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今作は、百合的な要素があるグルメ漫画として、
ネット上でも評判が良くて、度々話題になっていました。
実際、自分もそれで知った一人でした。
なお、本編の内容自体は、
作者さんが利用しているSNS上にて、基本的には無料公開されています。
ですが、気になっていた時にたまたまセール中だったこともあり、
今回、私自身が使い慣れているDLsite comipoにて、
単行本の第2巻の購入に踏み切りました。
さて、今作を百合漫画として見た場合、
百合度に関しては、ライトな感じで読みやすいです。
あくまで社会人女性が過ごす日常の延長線上にあるような雰囲気です。
グルメ漫画らしく、料理に関する描写にもそつがなく、
キャラクターが料理を食べた時のリアクションも可愛いです。
何より、この作品の肝となるのは、
定食屋の店員さんと、そこに通う常連のお客さんという、
立場の違う2人の女性の思惑が相互に作用し合って生まれる、
絶妙なやり取りでしょう。
このお二人さん、本当はお互いの事が大好きなのですが、
なにぶん、双方ともに職業の違う社会人ですし、日頃から四六時中一緒にいるというワケでもありません。
ですので、タイトル通り口下手だったり、時にはすれ違ったりもします。
しかし、またある時にはツーカー、あるいは阿吽の呼吸で意気投合したりもします。
その二人の付かず離れずな様子を見て、読者は時には少しやきもきさせられる一方で、
その関係を応援したくもなるし、癒されもします。
更には、読者が現実で飲食店を利用した際の思い出も蘇ってきたりして、
共感してしまうこともあるかも知れません。
まとめると、今作は、作風と内容が凄く合っているように感じました。
なお、作者さんは過去作にて、
「食事に関しては一切妥協しない高校」に通う生徒達を主役にしたスピンオフコミックを執筆していますので、その際の経験も存分に生かされていると思われます。
この漫画、「やがて君になる」、
通称「やが君」は、
百合漫画の金字塔であり、
2018年にアニメ化もされた人気漫画の一つです。
自分は2018年のアニメ版放送後に書籍版で既に購入済みでして、
今でも紙の単行本を全巻所有しています。
が、電子版でも手元に置いておきたくなって、
今回、セール中だったこともあり、購入いたしました。
それくらい、おススメの作品です。
さて、本編のレビューに入ります。
「好きを知らない」、「誰のことも好きにならない」、
という主人公、小糸侑。
「自分に向けられる好意を受け入れることもできない」、
「誰の事も好きにならない侑が好き」、
というヒロイン、七海燈子。
恋愛に対するそれぞれ違う考え方を持っている2人の少女が出会い、
その関係がやがてどうなっていくのか。
それこそがまさに「やが君」の物語のメインストーリーとなっています。
この1巻はまだ導入部ということもあり、そこまで緊張感無く読めます。
それでも、二人の少女の共依存的な関係から始まる、
繊細で美しくも切ない関係性、
あるいは薄氷の上を歩くかのような展開の伏線はしっかりと張られていて、
今読んでも引き込まれます。
なお、原作者の仲谷鳰先生は、〇これや●方の二次創作で、
女性キャラクター同士の人間関係の話をよく描いていた経験があるそうです。
ということで、それらの作品のファンの方なら、
もしかすると、やが君にもハマれる可能性は高いのかなと個人的には思います。
元日本人傭兵、高部正樹氏の現役時代の実体験等を基に、
親しみやすい絵柄で漫画化したコミックエッセイ、
「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし」、その第3弾です!
