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Jun-09-2017
前作の冬音がものすごく良かったので、今回も期待して聴いてみた。
聴いていて思うのだけど、ひとつの作品の中の世界観を表現するために、あれもこれもでなく自然な範囲の中できめ細かく気の息届いた作品づくりをされるサークルさんだ。
相変わらずの丁寧な仕事ぶりで桜の季節の長閑な一日を表現しているのだが、今回のウリは何と言っても小春のキャラクターかなと。
まほろば庵では一番のお姉さんなのにちっちゃくて、わちゃわちゃしていてちょっとポンコツなところもある。
シリーズの今までの感じと違うので、おっ?と思うのだけど、癒しのパートでは落ち着いたトーンできちっとお姉さんっぽいところが覗くのがポイント。
小さな体で懸命にお世話してくれているのが伝わってくるのも良い。
エッチのパートはシリーズ中でも最高の出来ではないだろうか?
お酒で積極的になった小春が手でしてくれるのだけど、初心なキャラクターが酔って積極的になるというギャップの部分に加えて、声の演技。
そこまで過激なことはしていないのに、吐息と声の甘い淫靡さで強力に抜かせてくる。
耳舐めの舌の温かさまで伝わってくるような録音も見事。
あらゆる意味で安心感のあるつくり、こういうのって安眠とか癒しの作品では大切な気がする。
心から癒されて満たされた気持ちで眠れる一作だ。
このシリーズは新たな季節の楽しみになりそうだ。
自分が音声作品に望むのってコスパでも大きな(何でもかんでも入れたような)ボリュームでもなく、過剰なエロさでもなく、こういう方向性を絞ったきめ細かいおもてなし、ちょうどいいサイズ感、パッケージとしての一貫した世界観とまとまり、なのかもしれないな。
まあ自分が手コキがめっちゃ好きでエッチが手オンリーというだけで評価が一段高くなるというのは否定しませんが……。
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Jun-04-2017
数年前、心身ともにボロボロになっていた僕は気づけば音声作品という世界の門の前に立っていて、その時優しく手を引いてささやき庵(という沼、笑)へ導いてくれたのが紅葉と牡丹だった。
その二人には何度も救われた。そういう思いもあって、今回は偽りない言葉で書かせて下さい。
まず柚木さんの演技、本当に素晴らしい。
長い時間を経てその身に紅葉を宿しているとしか思えない、声から滲み出るキャラクターの奥行き。
そしてそれを余すことなく捉える録音の素晴らしさ。本作は我々"だぁ"を雨の日も晴れの日も魅了してやまないあの愛おしいハスキーボイスが史上類を見ない程耳のそばまでやって来る作品だ。
本作で特に素晴らしいのは催眠的な要素も含む導入パートで、正味ここだけのためにお金を落とす価値は十二分にある。
…とここまで書いた上で、あえて書くと、(最近のささやき庵作品全体に言えることとはいえ)全体の構成には難ありと言わざるを得ないと思う。
抜けるまでいかない緩いエッチが漫然と配置してあって、どういうテンションで聴けば分からないうちに盛り上がり切れず何となく終わってしまう、という感じなのだ。
キャラクターに入れ込んでいる人ほど疑問に感じるであろう、萌菜の参式のシナリオ構造にも引っかかる(前回ささやき魔の紅葉がああいう形で、それでも新機軸の癒し路線を開拓していたのもあり…)。
今のサウンドクオリティで、初期のささやき庵的なシンプルな構成、耳かきやお話の癒しパート~抜きを一点に絞った狙いの明確なエッチパート~ささやき安眠導入のパート、みたいな形式が自分としては一番好きかな。
ささやき庵のフォーマットの中でそれぞれのキャラクターの物語を展開する難しさも分かりつつ…。
確かにエッチなの好きだけど、それだけを詰めてほしいわけじゃなく…ただ一緒に過ごすひと時が自然なかたちでそこにあれば。
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Apr-26-2017
前二作にてサークルのマスターピースにしてケモノビエントの金字塔を打ち立てたシリーズの恐らく最終作?が当音源。
