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(総レビュー数:116件)
2016年08月06日
サークル様の紹介にもあるように、RPGツクールVXAceを使用したADVとなります。ゲーム性的には、一昔前のヒロイン育成(開発?)型ADVの発想をリスペクトしたかたちになりますので、UIや目的は大分異なりますが、DLsite様でもかなりの人気を博している『奴隷との生活 -Teaching Feeling-』 と同じ骨格(筆者は両作品ともに『萌日記』という作品を連想しました)の作品とみてよいかと思います。ただあちらが、ダークファンタジー+一昔前のADVという皮を被った、現代的なストレスの少ないイチャラブ作品であるのに対し、本作は、正真正銘のダークファンタジー+一昔前のADVとなります。なので、心が弱っているときにプレイすることは、おすすめできません。
本題のADV面ですが、良くも悪くも一昔前のADVのメリット/デメリットを引き継いでいるかな、と筆者は感じました。メリットとしては、紙芝居型のADVと異なり、プレイヤーが試行錯誤できるので、ゲームとして能動的に楽しめるという点です。なので、そのようなトライアルアンドエラーが好きな方にとってはおすすめの作品です。演出面もCVありで良好でした。
逆にデメリットとしては、ある程度ゲームのシステムを理解してしまうと、途端に作業感が増してしまう、という点です。流石に『萌日記』をプレイされた方はあまり多くはないと思うので、『キ○キス』『ア○ガミ』といった作品群を想起していただければと思うのですが、結構な頻度で同じ演出のシーンをみることになります。なので、それらの作業感が苦手な方は回れ右です。
また、本作が特徴的なのは、育成の方向が択一ではなく、究極的には全方向に広げることができる点(例えは微妙ですが、F○Xのスフィア盤みたいな感じです)だと思います。なので、何週もリプレイする必要はなく、1周のプレイでフルコンプできる点は良心的です。
2016年08月06日
主人公、サクラは一見可愛いネコミミ+メイド+巨乳キャラですが、加えて、クールキャラ(※基本デレません)+銃使いのマッチョ(すぐに銃をぶっ放すので、『フ○メタルパニック!』の宗助の女性版かな? と思いました)で、スパイ的な技能に長け、暗器なども使用できるという、スーパーキャラとなっています。
この作品を楽しめるかどうかは、上記の属性の塊のようなサクラに魅力を感じるか、否かにかかっていると筆者は考えます。少し方向性は違うかもしれませんが、女性的な感性を残しつつ、強く・タフなキャラと言えば、古い作品ですが『ヴ○ルキリープロファイル』のレナスなどが挙げられると思います。筆者はああいう造形のキャラが大好きなので、本作品を大いに楽しめましたが、そのような造形のキャラクターが苦手な方は遠慮しておいた方がよいかと思います。
RPGとしては、簡単な部類で、主人公が最初から強いので、サクサクと進みます。一応、レベルアップ方式で組まれていますが、初期レベルからスキルが全種類揃っており、難易度自体もステップバイステップではなく、始終主人公側が圧倒的に強い構成となっているので、初心者でも安心して遊べる仕様になっています。
ADV面としては、基本的におつかい形式のクエストをこなしていくかたちとなります。なので、おつかいに耐性がない・いままでの経験で飽き飽きしてしまっている方などは回れ右です。クエスト自体は短めでストレスも少な目、また説明や指示が丁寧ですので、まず迷うようなことはないと思います。
逆にシビアと感じたのはイベント面です。基本、Hシーンに関わるイベントは再現性がないので、その気がなくともHシーンを回避したり、その逆もまた然りです。一例として、Hシーン前の主人公の選択肢で、にゃ!orにゃん!? というものがあったのですが流石に初見では無理ゲーでした。小まめに要セーブですね。
同シリーズ3部作をプレイしての感想となります。
まずは3部作を通しての感想ですが、DLsite様でも様々な「よく動く」動画作品を紹介・宣伝されていますが、こちらの作品もそれらに負けず劣らずの内容で、総じてお値段に見合った、良質な作品になっていたと思います。また、主にUI・動画演出がシリーズを重ねるごとに進歩しており、好印象を受けました。
