レビュアーランキング:
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投稿数ランキング:
78位
(総レビュー数:259件)
故国が戦争に敗れ、孤○院で育てられてきた少女たち。被差別的な扱いを受けつつも逞しく生きようともがく。
孤○たちの妹的存在である主人公のニーナは不思議な精霊に導かれ、破滅の未来を回避するために時には身を挺して奮闘する。そして、事態は次第に国家を巻き込んだ陰謀と対峙していくことに。
R18要素を踏まえた重厚なストーリーと、それを彩る魅力的なキャラクターたち、適度な難易度かつ救済措置もしっかり完備されたゲームシステムと、隙の無い大作RPG。
ゲーム部分をすっ飛ばしたトーリーだけのプレイでも十二分に楽しめる傑作だと感じました。R18要素もがっつり濃厚で、バッドエンドも時々ハードながら使えるものばかり。
特筆すべきは主人公であるニーナや影の主人公と言えるアーミリアだけでなく、同じ孤○院の少女たちやいわゆる竿役である男たち(悪役含む)もキャラが立っていて、それぞれしっかり見せ場まである。
最後までプレイした「読後感」は久々に同人RPGでいいもん見たなと思わせてくれた。
下衆なチャラ男にかけられた呪いによって、ゲス男とHし続けなければ治らない魔力欠乏症になってしまったヒロイン・マジェタノ。
そんな状況で昏睡状態の想い人・セロを救うためにも、ギルドの任務を遂行するためにも、そしてゲス男の姦計を破るためにもダンジョンに潜らなくてはいけない……
というわけで魔力のために「仕方なく」マジェタノはダンジョン探索の傍らゲス男と交わり続けることになります。
いわゆる寝取られ・快楽堕ちモノの王道展開を「呪い」と「任務」という束縛状況を利用してこれでもかと濃密に描いている本作。
序盤の導入であるマジェとセロの馴れ初め話でガッチリとヒロインの魅力を魅せた後、ぽっと出のゲス男との「仕方なく」のセックスで身も心も開発されて淫乱女になっていくマジェの堕ちっぷりの描写は見事。
随時更新されるエロステータス含め、ヒロイン視点での堕ちる過程がとても丁寧に演出されています。
RPG部分はシンプルながら、アイテムのやりくりや、セックスによる魔力上昇の管理と各種エンド基準とのバランスなど絶妙で、難しすぎず易しすぎずな作りなのも良ポイントでしょうか。
レビュアーが選んだジャンル
鍛え上げた身体と美貌を武器に「勇者の嫁」になるべく、旅立つ少女の物語。
一見、よくある女主人公モノのように見えますが、ストーリーやキャラクターが非常によく練り込まれていて、先が気になる展開が続き飽きさせません。
序盤から伏線が張り巡らされており、ただのモブのようなキャラでも一癖も二癖もあって、彼ら彼女らの思惑や成長も見られたり。それぞれにちゃんと見せ場もあり、物語としての完成度が非常に高かったです。
謎が解けていき、真相が明らかになる終盤、とてもアツい展開と少年心をくすぐる演出も相まって、思わず夢中になってしまいました。
Hシーンは物語中に差し挟まれるストーリーに関わるものと、いわゆる選択間違いのバッドエンドに分かれます。頻度こそ多くは無いですが、その分過程がじっくりと描かれるため非常に濃厚で実用性も高いものでした。
2015年11月04日
理由の見えない男女隔離政策、強制される化け物との戦い……暴力と諦念、欲望と絶望が麻薬的に人々の心を荒廃させていくディストピア的世界。
そんな劣悪な世界から妻と娘を守るため、主人公は為政者と半ば無理矢理取り引きをさせられ、化け物の親玉を駆除する任務を負わされます。
妻or娘は人質として娼館に押し込められ、主人公が定期的に課せられる闘技場での戦いの「掛け金」に。エロは主に闘技場での敗北や、ストーリーの過程で主人公からは見えない「裏側」として描写され、これがNTR感を否が応にも高めて来ます。
ルートは大きく分けて任務のパートナーである妻or娘の二択。両者とも容姿や性格、戦闘スタイルも全く異なるため、周回してもほぼ別のゲームとして楽しむことができました。グッド(なのだろうか…)エンド、バッドエンドがそれぞれ用意されているようです。
RPGとしての難易度もうまく整えられており、多くの謎や起伏に富んだストーリーも秀逸です。悪役やサブキャラも判で押したような人物造形ではなく、どこか屈折していたり、已むに已まれぬ思いを秘めていたり、一筋縄ではいかない両義的な人間が多く、それが世界観とうまくマッチしていてとても魅力的でした。
短いストーリーでひとりのヒロインの魅力を最大限出しつつ、多くを語らずに余韻で唸らせる、そんな作品。
最初の主人公とヒロインのやり取りから、恋愛関係にはないけれど肉体関係や秘密の共有をしている、そんな絶妙な距離感が滲み出ていて物語に引き込まれる。
そして夏、悪辣な許婚の元に呼ばれて「調教」を受けているヒロインを間接的に目の当たりにする展開。ここでもすべては語られることなく、透明感のあったヒロインが踏みにじられている事実が示される。