これが奇を衒わず堅実にこれまでの成果をグレードアップしてみせた、堂々たる傑作に仕上がった。
/育たないで萎れてた新芽みたいな音符を / 二つ重ねて鳴らすハーモニー
前作で特徴的だった手持ちの鐘の音を使ったパートは、音を増やし、セリフまわしも安眠誘導を強く意識したものになっている。
こうした前作からの流れを汲む部分は、シリーズのトレードマークであるしっぽでの耳掃除や、たっぷりと時間を使いテンの心境の変化を描いてきたシナリオにも現れている。
/ありふれた時間が愛しく思えたら / それは"愛の仕業"と小さく笑った
シリーズ全体を見渡した時に驚かれるのは、この物語は最後までありふれたものしか描かなかったということだ。
同じ場所で、同じ空気の中同じ時間を重ねる。
そのときにむしろ、機微とでもいうような心の些細な心の変化や、雨や季節の虫の歌声など、小さな違いが驚くほど繊細な表情を見せていることに気づく。
/緑道の木漏れ日が君に当たって揺れる / 時の美しさと残酷さを知る
シナリオ的には、休日屋シリーズから引き継いで時間というものに対してどう折り合いを付けるか?という話。
それは作品を聴いている僕らの問いでもある。
永遠に続いてほしいと願う時間ほど、永くは続かない、いつか終わってゆくと知っている。
いつか夢は覚めて朝が来て、現実の一日が始まっていく。
この作品がその時にあなたをどう外の世界へと送り出すのかを聴いてほしい。
…オマケまで至れり尽くせり…なのだが、耳かきは性行為なので(誤った性の知識)、テン様に操をたてる意味であれは"夢の中の出来事"と思って聴いている。
完璧な作品だけど、ひとつだけ要望を言うと、価格。せめてこの三倍はお金を払わせて欲しい。
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Apr-07-2017
普段こうした朗読の音声作品をあまり買わないのだけど、これは小粋さんボイスがとても好きなので買ってみた。
内容は4時間以上にも渡って小粋さんボイスだけをひたすら楽しめるという、僕みたいな人間には宝箱のような作品だった。
吐息まじりの落ち着いたトーンのザ・おねえさんボイスはただただ耳に心地いい。
何気にホワイトノイズもない繊細な録音、適度な距離の近さを感じられるようなところも好印象。
後ろに雨音の入った録音には季節感を感じられる。
風邪気味なのかハスキー度高い声での朗読には色気の部分が出ていてゾクリとしてしまう。
それから僕は芥川をちゃんと読んだことが無かったのだけど、こういうなんとなく聴く様な朗読作品に向いているのかなと。
エッセイのようなそこまでガッチリとした筋のない文章を多く残しているし、(当然かもだけど)流麗で破綻のない日本語で。
典型的エッセイ"大川の水"、始まる前に終わった恋のようなもの"お辞儀"、おなじみの童話をパロディにして強烈な皮肉を浴びせかける"桃太郎"、背筋をつと撫でるような"寒さ"…
内容も幅広く楽しませる。
入眠時になんとなく聴いているのもいいし、話を楽しむ目的で聴くにも耐えうるものになっている。
適度に感情をからめながら、全体としては落ち着かせるトーンの枠に収まっているのがとてもいい。
本当に素敵なお声をしていらっしゃる…。
最後に…アイスクリームの歌ヘビロテ勢としては…
つぎは歌の作品…聴きた…い…です……
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Mar-01-2017
それぞれ性格の全く違うJKにマジックミラー越しにあの手この手を使って抜いてもらう、という作品。
勿論彼女たちと触れ合わずに、ということになるのだけど、それが絶妙なリアリティを生んでいる。
つまり、(皮肉にも)バイノーラルなどリアルな音響を再現できるようになってむしろはっきりしたのは、多くの場合音声作品とは、触れられそうなのに触れられないという切なさにフォーカスしたフォーマットだということだ。
触れられそうなほどの存在感を感じるが、こちらからはアプローチできない、それはまさに"マジックミラー越し"の関係のようだ。
とそんなことを思ったりもしたのだけど、それはともかくとして優しくて尽くすタイプのギャルのナツキちゃん、キミに決めた!という感じである。