本作は、マ○さんこと、まみさんと主人公(あなた)が浜辺でイチャつくという内容に特化しており、お約束のシチュも盛り込んであるので、気兼ねなくヌける内容になっていたと思います。なので、キャラやシチュに問題がなければ基本買い、でよいと思いますが、何せリスペクト先が先ですので、深いファンほど、こういったオマージュが苦手、という場合もあると思いますので、最終的にはユーザー様個々人の価値観によりけり、と考えます。
動画の話に戻すと、1~2は動画内容を脱衣の程度×プレイ内容×プラスαで決定する方式でしたが、本作は着てほしい水着×プレイ内容×デレ度(主にプレイ中の淫語の程度に関係します)で決定する方式で、基本は変わりませんが、少し趣が異なります。
元々18禁要素と親和性の高い絵柄をリスペクトしている(にわかの筆者には『サナララ』程度しか浮かびませんが)のに加えて、本作の絵柄の再現度の高さや、3で特に顕著に進歩していると感じる、3Dモデルの動きやカメラワーク、背景なども合わさって、エロい演出が為されていると感じました。また、細部に渡って丁寧な作りとなっており、例えば、選んだ水着で日焼けあとが変わる演出など好印象を受けました。
作品自体の価値とはあまり関係がありませんが、サークル様が発信されている通り、セーブデータの保存が少々特殊で、セキュリティソフトとの相性が悪い場合があります。なので、私的には全開放ボタンがある本作がおすすめです。
他のレビュアー様のレビューと重複しますが、まず本作の注意点を2つほど。
1 本サークル様の過去作やネットでの評判などでご存じの方も多いのではないかと思いますが、作者様の一番のこだわりはスカトロ描写です。しかも主に大の方についてであり、プレイしているだけで、熱い想いが伝わってきます。少なくとも筆者はこれほどまでに多くの失禁(大)や排便の効果音を盛り込んだゲームを知りません。なので、モザイクはかかりますが、スカがどうしても駄目な方は回れ右です。
2 本作には今のところ(2016年7月25日現在)、所謂回想モードがありません。なので、こだわりのシーンの数々を気軽に閲覧ができないので、注意が必要です。
本作は紹介文にあるように、サバイバルRPGですが、かなりADVとしての比重が重い構成となっています。基本的には筆者が子どもの頃に発売された『サ○イバルキッズ』シリーズを想像していただければと思うのですが、本作はそれに加えて、便意ゲージ・尿意ゲージなるものがあるので、むしろ初代『デ○モンワールド』かな? という感想です。因みに、サバゲー面は結構ガチで、状況や条件しだいではあっさり死亡(勿論ゲームオーバー)します。
ADV面の作り込みは並みではなく(知人のクリエイター曰く、ツールの限界に挑戦しているかのような作り込み、とのことです)、プレイヤーの自由度も高い構成ですので、飽きさせない内容となっています。
文章も丁寧かつ俊逸で、特に脱糞シーンは絵柄や文章、効果音などを含めた演出が素晴らしい出来になっているので必見です。また、シナリオも全体を通すと、基本、主人公がポジティブでノリも良く、糞まみれの本編に反して、爽やかな後読感です。何より、「食べて、飲んで、出して」をここまで讃歌している作品はそうそうないので、当たり前のことの素晴らしさを再認識させてくれる、稀有な作品です。
2016年07月31日
筆者は元ネタの作品を存じませんので、他のレヴュアー様がが挙げていらっしゃる、「原作ネタ」というものがまるでわかりませんが、それでも十分に楽しめる(既にDL数が12000件越えと人気を博している本作ですので、今更感がありますが)動画作品と思います。
サークル様の紹介ムービーが俊逸で、ムービー内のシチュが作品のほぼ全てですので、そちらをご覧になって、ピンとくるものがあれば、購入を検討されてみてはと思います。
「綺麗でよく動く」といった要素を売りにしている動画作品はDLsite様でもよく紹介されていますので、そう珍しいものではないのかと思いますが、本作の場合、シチュは大別して、
1:玄関でお出迎え(基本非エロ)
2:一緒にご飯(非エロ)
3:一緒にお風呂(エロ)
4:ベッドシーン(エロ)
となっており(基本1~4→1に戻るのループで、明確なエンディングなどは存在しません)、非エロのシーン大目なところが、他の動画作品とは違ったアプローチがされている部分と思います。総レヴュー数が多い故に、埋もれてしまったレヴューでも挙がっていますが、こういう日常描写がきちんと為されている動画作品は貴重で、とりあえず抜きたい、という欲求を満たすだけでなく、日々の生活で寂しいとか、疲れた、とゴリゴリと心を削られている方々にとっての癒しになり得るという意味で、唯一無二の魅力を持った作品ではないかと思います。少なくとも筆者は、疲れているときに2の動画をループして観て、癒されました。
