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(発売当時の)グリザイアシリーズ最終作。今となってはひとまずのエンディングですが、そこに至るまでの流れは面白い。前2作のようなヒロインの内面を掘り下げる方向は控えめに、物語の大筋を終わることに注力している印象です。

とはいえキャラクターが好きな人へのご褒美が何もないわけではありません。迷宮から追加されたおまけHシーンは今作も存在、シナリオ上でも楽しめるシーンが存在します。この点が前2作のノリを重視しているユーザーとはやや相性が悪い向きもありますが、切り分けて考えることができるなら非常に満足度の高いエロ要素たちです。迷宮までプレイしているならひとまずは買って、プレイしてほしい作品です。

本作は同じ作品、本編とファンディスク(以下、FD)のセット商品。SF要素を設定の基本に据えたアドベンチャーゲームです。
おそらく、本作はシナリオライターの新島夕氏の作品ということで手に取る方が多いかと思われます。氏のシナリオにおけるメッセージはある時期から殆ど同じ問題意識のもとに書かれており、本作もまたその系譜に連なっています。そしてそのメッセージが、形容できない"勢い"と共に身体にぶつかってくるのが、本作の魅力です。氏の『はつゆきさくら』などの作品が好きな方には特に本編の一読はおすすめしたいです。

本製品は本編とその後を描いたファンディスクがセットになっています。それを理解して買う方にこそ伝えたいのですが、たいていの場合、本編が好きな人はFDが理解できず、本編が理解できなかった人にはFDがよくできたものに感じる例が非常に多いです。
前者の場合、本編の主たるメッセージがFDにおいては後退していることが理由としてあげられます。後者の場合では、本編においてはよくわからないまま話の軸に使われていたSF設定がFDにおいて説明されていること、これによって格段に理解しやすくなり面白く感じやすいです。
この二者択一的な状況はビジュアルや音楽を目的として買っている人にはほとんどあてはまりません。おっ、絵がきれいだな、音楽いいな、と思って買った方はどちらも楽しむことができると思います。

無表情で無感情なオナホ人形が感情を持った途端喘ぎだす。逆感覚遮断とでも言うべきこの作品の素晴らしいところをまずあげるとすれば、構成でしょう。導入として無表情状態でのエッチや「呵責」を入れているのがいい。これがあるからこそ、感情を得たエンマちゃんのイき様が輝くというものです。オチで快楽をおぼろげに記憶しているのも可愛くて良い。

次に、イき顔。こちらの作家さんは快楽をバチバチと表現されますが、本作は特にはげしく、注ぎたての炭酸飲料のような勢いを感じます。元の無表情にスパーク・赤面が合わさることによりもうどれだけイってるのかと感嘆したくなるほど気持ちよさそうな顔に仕上がっていることは間違いありません。それがいかにエロさを引き立てているかは言うまでもありません。

レイプ合法化、バカそうなタイトルですがあなどるなかれ。はためにはおかしくとも作品内ではシリアスにとらえられています。ちょっと強引なくらいの内容でレイプと形容する作品もある中、本作におけるレイプは女の子にとっては重大な問題としてとらえられており、その点非常にそそりました

レイプする際の女の子の心情変化も見逃せません。「ダメなのに、気持ちよくなっちゃうッ!」的な王道はおさえつつも、信じていた世界が崩れていくこと、夢が終わること、過程は様々ですが心が折れる様子を描写しているのがエロい。ある種の尊厳破壊でもあり、この仄暗い感情をムチムチの絵柄とともに楽しめることは贅沢な感じがします。

全体的に全裸のシーンが多い点はまずハッピーポイント。おまけにはコスエッチもありますが。
キャラクターの描写としては紗枝がとにかくかわいい。普通に考えて新婚の夫が別の女にご執心となったら心中穏やかでないのは当然ですが、ここではそれがとにかくいとおしいやきもち焼きとして表れている。「私も見て!」と主張する心の声がつねに聞こえてくるようです。

定点があるのが個人的にとにかく満足したポイント。2シーン、3コマ。3Pにおいての定点視点は片方が休み片方がヤる、これが入れ替わったりときには3人でしたりする表現が常道な気がしているのですが、ここでのエロスはヤっていない方にこそあると言えるでしょう。ソファでぐったりしている絵美、交代して休憩しながら話しかける紗枝。
また、体液の跡による描写も見逃せません。前述の入れ替わった相手のように、とにかくコトそのもの以外の描写による時間の経過こそが(レビュアーが勝手に思っているだけですが)定点視点の醍醐味であり、本作はそれをしっかりと表現できていると思います。

本作には続編もあるようでそちらもぜひ購入させていただきたいと思いました。

○GOはもう何年もやっていないけれど表紙買いせざるを得ないエロさ。胸をはじめとしてとにかくムチムチ、読み応え抜群です。口ではツンツンしているけどチンポ入れられたらすぐにヨガる、男の欲望トップメタな性格も最高。複数絶頂・連続中出しもカロリー高くて気持ち良すぎる。

この作品も含まれた総集編も販売されており、満足を確信されている方はそちらでまとめ読みするのもよいかもしれません。

獣姦の同人作品は読んだことなかったな、と思いなじみのある作品の二次創作と手に取ったらこれはなかなか。導入からオチまでの流れはシンプルながら、人間ではありえない大きさ、ありえない形状のチンポを持つ獣セックスの魅力がわかりやすく、獣姦・馬姦入門としては最適の一冊と思いました。

一コマ目からバイブ挿して人里に下りてくる描写で笑ってしまいましたが続き物とは。性にアグレッシブなパチュリー様のシリーズということでぜひほかの作品も読みたいと思ってしまいました。

紫とセックスする本。賢者ということで余裕のあるキャラクターとして描かれることが多いですが、今回はただの性欲強めのおばさんとして描写されています。
自分から「神隠し」した竿役に徐々に主導権を握られていく様は、あさましいメスという感じで大変好みでした。画風もあってか年増感はやや薄かったのですが、原作設定を知っていれば補えると思われます

ユウカ・ノアとの3P本ということで期待していました。ユウカとノアはとにかくかわいい。どっちもやきもち焼きでニマニマしてしまいます。
ただ、どうしても先生の顔は気になります。原作通りと言えばそうなのですが、しかしこの絵柄とポルノな内容のなかでは浮いており、作品全体をコミカルな方向に寄せてしまっています。作者がそれを意図しているのかもしれませんが、気になる方は注意した方がよいでしょう。

ラ〇ス9千姫負けイベントが元ネタ。肉便器落ちするという原作の要素そのままに催眠・ボテ腹などの要素が組み合わさり素晴らしくエッチな内容になっています。特にボテ腹が描かれたコマの絶望感はすさまじく、ラ〇ス9で見たバッドエンドを追体験してしんどい気持ちになってしまうほど。

ラ〇スを知らない方も抜けることは勿論、ラ〇スをプレイしている方も楽しむことができます。5円玉催眠みたいなふざけたアイテムもラ〇ス世界なら全然あるので「設定無視かよ...」と醒めることもないでしょう。