レビュアーランキング:
-
(役に立った数:357件)
投稿数ランキング:
-
(総レビュー数:179件)
2015年02月18日
「魔女の遺言」で、主人公の旅は終わりを迎えた…かに見えた。
前作のEDがすっきりさっぱりとしていたので、これ以上物語が続けば蛇足になるのでは?と危ぶみつつプレイ。
全然そんなことはありませんでした…。むしろ真EDと言えるかもしれません。
今回は、前作の騒動の後、首都リナスで過ごす1か月間を描いています。
前作の攻略対象のほか、リナスでお留守番組だった誓騎士達や国有数の名家ポーロ家の面々など新キャラクターが登場。
さらに、リナス内で色々な場所を巡っていると新しいサブキャラクターと遭遇することも…。
前作に比べ、主要キャラクターが一層増えた印象です。
シナリオは前作より甘さを感じるイベントが増え、シリアスな場面とのメリハリもあって、とても楽しめました。
ちなみに、今回一番好きになったのは、個人的に今作のもう一人の主人公と思っている少年です。
メリアノといる時の(ある意味)活き活きとしたところと、名家を背負う覚悟を持った姿のギャップに惚れました。
しかし、主人公と恋愛関係になることは無さそうなので、スピンオフで成長した彼を攻略したいです。
サイトのフリー版はプレイしておりませんでしたが、非常に評価が高い点が気になり購入。
プレイ前はよく分からなかった「魔女の遺言」というタイトルも、一周終えた頃には、もうこのタイトル以外的確なものが見つからないな…と思いました。
主人公メリアノも最初から最後までキャラがブレず、(結果的には)それに振り回されてしまう騎士達の姿が大変微笑ましかったです笑
しかし、基本的にはどのルートでも同じシナリオなので、その点で飽きが来るかもしれません。
また、全てのイベントを回収しようと思うと、なかなかに骨が折れる作業になりました…。
ゲーム全体を通してみると、難がある部分もあるものの、それでもストーリーはしっかりとしていて、広げた風呂敷がきっちりと畳まれたな、という感がありました。
2014年12月31日
新作はプレイしていません。
レビューが概ね高評価という点とコンセプトが気になり購入しました。
女の子たちとエッチするために花札で役を作っていくというのがざっくりとしたまとめですが、
回数を重ねていく内に、少しずつ淫乱になっていく女の子の姿を見たいがために、慣れない花札も頑張ってしまいました笑
しかし、やっぱり運が左右されるというのか、勝てない時はまったく勝てないです。
1セットがすぐ終わる分、つい根を詰めてしまうこともあります笑
仕事や作業の合間に、ちょっとした息抜きでプレイするのが合っているのかな?と思いました。
2014年11月23日
謎めいたモノローグから始まり、主人公の夕貴と同じように訳も分からぬまま、鬼の住む世界で暮らすことになります。
明らかに怪しい!というものから、それと悟らせないような些細なものまで様々な伏線が張られているのですが、
真相EDではすべての謎が解き明かされます。
通常ルートは割とあっさりと進む印象があったものの、この真相の展開にはぐっと引き込まれてしまいました。
初めは大人しいタイプの主人公かと思いきや、好きな人の前ではツンデレになってしまうらしく、
キャラもはっきりと立っていたと思います。
中盤にさしかかると立派に漢らしさも発揮していて笑わせていただきました。
攻略キャラクターは二人なので、その分もう少しシナリオが長めだとよかったかなと。
また、立絵とスチル絵でだいぶ見た目が変わっていたので、もう少し統一されていれば…と思いました。
対応OSが古め(作品の発表された時期がだいぶ前)なので、
Vista以降の方は体験版でご確認されることをおすすめします。
2014年11月15日
アンドロイドと人間の恋愛ものは映画や小説の題材に多々ありますが、
多くが周囲に理解されず悲恋に終わったり、メリーバッドエンドを迎えていたりしています。
その悲哀が醍醐味と言えるのかもしれません。
始まりのOPは独特の雰囲気があって期待が高まりました。
シンプルな電子音に隠されそうな歌声ですが、ちゃんと聴いていると歌詞も悲しげで、アンドロイドとしての桜哉を意識させられます。
本編では、先にのべたテーマをひたすら考えさせられました。
色々な仕事が機械に奪われている世の中のせいか、ロボットに悪意を向ける人もいます。
自我をもつ桜哉にとっては生きづらい世界だと思いました。
主人公の茜ですが、もう少し桜哉との関係を真剣に考えてほしかったなと。
成人もしているし、このまま変わることなく同じ生活を続けていくことは出来ないと思いつくんじゃないかと思ったのですが、どうなんでしょう。
また、茜の気持ちの揺れ動きが物語の核なので、シナリオの展開は遅めです。この点で人によっては中だるみを感じるかも。
それでも、演出やOPEDムービーなど、様々な点でこの世界観を存分に感じ取ることができました。