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■ストーリー
「ひぐッ……! もういやぁぁ……! た、たすけてよぉ……」
先輩の悲鳴が、ひどく遠く聞こえる。
助けないといけないのに、もう、立ち上がることもできない。
先輩は精一杯抵抗しているけれど、蕩けて開いた割れ目は絶頂たがっていて。
そこをえぐられ、かき回されている。
乳首をこね回されて、喘ぎ声と共にふるえて。
「辛い思いをしたくなければ、素直になれ」
「イ、イかされる……ッ! 吉田くんの前でこんな人たちに、私……ッ!」
一際大きな悲鳴を上げて、達してしまった。
――見知らぬ男共の指で。何一つできない、俺が、見ている前で・・・
何も出来なかった悔しさと怒りが胸の中で渦巻いて、目の前がぼやけた。
――ある日、サークルあてに送られてきた一通の手紙
『ここに記載されている地には、人知れず続けられている謎の風習がある』
その一文と聞いた事のない地名に惹かれた。
だが同時に、どうしたものかと悩んでいた。
そうしたら、同じ手紙を見ていた先輩が声を掛けてくれた。
「一緒に行きましょう」
その一言が嬉しかった。優しい口調。柔らかな笑顔。
自分でも現金だなと思うけれど、恋心ってこんなもんだよな。
――これからどうなってしまうのだろう。
憧れの先輩と一緒だなんて、浮ついた気分で出発したのがいけなかったのか。
二人で逃げ出すこともできない。
小さな嗚咽が、そんな俺を責め立てるように響いている。
「うう……。ぐす、ひぐ……ッ! う、くぅぅ……」
どうしたら泣き止んでくれるんだろうか。
――考えようとしても、頭がぼんやりする。
いつの間にか噛み締めていた唇から、血の味がした。
■登場キャラクター
●雪村 塔子 (CV:井上瑞樹)
大学4年生。考古学サークルに籍を置いている。
父は中堅企業の社長で、実家は小金持ち。
“悠人”がサークルに入ってくるまでは、
ただ時間を潰すためにサークル活動をやっていた。
周りからは“雪先輩”などと呼ばれている。