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■■■ストーリー■■■
人生に失敗し恋人にも逃げられ、絶望した男が自殺を決意する。
いよいよ死のうと踏み切りの前に立ったとき、男は見知らぬ女に声をかけられた。
女は、男に一粒の薬を渡し「それがいつでも楽に死ねる薬」だという。
男は、その薬と引き換えに、女に一人の少女の調教を依頼される。
この世に別れを告げようとした男が、隔離された山荘での調教生活を持ちかけられた。
用意された山荘に居た調教ターゲットも自殺を考える少女だった。
男と違い無理やり連れて来られた少女は、辱めを受けながら気丈にその状況に抵抗した。
少女を二週間で堕とせというのが、謎の女から与えられた指示だった。
そして、屋敷の地下には調教部屋が……。
自ら人生に終止符を打とうとした二人の男女の、調教という名の奇妙な交流が始まる。
■■■登場キャラクター■■■
▼小野寺秀一(おのでら しゅういち)
事業に失敗し、恋人には裏切られ失意のどん底にいる青年。
自分の無力を感じ、社会に接することが苦痛となり、死を決意する。
本来は真面目な普通の男だが、ボタンの掛け違いのように不幸に追い込まれ、
彼は「調教」を自分の逃避場所として受け入れる。
▼瑞樹詩織(みずき しおり)
父親は教師。優秀で快活な学生であったが、イジメに遭っている友人を見捨てる言動をしてしまい、友人は自殺。
罪の意識に苛まれるうち疲弊して後追い自殺を考えていた。
山荘に連れて来られたのを自分への罰とも考え、受け入れがたい状況に耐えている。
大人しそうな外見だが、一度は死をも決意したためか、主人公に対する物言いははっきりしている。
調教と称して自分を襲う主人公に対し、その人間的弱さを指摘する。
▼木暮美央(こぐれ みお)【謎の女】
自殺を考えている秀一と詩織を山荘に連れてきた女性。
秀一に調教の記録をつけさせ、それを売るのが目的と言っているが、本当の目的は謎。
ここに男女を招く役割を、調教を終えた女が代々引き継いでいるとも考えられる。
年齢は不詳だが詩織とそう違わないように見える。
いつも含みのある笑みを浮かべ、言動は時として浮世離れしており、
主人公とのやりとりは時としてユーモラスでさえある。