実用性についても、エロい描写・演出ができており、十分です。絵や構図がおかしいですとか、エロくないとかそう言った類の素人(筆者)でもわかるミスはなかったと思います。また個々の場面について、アンロック方式を取っていますが、20~30分もあればフルコンプ可で、観た場面は自由にリピートできる仕様です。
2016年07月31日
他のレビュアー様のレビューなどをみれば、了解いただける内容かと思いますが、まず2点程、注意事項があります。
1 シナリオ・世界観共にがっつりと同サークル様『Dungeon of Retina』と繋がっている(続編です)ので、筆者のように前作未プレイの場合、シナリオに置いてきぼりにされがちです。なので、前作→本作とプレイされた方が良いかと思います。
2 システムや一部イベントの内容、セリフなど『ロ○ンシングサガ』三部作および『サガフ○ンティア』1作目を強くリスペクトした内容です。筆者は大のサガファンで、元ネタがわかるため、笑いを誘うシーンが多く、大いに楽しめたのですが、比較的シリアスな場面でもセリフを引用していたりするので、そういうパロディが苦手な方は回れ右です。
上記、2点の内容が含まれる作品ですので、好みは分かれると思いますが、内容は非常に丁寧な作りになっていました。同人作品ならではと思いますが、リスペクト先が同じな商業作『レジェンドオブレガシー』よりもシステム面がより本家に近く、マルチルート・エンディング(結末は一緒ですが、ルートでEDの演出が変化する)に拘っている分、「こちらの方がサガしているな」と筆者は感じました。戦闘は実際に体験版をプレイしていただいた方が早いと思いますが、本家の「ボス戦は勝率6割くらいが最適」な戦闘バランスまでは再現してないので、安心してプレイできると思います。
シナリオも本家のイスマス城陥落ばりの陰惨なスタートですが、キャラが基本、前向きであることやパロディもあってか後読感は良好です。
とにかく自由度の高く遊べる作品となっていますので、クリア後に回想は全てアンロックされますが、色々と試してみたくなる作品です。
『Dungeon of Retina』から始まったサーガはまだまだ続くようなので、期待できるシリーズになりそうです。
2016年07月27日
筆者はそこまで、この手のシチュエーションに詳しい人ではないのですが、それでも「アプリの力で~」という作品紹介を読むと、大抵の方は、催眠モノにありがちな、醜悪なキモオタですとかおっさんが美少女を従わせ、半ばレイプ気味にセックスする、というシチュを思い浮かべるのではないでしょうか? 本作はそれを逆手にとったような内容で、摩訶不思議な力を行使されたヒロイン(全員、疎遠になっている幼なじみです)は主人公のことを程度はありますが「好きになった」上でセックスしたくなってしまうというシチュが展開されます。なので、催眠モノに期待されるような、読み手の自己嫌悪や劣等感が投影されたキャラ(竿役)が羨望の対象である美少女を犯していくということから生まれる、カタルシスですとか、竿役の濁りのような獣性の発露ですとかは描かれていませんので注意が必要です。
本作は物語上、大学生の主人公が生活にやる気を失くしてしまい、ダメもとでアプリを使用する(自発的にセックスを望んでいます)ということや、元々主人公と薄いながらも関係性のある人物を選んでいるところを鑑みると、広義の意味では「逆レイプ」に含まれるのかも知れませんが、筆者は「色々な過程をすっ飛ばした純愛モノ」ではないかと感じました。
キャラは作品内容で紹介されているように
1少しロリ気味な元気っ子
2清楚系で少し引っ込み思案な子(巨乳)
3少しビッチテイストなギャル子(巨乳) の3人で
Hシーンはページ順で1→2→3で、最後にお情け程度ですがエピローグ部にハーレム状態のHシーンがついてます。あとは説明に記載はありますが、JPEGまたはPDFファイル形式で本編に加え、セリフや擬音なしのCGのみverも収録されています。先にも書きましたが、シチュ的には純愛モノに近いので、難しいことは考えず、気楽にヌける作品として楽しんでみてはいかがでしょうか?
