに一瞬の間を要した。
意識以前の、獣の本能であった。
そんなわけで本作は、20分というコンパクトな尺の中でアスミスメイドがお世話をしてくれる作品だ。
お世話の内容は手堅く基本を抑えたもの。とはいえ立体音響感ばっちり、クオリティに隙はない。
キャラは対等目線でちょっとからかい気味にくる元気メイドさん。
これ、実は"癒し音声作品"としては少し珍しいタイプだけど、オタク的には実に呑み込みやすい、「王道」だ。
この辺りも実にうまい。
…と、今回筆を取ってみた理由は、本作で初めて音声作品に触れる方に伝えたいからだ。
どうです、凄くないですか、音声作品というものは。
でも、これだとちょっと物足りなくないですか。
実は、耳かきもささやきも添い寝も、この何倍もしてくれる音声作品、よりどりみどり選び放題で買えるサイトがあるんですよ。
DLsiteっていうんですけど。
というわけで、自分のほうでも健全・半健全wな癒し系作品はそれなりにレビューしているから、好みにバチッとくるものを選んで楽しんでもらえたら幸いだ。
大丈夫、沼だけど、浸かっちゃえば天然温泉みたいに気持ち良いから。
Nyckelord som granskaren valde
26/12/2018
twitterでフォローしている方の同人音声作品年間ベストのリストを見て購入。
見た目的にそういうきっかけがないと手が伸びなかったように思うので、感謝。
そのまんま、耳舐めに特化した作品。
ニュアンスをいろいろ変化させながら、一時間舐め続けてくれる。
囁きと吐息の小休止も挟んで、テンション、テンポ感も刻々変化する。
その移り変わりが、実在感、実際に舐めてくれている感に寄与しているように思う。キャラクター描写こそほとんどされないものの、人が感じられるというか、生々しさがしっかりある。
ゴロゴロいうような固い音なんかは使っていないのもポイントで、舐め続けるだけにストレスなく聴けるのが嬉しい。
個人の性癖の域を出ない話かもしれないけど、えっちさってここまでで充分、というか、ここらへんが一番気持ちいいという気がしている。
R-18音声作品買うときに商品説明を見ていて、何から何までやっていて2時間越えとか、「口でしてくれる」、「胸でしてくれる」みたいなものって、なんとなく避けがちになる。
そこまでいくと、想像の範囲外、プレイエリアの外です、という感じ。
しかし本作の一番のポイントは実は"舐めるだけ"ではない、合間合間に挟まれる僅かなセリフにあると思う。
一言で妄想をかき立てるような、絶妙なスパイスになっている。
「あからさま」のラインを微妙に外したような、甘くくすぐるような言葉のチョイス。
耳舐めのテンションと同期するように徐々に良いところまでシフトしていく感じも実に悩ましい。
過激ではないからこそのイチャつき感もあって、幸せな気持ちで致せるのも嬉しい。
本当にツボを抑えた内容で、一人称視点(聴点?)で体験する音声作品ならではの世界という気もする。
イレギュラーだけど、箱河さんの他の出演作のアペンド的な感じでイメージの幅を広げるのに使うのも充分アリかと思
う。
Nyckelord som granskaren valde
11/09/2018
癒し・安眠系の耳かき音声作品というのは、激戦区でありながらネタが被りがちなフォーマットではあるけれど、そこにあってこのアートワークが醸し出す頼もしさは何だろうか。いや、醸し出すというか、そのまま出てると言えなくもない、そんな頼もしさだ。
それでいて、イロモノ的な出オチ感も全くない、完成度の高い癒し音声作品である。
とにかく普通の癒し音声作品とは全く異なるシチュの作品なので、想像を補うという方向での音響設計、セリフまわしにかなり力を入れているように感じる。
ぎゅぷぎゅぷと包み込むようなサウンドは全く不快さがない、どころかハマるほど癒されるような優しさに溢れている。
スキュラのラーラさんの性格はとろける甘さの甘やかしお姉さんで、声の調子もゆったりと心地良い。
スタンダードなあまあまお姉さんを高いレベルでやり切る、奇を衒わないキャラクター性が作品の個性と絶妙なバランスを取っている。
膝枕(?)とかオイル(?)とか絶妙なスキュラネタでクスリと笑わせにくるシナリオ、と思いきや不意打ちの耳もとボイスに昇天しかけたりと、特化型に見えて実は隙の無い内容。
吸盤でちゅっと吸うマッサージも実に健全な響きで耳に心地良い笑
ニッチに見えて実は普遍性のある癒し作品でもあり、それでいて想像力の舵取りでフェチ方面でも満足できるという一作かなと。
ただ、繰り返しになるかもだけど、こういう作品だからこそ、フツーにあまあまな内容というところに胸を打たれる。
ただただ、ありがとうという気持ちだ。
それと、ラストのラーラさん渾身のスキュラジョークは必聴。
Nyckelord som granskaren valde
25/07/2018
久々の、たまゆらの宿シリーズ新作。
作品紹介の"しばしの逢瀬"という表現のしっくりくる、作り込まれた音環境が魅力のシリーズ。
今回は銀世界の中に佇む囲炉裏庵で、小さなお姉さんキャラの「さくの」とひとときを過ごす。
前半は食事を振る舞って貰ったりして共に温まる癒しのパート。
自家製食材を使った「たまゆら汁」は見た目こそビミョーだが味は絶品らしい。
他の子たちのことも自然に話題になってきたりと、結構きめ細かく饒舌に世界観を語るのも本シリーズの特徴だ。
耳かきパートではバイノーラルの生きている箇所で、ここのぬるっと親密圏まで距離を詰めてくる感じは実にリアル。
声も耳かき音も優しいトーンで、包まれるような心地良さ。
目立った音割れもなく綺麗に録れている耳ふー、なんてとこまで嬉しい仕上がり。
エッチのパートは…お楽しみということで詳しくは書かないけど、意外なところまで踏み込んでくれる。
このシリーズで毎回思うけど、女の子が一緒に盛り上がってくれる感じが実に嬉しいというか。
リードしたりされたり、行き過ぎたりせず緩すぎたりせず…一番グッとくるポイントを押さえてくれてる感じ、自分的には。
一通り済んだあとの入眠パートも静かで落ち着く。
眠気を我慢して最後まで聴いていると、シリーズの世界観を読み解くヒントがまぶしてあるのがこのパート。
切ない別れの言葉は女の子ごとに違っていて…なるほどなるほど、と。
今回聴いてみて、"ちょうどよさ"が嬉しいシリーズだと改めて思った。
毎回新鮮な要素とスタンダードな癒しサービスがバランス良く盛り込まれ、エッチもツボを抑えてて、シメがしっかり入眠に向けてあって、全体の尺もコンパクトにまとまっている。
コミカルなところも囁きも勿論エッチも、心地よく可愛らしいあじさんのボイスにも癒される。
これだけのクオリティなら、いつまでも待ちます。
次回も楽しみ。
Nyckelord som granskaren valde