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■□■ストーリー■□■
「あたしのこと……調べてほしいの!」
世の中には信じられないことがたくさんある。
霊が存在しているなんてことも、その内のひとつだろう。
だけど、人間の想像を上回る出来事なんてのは、いつでも存在する。
空から女の子か降ってくるなんて、2次元の中でもなきゃありえないような話だろ?
しかも、俺の打球で打ち落とした、だなんてさ。
笑い話を通り越して、くだらないにも程がある——。
俺は真田平助。
私立豪徳学園に通う一介の学生。
だが、その実態は除霊師だ!
ただし、女性霊限定。
……なんで、女性霊限定かって?
聞いたことないか?
男の股間の除霊棒から出る液体(オブラートに包んだ比喩)には、霊を鎮める力があるって。
つまりはそういうことだ。皆まで言わせるな。
俺のつぼみのような霊力を開花させてくれたのは、
こっちの世界じゃ稀代の除霊師と知られる芹先生だった。
除霊方法が除霊方法なだけに、開花方法も開花方法。
芹先生にハジメテを奪われ、その後も除霊修行という
そりゃもう辛くも厳しい修行(意訳:SEX三昧)に明け暮れた毎日。
そして、時はちょっとばかり流れて、夏休み最終日の出来事。
それは偶然というにはあまりにも酷い仕打ちだった。
「いったーーーいっ! キミはなんでそんなとこにいるのよ〜!?」
俺の打球に打ち落とされたのは……女の子?
しかも、彼女は幽霊?
いきなり押し倒されるわ、股間をまさぐられるわ。
偶然が織り成すどんなに忘れようとしたって忘れなさそうな、
衝撃的な出会い・オブ・ニューセンチュリー。
しかし、皮肉なこともあったもので。
俺の打球が当たった彼女は、ショックで今までの記憶をなくしてしまっていた。
だが、落ち込むことなく、彼女はにんまり笑って俺に言う。
「記憶のなくなった責任は、あたしにボールをぶち当ててくれた張本人にとってもらおうかな〜♪」
こんな感じに、俺と記憶喪失の幽霊少女との、
ちょっとオカしい日常は幕を開けるのでありました。
■□■登場キャラクター■□■
【主人公に憑いた天真爛漫幽霊(?)】
●タマ (CV:みなづき蓮)
主人公の上に降ってきた幽霊(?)の少女。
霊力のこもった野球ボールをぶつけられ、ショックで記憶喪失に。
自分の名前も思い出せなくなっている。
性格は元気で率直、目立ちたがり屋。
思ったことをすぐ口にしてしまい、それが元でトラブルになることも。
「わたしの記憶、全部なくなっちゃったじゃないのよーっ!」
【主人公の幼なじみ】
●百瀬 美杏 (CV:小蝶)
主人公の住むマンションのお隣で、幼なじみ。
クラスメイトでもあるが、無遅刻無欠席、
成績優秀の優等生だが性格はちょっと控えめ。
抜群のプロポーションを誇り、クラスの中でも男子には絶大な人気を
持っているのだが、本人は気づいていない。ほんのりと天然ボケ。
「お隣さんだからこれ以上近い関係ってのもないもんね」
【学園の名物生徒会長】
●椚木 樹里 (CV:かわの亜衣)
主人公の上級生で、豪徳学園の生徒会長を務める。
規律に厳しく、曲がったことは許さない。
先天的な霊感があり、タマを最初から見ることの出来た人。
計算高く行動しているだけに、予測不能の事態に陥るとオロオロしてしまうことも。
常時、オシオキ用メタルルーラ(金属製30cm定規)を
仕込んでおり、風紀を乱す者に天誅を下す。
「何?命乞い?買収?どのような手段を用いても、私はあなたたちの行為を許したりはしないわ!」
【怪しげな見習い除霊師】
●七宮 なずな (CV:遠野そよぎ)
元気が取り柄だが、ちょっと頼りない感じの後輩。最近学園に転校してきた。
嘘が下手で正直者。悪いことはできない性格。
後ろめたいことでもあるのか、しょっちゅう遊ばれている。
実は主人公の師匠、七宮 芹の実妹なのだが周りにはバレていない様子。
新米除霊師、いろんな意味でチビッ子。
「チビッ子って誰のことですかーーっ!!」