ファンタジー攻め受け両好きさんのレビュー一覧

魔王討伐のために1人旅を続けてきた勇者。流石に魔王のダンジョンに1人は無茶だと思い仲間を募る……が、来たのは我儘な女の魔法剣士。それでもレベルは高いため、仲間に加えることに。しかし、魔法剣士はとんでもないドジで、ダンジョンはエロトラップだらけだった、というシナリオ。

作品はダンジョン内のみでほぼ完結していて、魔法戦士を拘束している敵(トラップ)を攻撃して助け出す、という戦闘(ランダムエンカウント)、道を塞ぐ謎解き(ギミック解除)を繰り返して進み、各フロアの最後にある、所謂Hなことしないと出られない部屋で、段階的に2人がHなことをしていく。

戦闘はヒロインを拘束している敵の種類と数が違うだけで、基本はRPGツクールのフロントビュー戦闘(一応拘束されているヒロインの表情にも差分がある)。なお、勝利しても、経験値を得てレベルアップ、といったことはない。

序盤にはギミック解除時などに、少し笑える2人の掛け合いがあるのだが、それも後半にはほぼなくなる一方、ギミック解除の手がかりが減り、解除に失敗すると戦闘になる、敵がスキルで一掃できない程度に硬い、逃走コマンドがない、エンカウント率高めと、ストレスを感じる部分が増えていった印象。

各フロア最後に起きるHイベントで、段階的にヒロインが堕ちていく姿(最後では勇者を逆レイプ気味)は、メニュー画面でヒロインの状態を確認できることもあって、結構エロくて良かった。

一応、ゲーム開始時に難易度選択があるが、初期アイテム数だけの変化で、ストレスの軽減にはあまり役立っていないように感じられた。Hイベントとエンディングだけを閲覧するモードもあるが、回想部屋のように自由にイベントを見て回ることができないなど、かゆいところに手が届かない感じは残っている。

プレイ時間は1時間強。エンディングは1種類だが、だからこそ、2人のその後について、もう少し詳しい描写が欲しかった。

魔王に挑む騎士団。しかし、魔王討伐はギリギリで失敗し、女団長と最後まで残っていた団員(主人公)も魔王に倒される。そのまま死ぬはずだったが、天使に生き返るチャンスがあると告げられ、死後の世界の住民の願いを叶えていく、というシナリオ。

RPGツクールを使って作られているものの、実際にプレイヤーが操作する戦闘はなく、住民と会話してHなことをするか、アイテム回収&納品を繰り返していくため、実質的にはAVGと言ったほうがいい作品。

死後の世界にいる住民達の願いを10、叶えることが生き返る条件なのだが、その内容のうち、いくつHな願いを叶えたかによって、生還後のエンディングが変化する。

なお、冒頭の死闘を除き、作品全体は優しい世界となっていて、主人公達が住民の依頼を放棄(依頼されたアイテムを他の住民に譲ってしまうことで進むイベントもある)しても、責められたりすることなく、5種類あるエンディングも、基本すべてハッピーエンドになっている。

Hシーンは10(汎用イベントを含まず)。回数が増えていく度に、ヒロインが積極的になっていき、メニュー画面で着衣をはだけたり、汎用でHしてくれたりする。最初から主人公に対してヒロインの好感度は高めで、割と早い段階からヒロインがHに積極的となることもあり、濃厚かつイチャラブなシーンが多め。

初回クリアにかかった時間は1時間弱。過去作ではあった、BF的な戦闘がばっさりとカットされたこともあって、初回プレイで作業的なストレスを感じることはなかったが、2週目以降は同じイベントを繰り返すことに面倒さを感じてしまった(長めのHシーンが多く、それを繰り返し見る必要があるため。クリア後回想部屋はあるものの、全開放・シーンスキップ機能なし)。

『イチャラブ』、『女騎士』が好きな人におススメ。作品内の設定上、見られている状態でプレイが基本なので、そういうシーンが苦手な人は注意が必要かも。

気が付くと見覚えのない部屋にいたショタ主人公。部屋に残された手がかりからヒントを得て、脱出のために探索していくと、3体の魔物娘に襲われることに。なぜか、直接的な攻撃は通じないため、BFという形で戦うこととなる、という流れの短編RPG。

戦闘はRPGツクールのフロントビュー戦闘をベースに、通常攻撃が『ソフトエッチ』、スキルが『テクニック』と変更されており、こちらの『理性』(HP)が0になる前に相手の『理性』を0にすれば勝利となるというシンプルなもの。