命知らずの傭兵達が送る、面白おかしく、
そして生と死が表裏一体の過酷な日常は、
いつどこから読んでも刺激的で、そして考えさせられる内容です。
さて、このシリーズは、
今現在3冊まで出版されているのですが、
この3冊目の特徴として、
「戦時中の軍隊の真実編」には、
時事ネタが多めに入っていることが挙げられます。
連日のようにニュースで報道された、あの事件や、あの戦争についてです。
そういった時事ネタについて、実戦経験者である高部正樹氏はどう見るのか、どう感じるのか。
それを知る事が出来るので、非常に興味深く説得力のある内容だと思いました。
また、この本の中でも特に個人的に印象的だったエピソードがあります。
それは、陸〇自×隊第△空挺団出身の日本人男性が、
海外に渡って、高部正樹氏と共に戦っていたという事です。
個人的に、習志野には縁がある人生を送ってきましたので、
習志野から遠く離れた地で戦った彼の運命に思いを馳せずにはいられませんでした。
高部正樹氏から語られる彼の運命を見届ける覚悟のある方は是非、
この本を手に取って頂きたいです。
元日本人傭兵、高部正樹氏の現役時代の実体験を基に、
親しみやすい絵柄で漫画化したコミックエッセイ、
「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし」その第二弾です!
傭兵達は、戦場に何を求めるのでしょうか。
その答えがこの本には詰まっていると思います。
傭兵の戦いぶりや日常生活に対して、
軍オタ的に興味がある方にはもちろん、
海外の発展途上国や紛争地域にボランティアに行きたいと考えている若者にもおススメの一冊です。
このシリーズは、
今現在3冊まで出版されているのですが、
個人的にはこの2冊目、「戦地に蔓延る戦慄の修羅場編」が、傭兵モノとしては一番好きです。
その中でも特に印象的だったエピソードは、以下の三つです。
第十六の戦闘 現地に残された元帝国兵との出会い 先人の知恵編
→ジャングル戦の先輩としての知恵が凄いと感じました。
第十七の戦闘 現地に残された元帝国兵との出会い 消えぬ大和魂編
→戦後も海外に残った旧日本軍兵士の生き様に胸が熱くなりました。
第二十の戦闘 人気の銃はこれ! 旧ソ連製自動小銃AK-47
→様々な創作作品に登場するAK-47とそのバリエーション。名銃と名高い、その実際の使い勝手は……?
結論から申し上げますと、これは凄く良い本です。
特に、「傭兵」という文字を見ただけで、
ワクワクドキドキしてしまったり、
思わず胸がときめいてしまうような、
傭兵好き達には必読の書なのではないかと感じました。
私は元々、軍事ネタが好きなのと、
傭兵が活躍する創作作品が好きでした。
また、協力の高部正樹氏の戦歴につきましては、
ご本人にインタビューしたネット上のコラムや、
動画サイト等でかねがね聞き及んでおりました。
そこで、今回セール期間中だった事もあり、購入いたしました。
本当に読んで良かったと思っています。
なお、このコミックエッセイはシリーズ化されていますが、
今作は一作目ということもあり、読みやすい内容にまとまっていると思います。
さて、今作最大の見どころは、
現代の日本人が自ら体験してきた、
非常に貴重で、それでいて赤裸々な、
過酷な戦場での悲喜こもごもな体験談が、
コミックエッセイ形式でするすると読めることです。
もちろん、戦場での体験談であるだけに、
本当にシリアスな内容も多いです。
しかし、そういった部分を表現する際に威力を発揮するのが、
漫画という表現方法です。
親しみやすいコミカルな絵柄でコミックエッセイ仕立てになっていることにより、予想以上にすんなり読めてしまうのです!
