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★ストーリー
主人公・夢川遊斗は、中学からの腐れ縁だった天川環に自分の想いを伝えようと、
公園に呼び出し告白しようした。
だが、想いを伝えることもできず、挙句は話をはぐらかして、環の前から早々に立ち去る。
その時、それは起こった。
帰宅しようと公園を出た環は車にはねられ、この世を去ってしまったのだ。
ちゃんと想いを伝えていたら……。
後悔してもしきれず、そしてもう2度と、環に想いを伝えることはできない絶望に陥る遊斗。
そんな遊斗の所に『死神』を名乗る少女が現れ、『環が成仏できないからなんとかしろ』、
ととんでもないことを言ってきた。
死神の隣には、まぎれもなく環の姿が。
混乱しつつも詳しく話を聞くと、お互いの想いが呪縛になって成仏できないらしい。
このまま現世に留まり続けると悪霊になってしまい、転生ができないと言うのだ。
遊斗は考え、あることを死神に聞いた。
『環を生き返らせることはできるのか?』
遊斗のその問いに、死神は一冊の本を差し出す。
その本の名前は【夢見白書】現世に留まった夢幻体(幽霊)を帰す方法、それは呪縛を解き放ち、
【夢見白書】に名前を書かせることだった。
そして、現世に留まった夢幻体(幽霊)を成仏させると、この【夢見白書】が奇跡を起こすと言う。
それから遊斗は環を生き返らせるために、【夢見白書】を使い、
夢幻体(幽霊)を成仏させることを決意する。
★登場キャラクター
天川環(あまのがわ たまき)
主人公、夢川遊斗の初恋の相手。遊斗、環、陽とは昔からの腐れ縁。
遊斗と同じく、お互い惹かれ合っていたが、素直になれず最後の1歩が踏み出せずにいた。
ある日、不運にも交通事故に出会い……。
矢羽田空(やはた そら)
環の親友。空と環は文字通りの親友だった。
互いに支え合い、空、環、遊斗はいつも一緒に過ごしてきた。
どんなことでも話し合える関係だったが、空には環にひとつだけ話せないことがあった。
それは自分の遊斗に対する想い。
付き合いの長さから、環の想い、そして遊斗も自分ではなく環に惹かれていることに
気づいた空は、自ら身を引くことを心に決める。
しかし、そんな矢先に環が交通事故にあってしまい…。
神代聖(かみしろ ひじり)
遊斗の前に突如と現れた幽霊。生きていれば遊斗の先輩に当たる。
不思議な女性で口数は少なく、何を考えているのか掴めない。
なぜ夢幻体になったのか? なにが未練となっているのか?その謎を知る者は聖本人のみ。
御手洗幽水(みたらい ゆみ)
遊斗の後輩にあたる女の子。
他人を寄せつけない独特のオーラを放っている。
性格はきつく、年功序列という言葉は幽水の辞書には存在しない様子。
妹の霊奈が言うには、昔は妹想いの優しい姉だったらしいが、幽水は昔も今も変わらないと言う。
幽水と霊奈、どちらの言葉が事実なのか?
御手洗霊奈(みたらい れな)
幽水の双子の妹。
生まれつきの病気でこの世を去ってしまう。
しかし姉のことが気がかりで成仏できないでいた。
自分の前では強がっていた姉だが、本当は寂しがっていることを霊奈は知っていたから…。
こよみ
魂をあの世へと導く案内人。つまりは「死神」である。
稀に現世への強い想いが残る魂があり、そういった魂の解放も仕事のうちである。
死神暦は10年。
姫原夢加(ひめはら ゆめか)
遊斗や空たちのクラスメイト。
その独特の大人っぽさが同年代以上の魅力を醸し出している女の子。
当然人気もあり、数多くの男たちに言い寄られているがそのどれもをあしらっている。
夢川翔子(ゆめかわ しょうこ)
遊斗の父の再婚相手。再婚相手だが遊斗との関係は悪くない。
地元にあるイタリアンカフェ、リブロビアンコの店長。
雲村陽(くもむら よう)
遊斗の友人。遊斗、環、空とは中学からの仲。
それ以来ずっと一緒に時間を過ごしている。
軽い性格で女の子にちょっかいを良く出すが、夢加は別格。
何回もアタックするが全て撃沈。しかし諦めていない。
夢村登瀬(ゆめむら とせ)
テレビで大人気の「夢占い師」。実際は老齢だが、その外見は異常なほど若く見える。
甘い物がなにより大好物。「夢見師」から再登場。