特徴としては、相手が仕掛けてくるホールド攻撃(上下左右のコマンド入力で抵抗or脱出可能)で、ホールドされると敵のCGが専用のものに変わると同時に、攻撃手段が強力かつ専用のものに変わり、その状態で敗北するとそれぞれ別の敗北イベントに分岐する。

登場する敵キャラクターはスライム、ミイラ、サキュバス(乳魔)の3体。それぞれの体の特徴を活かしたスキルやホールド(1体につき3種類のホールド技あり)を使って責め立ててくれる。

なお、戦闘に勝利しても経験値は手に入らず、入手できるのはお金のみ。拠点でそれを使ってガチャを引いて、装備を手に入れるのが唯一の強化方法となる。

お金の入手方法は、ホールド攻撃を脱出する練習を兼ねたミニゲームでも手に入れられるので、何度も同じ作業戦闘を繰り返す必要はなく、詰まることなくゲームを進められる。

主人公が置かれている状況が推測できるメモや手帳、戦闘のコツの記された本棚、ほぼ最初から利用できるガチャに、全開放可能な回想部屋とシンプルながらもRPGとして完成度は高く、ストレスも少なくプレイできる作品。

エンディングまでのプレイ時間は約20分。『おねショタ』、『魔物娘』、『男性受け』、『拘束』、『おっぱい』好きな人におススメ。なお、本番Hはなし。

個人的には全体的にエロイベントが短いのがやや残念だが、価格を考えれば十分満足できた。

元気系な彼女と海水浴にやってきた足フェチの主人公が、彼女の発案でプライベート状態のビーチでソフトエッチをする動画作品。収録時間は本編だけで10分強。おまけ含めると15分強くらい。

作中では、足以外にも、手コキ、騎乗位のシーンもあるものの、最初っから最後まで、裸足の足にこだわっているのがわかる構図、体勢で進んでいくのが、一番の特徴(こだわっているだけあって、足はとても綺麗でエッチに描かれています)。

足フェチの主人公に理解があり、積極的にプレイに興じてくれるヒロイン。導入部での波の音、元気ではあっても、やかましすぎない彼女の声と強引過ぎず、主人公の性癖を理解しきった、足を使ったプレイで苦痛などを与えるわけなどなく、自分も楽しんでいく……。いや～見て・聴いていて癒されました(もし、ワンクリックで導入部から通しで聴けるなら、睡眠音楽代わりになるかも?)。

同サークルで販売されている中でも、かなり手頃な価格帯なので、『足フェチ』な人はもちろん、『女性の足』に強い抵抗がないなら、ぜひ1度手に取って頂きたい作品。最近、遊びに行けてない、疲れている人にもおススメ。癒されつつ導かれますよ～『足フェチ』に。

ある政治家が宿泊先で意識不明に。その時に抱いていたセクサロイドを調べた結果、行方不明の女性を違法改造したサイボーグであることが判明。捜査官である主人公リンは、黒幕の悪徳企業キサラギカンパニーの施設に侵入を試みるが、捕まり、違法改造セクサロイドとして改造されることに。相手からの改造と調教を受け入れないと、完全に自由を奪われるため、ある程度の改造を受け入れつつ、囚われた地下施設から脱出方法を探していく、というシナリオ。

過去のCG集と同様、肉体改造が比較的簡単に可能(復旧も可)となった近未来が舞台であるものの、本人同意(希望)で肉体改造の行われていた過去作と違い、違法かつ無理矢理に改造を施す組織が相手なため、救いのないBadEnd展開が多い印象(改造・調教で本人が快楽に負けて受け入れてしまう展開はあり)。

収録シーン・CGはやむを得ず、改造・調教を受け入れ、堕とされないようにするが、耐え切れず、という流れが多い。展開が苦手でなく、過去作を見て気に入ったユーザーならにやり、とできそうなものが多いと思う。

RPGになったことで挿入されることとなった、シーンの合間でのNPCとのやりとりや主人公の反応、受ける改造・調教を自ら選ぶという選択が、置かれた雰囲気と、ほどよい屈辱・背徳感を想起させてくれて、とてもよかった。

RPGだが戦闘はなし。エロなしBadEnd含め、エンディングは10種類(Ver1.0 今後のアップデートで増やす可能性ありとのこと)。すべてのシーンを見るのに掛かった時間は2時間弱。