しかも内容は、高部正樹氏の経験談や現地で撮影した写真に基づいて、
恐らく丁寧に資料を集めて参考にし、
可能な限り事実に忠実に描かれているであろう拘りが魅力的です。
特に、多国籍に跨る、多種多様な人種の登場人物の人となりを、
見事に描き分けているのが凄いと思いました。
他にも、傭兵モノとして重要な、兵器や戦術に関するミリタリー的にマニアックな部分はもちろん、戦地での生活、つまり衣食住や娯楽に関する日常的な部分の作画にも手抜かりが無いと感じました。
個人的には、前線での新兵器開発にチャレンジする話と、RPGの使い勝手の話が印象的でした。
「この作品は…?」
「お久しぶりです、読者殿」
「フルメタの続編なのか!?」
「肯定。ただし本作の名称はフルメタル・パニック!Familyです。
読者殿、あなたの本棚への復帰を許可願います」
「勿論だ。許可する」
「光栄です。まずはご購入を」
結論としては、今作は、フルメタファンなら買いです。
文章は昔ながらのラノベらしく非常に読みやすい一方で、
登場人物達が送って来た人生に思いを馳せることが出来ます。
もちろん、日常生活とSFミリタリーテイストが入り混じるフルメタ的な描写も、
しっかりと現代的にアップデートされています。
実は自分は、フルメタ直撃世代で、大のロボットアニメ好き、軍事ネタも好きであるにも関わらず、何故か、フルメタのアニメが人気だった頃にはフルメタに触れていませんでした。後年、第3次スパ×ボZ 時〇篇に参戦した時にアニメ版と原作(長編)に触れて、遅ればせながら、その硝煙の匂いにむせる感じを大いに楽しみ、アニメ第4期も見ました。
そんな、フルメタファンとしては半人前な自分ですが、この度、Familyの内容が気になったので、購入して読んでみました。綺麗に終わったハズの作品の続編は蛇足とされることもありますが、少なくともこのFamilyに関しては違うと感じました。
特に、現実世界と作中世界での時間経過が概ね同じであることから、リアタイでのフルメタの読者が、作中の登場人物達に近い年代(アラフォー)になっているのが良いなと感じました。人生における色々な事に、思わず共感してしまう描写が多いと思います。
最後に、極力ネタバレにならない程度に、
原作ファン向けの見どころを書いておきます。
・宗介とかなめの間に生まれた娘である、夏美の命名にまつわるエピソードは泣けます。
・あのASの流れを汲む機体が登場!? しかも、搭乗者はまさかの人物で……
あどけない妖怪娘達との着衣プレイや、
ほのぼの・あまあまなストーリー展開に定評のあるサークル、
POETTOさんによる、待望の新作オリジナル作品です!
今作は、今までのPOETTO作品のオリジナルCG集の内容を知らなくとも楽しめますし、
知っているとより楽しめる、という感じです。
もちろん、本当に初見の方でも、
作風に惹かれるものがあるなら、買ってまず損は無いと思います!
求む!我こそは着衣プレイ好きであると自負する紳士達よ!
ちなみに、私は約10年前からこのサークルさんのファンですが、
その当時から、ここの絵師さんの性癖は、
良い意味で全くブレていないなぁと思っています。
さて、前書きはこれくらいにしておいて、
ネタバレにならない程度に、今作で印象に残った部分を挙げましょう。
それは、ヒロインの流河ちゃんの特性を生かした、
POETTO作品では恐らく初のプレイです。
ヒロインの流河ちゃんは、とある理由からよく眠るという特性を持っています。
そして今作では、それを生かしたプレイ、つまりは、睡眠姦(ヒロイン側の事前合意あり)要素があります。
前述したように、眠っていて無防備な流河ちゃんを抱くシーンを初めて見た時には、
今までのPOETTO作品では感じたことが無かった、
静かな、それでいて激しい興奮を感じました。
ということで、お人形さんのように美しくも無防備なヒロインを、
優しく紳士的に抱いてみたいという方には特に今作はおススメです。
古来より海の中等水中に棲息し、
我々人類との関わりも深い、
けれどもその生態には謎も多い生き物、
「魚」をテーマに、
あの諸星大二郎先生が描いた作品集です。
内容としては、ファンジー、オカルト、日常に潜む怪奇といった要素をベースに、
ミステリアスやロマンチックさもある作風に仕上がっています。
人魚姫の話なんかは、予想以上にロマンチックで王道なラストで良かったです。
そういうこともあり、読者によってどの作品が面白いと思うかは好みが分かれるとは思いますが、
気になったら読んで損は無いと思います。
また、この「私家版魚類図譜」の前作的な作品集である、
「私家版鳥類図譜」も出ていますので、
まずはそちらを先に読んでおくことをおススメします。