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俺は哲朗、夏休みをアルバイトに励んでいる勤労学生だ。
……なんて言っても、じつの所彼女もおらず予定もないので、
夏休みの前半をバーテンダーのバイトに費やして居るだけなのだが。
そんなある日、俺が住んでいるマンションの住人である、里穂さんとさやかさんが店にやってきた。
今日は揃って休みらしく、二人は冷やかし半分でここに呑みに来たのだろう。
俺は苦笑しながら、なんとか様になった腕前で二人にカクテルを振る舞った。
そして二人が帰ろうとしたその時、ガラの悪い男が二人入ってきて、早速二人を口説き始めた。
仕方ない……少なからず腕に自信のある俺は、野郎共を店の外に引きずり出し、軽くいなして追っ払ってやった。
と、そこまでは良かったのだが……チンピラの片割れが不意にバイクで突っ込んできた!?
身をひねってなんと避けたはいいが、派手にすっ転んでしまった俺は、
無様にも頭を打って気絶してしまたのだ……
目を覚ますと、そこは病院だった。里穂さん達が救急車でも呼んでくれたのだろうか?情けない……
タイミング良く現れた女医さんに事情を聞けば、どうも転んだ際に脚の骨を折った挙げ句、
頭を強打しているので検査が必要だという。
およそ3週間の入院……お、俺の夏休みが……
そんな風に落ち込む俺だったが、女医さん──彩香さんと言うらしい──は、
とろけそうな笑みを浮かべて俺に迫ってきた。
どうやら俺が、里穂さん達を助けてこうなった事を聞いているのだろう。
「男らしくってステキ♪」そう言って、あちこちスリスリされてしまう。
いくら怪我人でも、こんな美人に迫られたらどうにも堪らない。
俺は彼女のリードに任せるまま、童貞を失ってしまったのだ……
そして、あまりの極楽っぷりに脱力している俺に構わず、
彩香さんは2ラウンド目に突入しようと、再び上に跨ってきた。
その時……部屋にいきなりの来訪者が。
そこにいたのは、二人の美人看護婦さんで……なんと、里穂さんとさやかさんの二人だったのだ!?
こうして俺は、看護婦さん達に囲まれた、エッチで情熱的な夏休みを過ごすハメになったのだった。