個人的には、エロシーンが主人公のみだったので、他のNPCのシーンも欲しかった(ヒントくれる女サイボーグとか)のと、回想部屋がない点以外ではかなり満足できた。

シナリオは、作品説明にある通り、美少女天才ルーキーボートレーサーにして主人公の『キララ』を操作し、無人島で開催される国際水上ボートレースで優勝を目指す、というもの。

3Dオープンワールド風の無人島を歩き回る&ボートに乗って移動し、イベントやミニゲームを楽しむ『探索パート』と、シナリオを進めるために勝利する必要のある『ボートレース』を繰り返して進めていくことになる。操作については、ゲームパッドを使えば、どちらの操作も比較的簡単に慣れることができる印象(レースのルール説明や操作のチュートリアルはなかったので、自分で動き回ったりして慣れる必要はある)。

設定ではトーナメント方式になっているレースも、敗北してもゲームオーバーになったり、ペナルティを負ったりすることもなく再チャレンジ可能で、勝てそうになければミニゲームで稼いだ報酬で、新しいマシンを購入したり、カスタマイズしたりでき、その間に時間などの制限もない、とユーザーフレンドリーなバランスになっている。

エロに関しては『キララ』の場合、一部に巻き込まれたり、仕返し的なやや凌辱風なシーンはあり。ライバル枠の『ミカサ』は、エロにかなり寛容というか積極的で、気に入った相手とコミュニケーション手段として簡単に本番、必要なら情報の対価としてパイズリをするなどと、女性主体、乱交なシーン多め。なお、どちらにも、巨大イカなど、触手型生物による異種姦シーンあり。
いずれにしても、常夏の無人島というシチュエーションによる開放感からか、陰湿・陰惨な雰囲気は薄い印象。ただ、シーンの丈は全体的に短めな上、同様のイベントを見た回数での、イベント派生や、キャラクターの反応に変化が生まれたりはしないので、人によっては残念に感じるかもしれない。

『水着』、『青姦』が好きで、本気のボートレースや開放的で多彩なエロを求める人よりも、常夏の島でのんびりバカンスをという人向け。

鉱山の町にある教会に育てられた孤児の『ラヴィリア』と『ティリス』が、5年の留学から帰郷すると、故郷の町は寂れ、取り潰しの危機を迎えていた。視察官に取り潰し回避のために提示された条件は、政令指定都市レベルまで町を発展させること。2人は故郷を守るために、活動を開始する、といったシナリオのファンタジーRPG。

故郷を再興するために、ダンジョンに潜ったり、他の町に住む住民達と交渉したりして資材や人材を集めていくことになる(集めたモノはすべてポイント換算されて、規定のポイントを達成すると町が段階的に発展)が、目的を達成するための手段によって、2人の理性値が変動していき(具体的には、相手と交渉時にエロいことすると下がる)、政令指定都市になるまで町が発展した時点での2人の理性値によって、エンディングが分岐する。

トゥルーエンド以外の4つはエンディング直前にセーブしておけば理性値を少量回復するアイテムが手に入るので、周回せずとも見ることが可能(どれかのエンディングを見れば、回想全開放も可能)。

RPG部分は、剣士に魔法使いとバランスが良いパーティーになっている上、敵が積極的に襲ってこないシンボルエンカウント制で、目的の資材はダンジョン内に落ちていて簡単に拾える(イージーモードもあり)。肝心のHシーンも、発生する場所や条件がひとめで分かるようになっているなど、とにかくストレスなくプレイできるように創られている印象。

Hシーンは、言動は強気だがMっ気が見え隠れするラヴィリアに、おっとりしているようでSっ気があるティリスの2人により、全く刺さらないということはそうないのではと感じた(理性値が低下していく描写もしっかりしていて、プレイ内容も濃厚。ただ、露出、おしっこにこだわりが感じられるので苦手な人は注意が必要かも)。

個人的には、Sに目覚めたティリスのSMシーンとその後のティリスエンドがとてもよかった。

目の前で殺された両親、助ける力がほしいか訊ねられ、それに答えた女学生が魔法少女になり、襲ってくる強力な敵を倒して両親を助けるため、100日前にタイムリープ、というシナリオのローグライトガードゲーム。

システムとしては、ザコ戦、強化、抽出(合成)、ショップ(カード購入)といったイベントをこなして、20回目(20日目)にボス戦、という流れを繰り返していく。途中、敵である『セイヨク』に敗北すると、処女&命を奪われてタイムリープし、次の周回へ、となる。