最後に主人公とヒロインがした選択の先に何があるのか、ビターな先行きが暗示されてはいるものの、そこは余韻として明確な答えは無いまま幕は下がる。
読了まで1時間もかからない作品だが、強烈に記憶に残る作品だった。
主人公が幼馴染みと結ばれ、大人になり、そしてすべてを失うまでを丹念に描いたNTR物語。
お話は主人公と幼馴染みが結ばれることになる学生時代からスタートし、ここで主人公とヒロインのつながりの強さやヒロインの魅力、間男の悪辣さがしっかり描写される。
結婚して順調に行き始めた辺りでアクシデントが発生、主人公が意識不明になってしまい、窮地に陥ったヒロインに間男の魔の手が及んでくる…
主人公はここで幽体離脱のような形でヒロインが間男の毒牙にかかっていく様子を一部だけ見ることができる。
この一部だけというのが憎い演出で、「結局どうなったんだ!?おい!」みたいな、おいしいところは後々判明する作りになっている。
仄めかし⇒回想で真実が明らかにという展開は賛否あるかもしれないが、個人的には後からじっくり読めるのでとても良かったと思う。
シチュとしてはヒロイン・綾が徐々に露出や快楽にハマっていくのがよく描かれていて良い。
悪魔に支配された世界に転生した主人公・アリステラ。
元凶である悪魔の姦計に陥れられながらも元の世界への帰還を目指してダンジョンを攻略していく。
ダンジョン攻略にはMPを消費する攻撃が必要不可欠で、そのMPを回復するには錬金術で回復薬を使うしかない。そして、錬金術もAPを消費し、そのAPを回復するには悪魔とエロいことをしないといけない…というエロ的にシンプルかつよくできたシステム。
イージーモードならそこまで苦戦せず進められ、話の展開もサクサク進むので快適。ダンジョン攻略も複雑なギミックや時間がかかる要素もあまりなく、ストレスフリーな感じ。
やはりこの作品の中心はエロ面で、全部で10段階あるシーンのそれぞれがじっくり描かれていて実用性が高い。
シチュエーションも上げたり落としたりでシナリオともうまくマッチしている。Live2Dで少し動くのもまずまず。
ボリュームもちょうどよく、癖の少ない良い作品だった。
妹系の小さな妻との寝取らせプレイがだんだんガチの寝取られになっていく…というノベル主体の作品。
シナリオを進めるためにマインスイーパやパズルゲーム要素がありますが、あっさり簡略化もできるのでストレスフリーにサクサク寝取らせを捗らせることができます。
この作品のメインはやはり寝取らせ⇒ガチ寝取られへと進んでいくプロセス。ルートはどれも寝取られですが、テイストの違う4種類のパターンがあり、キャラデザのかわいらしさに反してどれも容赦がありません。
エグいです。非常にエグいです。
個人的には「貢ぎマゾビッチルート」が尊厳を粉微塵にする勢いで、「この絵柄でここまでやるんか…」とちょっと引き気味になりつつ楽しませていただきました。
2023年06月28日
十数年ぶり?に再開した幼馴染みの想い人がとあるきっかけから風俗の世界に足を踏み入れてしまい…というNTR風味のある風俗堕ち作品です。
ヒロインが風俗へ流れていく導入にはオカルト的要素があり、正直言って強引な感はあります。
ただ、個人的には「NTR×風俗堕ち」という好きな設定でもあり、間男である風俗客たちが揃いも揃って濃いので見応えはありました。
エロ要素も三者三様でどれもなかなかに濃厚です。
ゲーム要素よりもキャラ同士の絡み重視な作品だと思うので、もう少し堕ちる過程のボリュームがあれば言うことなしだったかなと。
荒削りなところはありますが作者の熱意や「こういうのが作りたい!」というエネルギーが伝わってくるので次回作以降も注目したいと思いました。
2023年05月24日
いわゆる「彼女と間男がふたりっきりに~」的なNTR脱出ゲーム
冒頭からヒロインと主人公の仲睦まじい感じと、ヒロインのお嬢様ぶりが描写されていて掴みはgood。
間男たちも三者三様でどれから行くか迷うほど。
ゲームシステムもポピュラーながらそれなりに遊べるミニゲームが3種類あり、簡略化できたりでストレスフリーな作り。
NTRシーンもいわゆる「のぞき」シチュがあったり、段階的にじっくり進められていてとても良かった。できれば堕とされた後のバッドエンドにも絵が欲しかったけど…
ここまでは良かった。
そして、別の間男ルートを進めてみると、責め方は違えどシチュが3人とも同じ、CGも同じと、ちょっとがっくり(ハゲオヤジの間男なのに筋肉質なイケメンが映っている……)。
ガワも一周目を終えるまでも非常に良かっただけに、非常にもったいなく感じてしまった。
クオリティ自体はとても高いし、NTRのツボも押さえられている。CGの流用をしないか、あるいは一人の間男に絞ってしまってシチュを増やすなりすればかなりの良作になり得たはず。