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■ストーリー
私立麗逢(れいほう)学園。
数年前まではお嬢様学校と言っていい程の格式高い女子校だったが共学化。
しかし現在も大多数は女学生。
単に家から近い、という理由のみで決め、難関とも言える定10名の特待生試験を突破し、
そんな学園に通う主人公、櫻見 宗也(さくらみ そうや ※苗字名前変更可)。
宗也は数年前から自身の視界に入った対象の視界が共有出来る特別な力を持っていた。
その力に『シーズ』と名付け、実験を繰り返し、強化、進化し、
今では対象の記憶の共有や操作までが可能となっていた。
しかし唯一の誤算であったのが、カリスマ的人気で学園で権力を振るう、
クラスメイトの宮小路 静葉(みやこうじ しずは)の存在。
彼女とは、かつては恋人同士だった過去があった。
彼女は入学以来、宗也に対して、険悪な雰囲気を隠そうとしなかったが、
持ち前の要領の良さとトップクラスの成績で、難を逃れてそこそこ平和に日々を過ごしていた。
そして次の年、兄を追うように妹、櫻見 琉魅穂(さくらみ るみほ)が宗也と同様に特待生として入学。
仲が良く、学業その他も優秀な特待生兄妹として、学内でもそれなりに有名になっていく二人。
それを快く思わない静葉。
しかし宗也に正攻法では成果が出ない事を理解している静葉は瑠魅穂をだしに使う。
琉魅穂の名前を使って、屋上へ呼び出された宗也は罠にはまり、手違いで屋上から落下。
目覚めた時には病院のベッド上。
命に別状はなかったが、重傷を負っていた為、入院していた。
事故のショックからか、能力が退化。
以前よりも出来る事に制限がかかっていた。
それでも経験から能力は取り戻す事ができると確信した宗也は、ひとまず使える能力で復讐を考える。
そうして自身に怪我を負わす発端を作った静葉が、その財力と
学園長、守永 奏子(もりなが かなこ)の権力でなんの罰も受けていない事を知る。
案の定、何事もなかったかのように振る舞う静葉に宗也は静かに怒りを燃やす。
琉魅穂に危害は加えられていないようだが、それもこれから先の保証はない。
それなら……
「だったら、あいつらの全てを奪ってやろうじゃないか」
■登場キャラクター
●櫻見 琉魅穂 (CV:原秋葉)
【身長】145cm
【対人関係】兄以外苦手
【男性経験】なし
学園の1年生。主人公と同じく特待生。
兄と二人で暮らしており、家事全般を担当。
頭が良く、優しい兄を尊敬し、家以外でも一緒にいたいと同じ学園を受け無事入学。
幼い頃からお兄ちゃん子なので、兄の前では明るく、
しかし他者とのコミュニケーションが不足しており、口下手。
兄が静葉と付き合っていた頃は寂しかったものの、兄が幸せならばと思っていた。
別れた理由がわからず、気になっていたが、気を遣って今も真相を知らない。
静葉に対しては美人でお金持ちで自分にはないアクティブさを羨んでいた。
「兄と妹だから出来る事もあるんだよ」
●宮小路 静葉 (CV:御苑生メイ)
【身長】158cm
【対人関係】誰に対しても高圧的
【男性経験】主人公とのみ
カリスマ的人気を誇る学園の女帝。
裕福な女系の一族に生まれ、男に対しては女より格下と認識している為、横暴とも言える態度をとるが、
まだ精神的に幼かった頃に出会った主人公に対しては、性別を越えた尊敬の念を抱き、
自身でも驚く程、愛情を覚えて告白し恋仲に。
しかしその後、捨てられたような扱いを受け、裏切られたと思い、恨み、
あの頃の想いは全て自身にとっての汚点であり、削除したいと考えている。
学園への大口の出資企業令嬢でもある為、2年にして学内での権力は教師含めかなり強い。
主人公との過去を除けば完璧とも言える女性。メイドのかるたには全幅の信頼を寄せている。