本当にあの手この手という感じで、エロいイメージを喚起してくる。
一見ソフトめなシチュだけど抜けないなどということは全くない。
むしろ現実と近い状況がより妄想を捗らせることうけあいである。
コンパクトな尺の中で女の子たちとのコミュニケーションを通じて距離が縮まるようなところもしっかり描かれている。
このあたりは"オプション"に関するギミックがうまく働いている感じ。
普段手コキとかのソフトエロを好んでいるのだけど、これは新鮮で実用性も高く、この手のものの新たな可能性と感じた。
おすすめ。
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エロトランスの傑作『ヒプノフィルター』に続く作品はどうなるのだろう?と思っていたら、これまた素晴らしい。
冴えに冴えたセンスを見せつける一作となっている。
その独創性ゆえにフラットな状態で楽しんで頂きたく、詳細は書かないけれど、これは催眠に興味ある向きは即カートに入れてもらって間違いない作品だ。
『ヒプノフィルター』でも見られた、個性的でオリジナリティ溢れる暗示のアプローチと、一見相反するような堅実で精巧なスクリプト×音響設計。
特に今回は、立体音響をフル活用した複数人スタイルということで、相当練り込んだ跡が伺える。
矛盾なく組み上げられた立体パズルのような美しさすら感じて、聴き惚れてしまう。惜し気もなく言いたい、こういうものを、作品、と言うのだろう。
沢野ぽぷらさんの演技も称賛しておかなければいけないだろう。
多方向から同時に語りかけるようなシーンでも声色で見事に複数のキャラクターを演じ分けられている。
某通話催眠の作品(他サークルで失礼、これも素晴らしい作品)でも感じたのだけど、催眠について深い理解があるうえの演技というのを感じるのだよね。
次々声の調子が切り替わって、聴き手の感覚を瞬く間に掴んでしまうような。
一見M向けっぽいが、所謂M向け作品というのが大概うまくいかない自分でも問題なくドップリとハマって気持ちよくなってしまった。
『ヒプノフィルター』に続くマスターピース、エロトランスさん、どこまでいくのだろう?
一生ついていきます。
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Jan-08-2017
サークルひげばこの傑作『まくらさんのおひざ』のアペンド的作品。
まずキャラクターソングのすばらしい完成度。
ピアノ中心の柔らかく優しげなアンサンブル、サビで不意に流れ込む切なさを含んだメロディ、そして、まくらさん、としか表現しようのない声、作品の世界観を見事に表現した一曲だなと。
子守唄、カモミールティー、玉ねぎのスープ(これは追加音声で登場していたな)…と作品の中のものを自然に登場させてくるのもまた良い。
ボイスドラマのパートは、まくらさんとこたつでミカンを食べるお話、うとうとしてそのまま眠ってしまう入眠音声。
しかし距離が近い。
吐息がかかるような距離で、音もクリア。明かりを落とすとまくらさんの存在をすぐ傍らに感じられるような…。
ただもう耳のニヤニヤが止まらないままに、尺は短いながらも聴けば幸せなまま眠りに就けることうけあい。
とかなんとか冷静を装って書いているのだが、本音はまくらさん抱きしめてえ~~っ!くらいの感じである。
Nov-02-2016
絹のような声の魔女に手を引かれて、どこでも〇ア的なものを通って夜の散歩に出る作品。
夜の海岸を歩くという幻想的なシチュエーションなのだけど、これが何となくの雰囲気なんてものではなくて、結構本格的な夜の海なのだよね。
自分は田舎が海沿いの町だったので、中二病をこじらせていた頃、しょっちゅう海に日が昇るのを見に行っていた。
深夜の4時頃に海岸にやって来て、澄んで肌を刺すような冬の空気の中、ただ歩いたりコンビニの肉まんを食べたり歌を歌ったりしながら、昇る陽をひたすら待つのだ。
この作品聴いていたら、その時のことをリアルに思い出して感傷に浸ってしまった。
夜の波の音というのは案外大きい。どうどうという低い音の迫力には驚く。
でも、うるさくはないのだ。地球の、世界そのものの音というか、我々はこういうものをうるさいとは感じなくできているんじゃないだろうか?