カードゲームは、手に入るカードがリアルラックに左右される面はあるものの、カードの種類は多く、処女クリア狙いでなければ周回プレイで独自のデッキを構成できるため、やり込み要素は強い。

セーブはボス戦勝利直後でしかできず、常時できるのは一度ロードすると消去される中断セーブのみ、戦闘後に体力や装備耐久力が回復しない、敵がザコかボスかに関わらず敗北すると1回で死亡、高度なカード合成を行って失敗すると、強化対象・素材にしたカード双方を失うなど、全体的に難易度高め(癖のある)な仕様。

エロとしては、敵の攻撃による脱衣、一部の状態異常、敵の理性が0で発生するBF的なアニメーション、ボス戦敗北後イベント、となる。イベントは、字幕のない音声による表現が中心で、H経験によって音声が変わるのは良いが、アニメーションは使いまわしで種類は少ないのが残念。

使い魔枠の黒猫との会話やザコ敵との戦闘では、様々なパロディネタが飛び出すものの、シナリオやシステムは容赦がなく、良い意味でローグライトなものになっている。時間があって、ローグライトなものが好きな人におススメ。

ただ、物語の裏の部分はほぼ語られず、イベントは主人公と黒猫との会話で終わってしまうものがほとんどと、設定やストーリーを重視する人は物足りなさを感じるかもしれない(続編等で語られるのに期待か?)。

作品のシナリオ、シーンの設定については、作品紹介に書かれてある通り。
すでに長い時を生き、興味のあることを飽きるまで研究、を繰り返してきた魔女(痴女)エルフの『エルミア』が、あるとき奴隷として購入した真面目なオーク『アログ』が毒蛇に股間を噛まれ、異常な大きさを持つそれを目にしたことで、雌としての本能を刺激され、性的に満足を得るために魔術や薬の実験プレイにオークを引っ張りまわしていくCG集。

2人の性格と立ち位置として、『エルミア』は、知的好奇心を優先するマッドサイエンティストタイプではなく、その前に淫乱・痴女である(あと意外と情に厚い)ので、今までのエロい研究の成果と経験をプレイのために積極的に利用していき、『アログ』は奴隷として買われる前は語られないものの、言葉遣いもしっかりしており、召使いとして真面目に『エルミア』に仕えていて、ご主人様に劣情を抱くなんてとんでもない、といった感じのキャラクター。

プレイは『エルミア』から誘う形(無理矢理ではない実質強制)で始まるものの、『アログ』も嫌ではないので、一方的に搾られて終わる、ということもないシーンが多め。

シナリオ&セリフのある本編は200ページ弱。説明を見る限りではシーン数は多そうだが、作風のせいか、するすると読めてしまい、あっという間に読み終わってしまった。最後の100年後のシーン～エンディングを見るに、2人は主従であるものの、それ以上に良いコンビだったのだろうと感じられた。

『エルフ』、『淫乱』、『男性受け』好きな人におススメ。CGとして書かれていない(作中で直接語られていない部分)も含むなら、『オールハッピー』、『恋人同士』が好きな人が手に取っても良いかもしれない。

成人を迎えたのを機にボロアパートで1人暮らしを始めた男子大学生が、同じボロアパート唯一の住民である年上社会人の女性『佐藤さん』と出会うことから始まる、Boy meets Lady(?)なお話のCG集。

作品紹介では、CG集(基本CG19枚:HCG17枚、非HCG2枚)と書かれているが、CG集というよりも漫画やCG付きノベルと言ったほうが近い感じがするほど、シナリオに力が入れられている印象がある。

説明にある基本HCG17枚だが、この作品のミソはそこだけではなく、以外と数の多い非HCG(背景+立ち絵)をうまく利用することで『佐藤さん』の残念さ具合(ヤバさ:誉め言葉)と可愛さがうまく表現されていて、それがよりHシーンを盛り上げている。その反面、絵に惹かれ、ただただHCG目当てで購入すると裏切られた感じがするかもしれない(良くも悪くも)。

『お姉さん』、『巨乳』が好きで、ちょっと残念な女性が好きな人におススメ。一部、女性視点・汚物(吐瀉物)表現があるので、苦手な人はお気をつけを。

(しかし、脱衣癖、ゲロイン、5歳年上で、元女相撲部で怪力とは、考えてみるとえらいニッチな属性のヒロインだ……)