レビュアーランキング:
42位
(役に立った数:500件)
投稿数ランキング:
80位
(総レビュー数:257件)
故国が戦争に敗れ、孤○院で育てられてきた少女たち。被差別的な扱いを受けつつも逞しく生きようともがく。
孤○たちの妹的存在である主人公のニーナは不思議な精霊に導かれ、破滅の未来を回避するために時には身を挺して奮闘する。そして、事態は次第に国家を巻き込んだ陰謀と対峙していくことに。
R18要素を踏まえた重厚なストーリーと、それを彩る魅力的なキャラクターたち、適度な難易度かつ救済措置もしっかり完備されたゲームシステムと、隙の無い大作RPG。
ゲーム部分をすっ飛ばしたトーリーだけのプレイでも十二分に楽しめる傑作だと感じました。R18要素もがっつり濃厚で、バッドエンドも時々ハードながら使えるものばかり。
特筆すべきは主人公であるニーナや影の主人公と言えるアーミリアだけでなく、同じ孤○院の少女たちやいわゆる竿役である男たち(悪役含む)もキャラが立っていて、それぞれしっかり見せ場まである。
最後までプレイした「読後感」は久々に同人RPGでいいもん見たなと思わせてくれた。
下衆なチャラ男にかけられた呪いによって、ゲス男とHし続けなければ治らない魔力欠乏症になってしまったヒロイン・マジェタノ。
そんな状況で昏睡状態の想い人・セロを救うためにも、ギルドの任務を遂行するためにも、そしてゲス男の姦計を破るためにもダンジョンに潜らなくてはいけない……
というわけで魔力のために「仕方なく」マジェタノはダンジョン探索の傍らゲス男と交わり続けることになります。
いわゆる寝取られ・快楽堕ちモノの王道展開を「呪い」と「任務」という束縛状況を利用してこれでもかと濃密に描いている本作。
序盤の導入であるマジェとセロの馴れ初め話でガッチリとヒロインの魅力を魅せた後、ぽっと出のゲス男との「仕方なく」のセックスで身も心も開発されて淫乱女になっていくマジェの堕ちっぷりの描写は見事。
随時更新されるエロステータス含め、ヒロイン視点での堕ちる過程がとても丁寧に演出されています。
RPG部分はシンプルながら、アイテムのやりくりや、セックスによる魔力上昇の管理と各種エンド基準とのバランスなど絶妙で、難しすぎず易しすぎずな作りなのも良ポイントでしょうか。
レビュアーが選んだジャンル
鍛え上げた身体と美貌を武器に「勇者の嫁」になるべく、旅立つ少女の物語。
一見、よくある女主人公モノのように見えますが、ストーリーやキャラクターが非常によく練り込まれていて、先が気になる展開が続き飽きさせません。
序盤から伏線が張り巡らされており、ただのモブのようなキャラでも一癖も二癖もあって、彼ら彼女らの思惑や成長も見られたり。それぞれにちゃんと見せ場もあり、物語としての完成度が非常に高かったです。
謎が解けていき、真相が明らかになる終盤、とてもアツい展開と少年心をくすぐる演出も相まって、思わず夢中になってしまいました。
Hシーンは物語中に差し挟まれるストーリーに関わるものと、いわゆる選択間違いのバッドエンドに分かれます。頻度こそ多くは無いですが、その分過程がじっくりと描かれるため非常に濃厚で実用性も高いものでした。
短いストーリーでひとりのヒロインの魅力を最大限出しつつ、多くを語らずに余韻で唸らせる、そんな作品。
最初の主人公とヒロインのやり取りから、恋愛関係にはないけれど肉体関係や秘密の共有をしている、そんな絶妙な距離感が滲み出ていて物語に引き込まれる。
そして夏、悪辣な許婚の元に呼ばれて「調教」を受けているヒロインを間接的に目の当たりにする展開。ここでもすべては語られることなく、透明感のあったヒロインが踏みにじられている事実が示される。
最後に主人公とヒロインがした選択の先に何があるのか、ビターな先行きが暗示されてはいるものの、そこは余韻として明確な答えは無いまま幕は下がる。
読了まで1時間もかからない作品だが、強烈に記憶に残る作品だった。
悪魔に支配された世界に転生した主人公・アリステラ。
元凶である悪魔の姦計に陥れられながらも元の世界への帰還を目指してダンジョンを攻略していく。
ダンジョン攻略にはMPを消費する攻撃が必要不可欠で、そのMPを回復するには錬金術で回復薬を使うしかない。そして、錬金術もAPを消費し、そのAPを回復するには悪魔とエロいことをしないといけない…というエロ的にシンプルかつよくできたシステム。
イージーモードならそこまで苦戦せず進められ、話の展開もサクサク進むので快適。ダンジョン攻略も複雑なギミックや時間がかかる要素もあまりなく、ストレスフリーな感じ。
やはりこの作品の中心はエロ面で、全部で10段階あるシーンのそれぞれがじっくり描かれていて実用性が高い。
シチュエーションも上げたり落としたりでシナリオともうまくマッチしている。Live2Dで少し動くのもまずまず。
ボリュームもちょうどよく、癖の少ない良い作品だった。
妹系の小さな妻との寝取らせプレイがだんだんガチの寝取られになっていく…というノベル主体の作品。
シナリオを進めるためにマインスイーパやパズルゲーム要素がありますが、あっさり簡略化もできるのでストレスフリーにサクサク寝取らせを捗らせることができます。
この作品のメインはやはり寝取らせ⇒ガチ寝取られへと進んでいくプロセス。ルートはどれも寝取られですが、テイストの違う4種類のパターンがあり、キャラデザのかわいらしさに反してどれも容赦がありません。
エグいです。非常にエグいです。
個人的には「貢ぎマゾビッチルート」が尊厳を粉微塵にする勢いで、「この絵柄でここまでやるんか…」とちょっと引き気味になりつつ楽しませていただきました。
2023年05月24日
いわゆる「彼女と間男がふたりっきりに~」的なNTR脱出ゲーム
冒頭からヒロインと主人公の仲睦まじい感じと、ヒロインのお嬢様ぶりが描写されていて掴みはgood。
間男たちも三者三様でどれから行くか迷うほど。
ゲームシステムもポピュラーながらそれなりに遊べるミニゲームが3種類あり、簡略化できたりでストレスフリーな作り。
NTRシーンもいわゆる「のぞき」シチュがあったり、段階的にじっくり進められていてとても良かった。できれば堕とされた後のバッドエンドにも絵が欲しかったけど…
ここまでは良かった。
そして、別の間男ルートを進めてみると、責め方は違えどシチュが3人とも同じ、CGも同じと、ちょっとがっくり(ハゲオヤジの間男なのに筋肉質なイケメンが映っている……)。
ガワも一周目を終えるまでも非常に良かっただけに、非常にもったいなく感じてしまった。
クオリティ自体はとても高いし、NTRのツボも押さえられている。CGの流用をしないか、あるいは一人の間男に絞ってしまってシチュを増やすなりすればかなりの良作になり得たはず。