これ、安眠系の音声作品としては結構大きな音が鳴っている作品だと思うけど、全然眠れてしまう。
そのリアルに録られた海の音に加え、この作品のもうひとつの強力な武器は、歌。
ギタレレの波音に馴染む響きと吐息半分の撫でるような歌声。そして曲があまりにもすばらしい。
ライブ感のある録音と演奏も作品世界に溶けるように馴染んでいる。
耳かきは自分の環境では少し音が固く感じたけど、作品全体に響く波音の包むような音響には芯から癒される。
屋内を舞台にしたものが多い安眠音声作品の中でも異色で、しかし強力な癒し効果を発揮する一品。
実際に夜の海とか行ったことがある人なら風景が浮かんでくる程リアルなので、イメージするために一度行ってみるのも良いかも。
Sep-20-2016
ごく個人的な話から始めさせてもらうと、ささやき庵で初めてお世話になったのが紅葉だったのだよね。双葉でも雅でもなく。
その自分からすると、日進月歩のささやき庵の最先端のサウンドクオリティで紅葉の声をもう一度聴けた、これがまず感動的で。
結構キャラ付けの強いささやき小町の中でも飾らない自然なキャラクターで、ややハスキーな特徴的な声、
ささやき庵では珍しい元気系の独特な癒しを提供してくれる…
今回聴いていて改めて思った、可愛いなと。
原点回帰したような、奇を衒わない耳かきパートがまず素晴らしい。
声が微妙な位置関係を伝えてくる臨場感ある音作り。モソモソという感じの耳かき音も気持ちいい。
なんて堪能しているとふいに耳もとで声をかけられて動揺。
で、次の音叉ヒーリング…これには本当に驚いた。
癒し音声界隈ではよく名前の出るソルフェジオ周波数を使っているとのことだけど、その使い方が抜群にうまい。
紅葉が音について説明をしながら音叉を鳴らしていくのだけど、その語り口、声の抑揚、言葉選び。
音叉の少し鋭いアタック音と重厚で豊かな余韻。間隔を持って与えられる心地いい刺激と合間の言葉…。
音にそういう(語られているような)効果があるかはともかくとして、無意識のところで体がそれを信じ込んで反応してしまう。
自分の場合、聴いているうちに体の力が入らないというか、入れたくなくなる…しかもそれが嫌じゃなく、とても心地いい…という、浮遊感を伴う脱力状態になってしまった。
これ、他の音声作品を聴く前に聴いてみても没入感が高まりそうな感じがするな。
そんなわけで、音の作品として面白いという、ささやき庵的にも新しい領域に足を踏み入れつつ、紅葉の新しい魅力も見せた作品。
耳かきの蘊蓄もいいけど…だぁとの結婚までいつの間に視野に入れてた紅葉さんに悶えましたハイ。
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あれからもう半年近く経ったかと思うと、早い。
餅よもぎさんのことがあって、すぐに代わりの声優さんをたてられてすずしろの新作が制作される…というのは、正直、違うんじゃないの?と思っていたのだけど、聴いてみればそんな思いは吹き飛んだ。
聴き始めてすぐに登場する"豚さん線香"。これだけでもう、この作品はよもぎさん演じるしろに捧げられているのだと感じられる。
縁側、蚊帳で区切られた二人だけの世界という、これまた過去の作品を思い出させるシチュエーション。
他の店員さんはお祭りの方に行ってしまったとのことで、静かな夏の夜を繊細に表現する音響はどこか幻想的ですらある。
その静寂を打ち破る花火。クライマックス、目の前に照らされた夜空の広がるような空間表現は圧巻で、同時に切ないものだ。花火には元来、鎮魂の意味があるのだとか。
演技もよもぎさんのしろをとてもよく研究されていると感じる。
二日目のパートでも時間軸のつながりを感じさせる描写が多くあり、最後には前向きに変わっていくしろが描かれ…それは嬉しくもあり、寂しくもあり。
自分は音声作品を聴き始めた頃にちょうど最初期の数作が出ていたのが道草屋で、やっぱりその時に出会ったすずしろには思い入れがある。
つらいときたくさん救ってもらった。
だからよもぎさんの事を知らされた時は辛い気持ちになったけど、同時にその強さを改めて凄いなと思ったのだ。
自分の先が短いと知らされながら、それでも他者を癒そうとするのはどんな気持ちなのだろうと。
だから、
"夢の中で巡り会えたら 僕の涙を渡すから / 瞼の裏側で / 君の心ひとつだけ 連れていくよ"、
そして、
"はじめまして ボクに出会ってくれてありがとう"。
餅よもぎさん、ありがとうございました。
新しいすずしろ、またよろしくね。
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