内容的にはオーソドックスな紙芝居方式のADVで、選択肢あり、文章はメッセージボックスにて表示の作品となります。オプションでの各種機能調整やギャラリーモードもついているので、操作性という意味でストレスを感じることは、まず無いのではないかと思います。後はサークル様の紹介にある情報どおりの内容ですので、3ルート全てをフルコンプかつ、それなりにセリフや文章を飛ばさずにプレイして2時間程度の短編ADVです。シチュ特化の作品ですので、シチュが好みの方にとっては、素晴らしい出来の作品になっていると思います。
その上で、筆者の個人的な感想としては、
絵:筆者はあまり詳しくない絵師さんでしたが、記号が少な目の綺麗で可愛らしい絵柄です。個人的にはゲーム開始直後のCGが姉弟ともにとてもよい表情をしていてグッときました。
シナリオ:地の文が丁寧で、かつ会話のテンポもよいので、とても読み易いです。シチュが元々好きな方にとっては予定調和というかお約束的な内容盛り沢山ですが、近年の作品にしては珍しくキャラの倫理感がしっかりしており、近親相姦のタブーについてちゃんと言及します。少し古い作品ですが、『Clover Point』の夜々シナリオのような少しビターな後読感です。
CV:美少女ゲーム界隈では、かなりの大御所の御園生メイさんが演じているので、声優さんのファンの方にもおすすめです。近年の作品ですと『デーモンバスターズ』で似たようなキャラを演じられていたので、まったく知らないという方は本作の体験版も勿論のことですが、先にあげた作品のサンプルボイスを聴くだけでも雰囲気は掴めると思います。また、筆者のかなりHENTAI的な嗜好ですが、本作のヒロインである、なずさおねーちゃんは保健の教員ですので、性教育の授業を行う場面があるのですが、メイメイの声でそれらを聴かされると、グッとくるものがありましたね。
2016年07月20日
既に筆者がレビューを書いている時点で、DL数が24000件越えとかなりの人気を博している本作ですので、ネットの評判ですとか、他のユーザー様のレビューを参照していただければ、概要は掴めるかと思います。そんな中、筆者はあまり下調べをせず購入した類の者ですので、そういう者の感想として読んでいただければ幸いです。
まず、ゲーム概要ですが、サークル様の紹介文では「ADV」となっていて、DLsite様の分類では「動画作品」となっていますが、これは(厳密には、ですが)後者が正しく、プレイヤーが介入してどうこうすることはなく、文章と動画を観る作品となります。なので、動画作品の色が強力なデジタルノベル、といったところが正しい分類かと思いますので、物語を能動的に動かしたい、という方にはそもそも向いていないかと思います。
また、概要を読んだだけではわかりにくい点は性癖についてです。本作は他のユーザー様のレビューにも挙がっているように、レズ+ふたなり特化の作品となりますので、それらがどうしても駄目! という方も遠慮しておいた方がよいかとは思います。
それらの上で、本作の魅力について語るならば、やはり絵がフルアニメーションでよく動くという点ではないでしょうか。筆者はそこまでアニメに詳しくないので、観る人によりけりとは思いますが、著明に作画が崩れてしまっていたり、構図がエロくないとか観づらい・おかしなことになっているといった要素も見受けられなかったので、かなりハイクオリティに仕上がっていると思います。なので、お値段に見合った豪華な作品だと思います。
機能が類似した作品としては、商業作の『ものべの』『まいてつ』がインターフェースとアニメがよく動くという2つの意味合いで近いのではないかと感じました。つまりは同人作でありながら商業に劣らない魅力がある作品だと思いますので、是非プレイしてみて下さい。
レビュアーが選んだジャンル
そもそもの作品紹介や他のユーザー様のレビューにも挙げられてますが、本作品はゲームではなく、動画作品ですので、自分の好きなシチュエーションをコマンドし、再生するというかたちは取りますが、シチュのアンロックですとか、エンディングとかはありません。詰まる所、操作性のよいエロアニメとなります。シチュはお風呂プレイ(基本、あわあわですので、気分はソープに近いです)一択ですが、細かいプレイ内容は色々選べます。
一応、プロローグは紙芝居方式のADVですが、作品紹介で記載されている以上の情報は出ません。ボイスもプロローグパートは入っていないので、すぐに終わります(初回からスキップ可で、シチュの概要を説明しているだけです)。
肝心の本編はものすごく動画のクオリティが高く、よく動きます。プロローグ以降は紙芝居方式ではなく、動画ですので、地の文ですとか、セリフなどは表示されず、ヒロインのボイスと効果音、動画のみの演出となりますが、上手くエロい描写ができており、実用性のある作品だと思います。
個人的には商業のエロアニメより明らかに安価でかつ、同じくヌルヌル動くことで有名な、ティンクルベル様のサークルの作品よりも動きや描写が好み(こちらは男性主観視点で、少し動きに体重が乗っている感じです。竿役が男性ですので、当たり前かもしれませんが)でしたので、おすすめの作品です。
また、今後アップデートされる予定もある、ということでしたので、演出やシチュの増加や強化がされるかも、という期待も大きいですね!
今のところ(7月15日時点で)、ノートンなどのセキュリティソフトに引っかかるようですが、これはユーザー様の母数が増え、時間が経てば解決される問題ですので、作品の価値を貶めるような要素ではないと考えます。