瑠魅穂とは主人公と付き合っていた頃に面識があり、主人公同様優秀な為、好意的に接していた。
恨んでいる男の妹ではあるものの、悪いイメージは持っていない。
「お金も地位も権力も美貌もある私がどうして、
あなたみたいな男と同列で語られなければいけないのかしら?」
●京坂 かるた (CV:手塚りょうこ)
【身長】149cm
【対人関係】静葉にのみ従順。その他には普通。
【男性経験】なし
静葉のお付きメイド兼クラスメイト。
静葉とは幼馴染であり、幼い頃より主従関係を結んでいる。
女帝と称される静葉とは対照的に物静かでいて、メイドとしての技量は非常に高い。
基本的には静葉に従順な為、言われた事はきっちり実行する。
静葉の事を利用し歪ませる原因となった主人公に対しては、いい感情を持っていないが表に出す事はなく、
また、怪我を負わせた事自体はやはり悪い事をしたと思っている。
「謝って済む問題ではないと理解はしています。私で良ければお好きにどうぞ」
●甘粕 秋瑠 (CV:相本さくら)
【身長】164cm
【対人関係】静葉には媚び、その他には普通。
【男性経験】なし
クラスメイトで静葉に偉人を見るかのように憧れる取り巻き。
その静葉が嫌っていると思われる主人公の事を悪い人間なんだと思っている。
本来は良い人間ではあるが、静葉に影響されすぎており、
主人公にとっては不快な存在として認識される事に。
主人公に怪我をさせた事に噛んでおり、静葉の力で不問になっているものの、
その事には罪悪感を強く抱いている。
行動を始めた主人公に利用されるが惹かれ始め、徐々に憧れの対象が逆転していく。
「あぁ、宮小路さんは今日も素敵だなぁ。生まれ変わったら、私もああいう風になれるかなぁ」
●守永 奏子 (CV:榊木春乃)
【身長】169cm
【対人関係】静葉程ではないものの高圧的。男に対しては露骨に引いている。
【男性経験】なし
学園長。
男に対して潔癖なまでに毛嫌いする傾向があり、共学化に反対していたが、
周りの圧力により止む無く折れた過去があり、
今回の主人公を排斥する事に関して、乗り気となり、静葉に手を貸す。
奏子自身がかなりの財産を持っている為、
他の教師達と違い静葉とは金銭的なやりとりがあるわけでもなく、単なる協力者として対応している。
「転校したいって言ってくれれば、即日手続きしてあげるわ」
●櫻見 宗也(※苗字名前変更可能)
【身長】175cm
【対人関係】普通
【女性経験】静葉とのみ
学園の2年生で特待生にして成績トップ。
妹の琉魅穂と二人暮らし。飄々とした性格で他人に合わせて話をする為、聞き上手。
静葉らを除き、クラスメイトの女学生からの評判も男子学生の中では一番と中々だが、
自分と妹の為ならば、悪意なく手段を選ばない裏の面も持っており、かつて能力に目覚めたばかりの頃、
能力の実験台として静葉と付き合う事にし、ある程度成果を得た事で距離を置くように別れた。
琉魅穂を本当に大切に思っており、過保護な面もある。
能力にはシーズ(seize=強奪)と名付けている。
※シーズの主な5大能力
【視界の共有】
相手が見えているものが主人公も同様に見える。
音も聞こえ、感覚も共有。どれも個別にON、OFF可能。
【記憶の共有】
相手のこれまでの記憶を覗き見る事が出来る(相手が忘れている事も)
【記憶の書換え】
相手の経験外の事にも変える事が出来、それが事実だと思うようになる
【行動の操作】
主人公の思う通りに行動させる事が出来、本人の身体能力内なら普段出来ない事も可能。
力を解除した後、あらかじめ決めた合図で行動を起こさせる事も出来る(行動のプログラム)。
【感覚の操作】
五感に働きかけ、急に泣かせたり、痛みを覚えたり、快感を得たりなどの操作が可能。性癖を植え付ける事も。
「こそこそするのはやめだ。この能力であいつらを、何もかもを手に入れる」