奪われた学園 ～罠に落ちた優等生～

■ストーリー
「ほう？おもしろそうじゃないか」

PCの画面上に踊る「美しすぎる女教師」の文字に有井文大（ありい ふみひろ）の目は釘付けとなる。
どうやら、この殺風景なマンションの一室で、退屈を持て余す生活に終わりが来たようだ。
呼びつけたSPに転入の手続きの指示を出すと、彼は慣れた手つきで荷物の整理を始めてゆく。
転入先として指示した先は、私立朔磨学園（さくまがくえん）。
地方にありながら、学生による学園自治を重視するその独特な校風で注目を集めているらしい。

「学園自治？ハッ。馬鹿馬鹿しい」

そんなものは、どうでも良かった。
彼にとって「美しすぎる女教師」の見出しの横に映っていた女性の写真こそが珠玉の意味を持っている。
学園自治などというオママゴトなど犬の餌にでもしてしまえ！
今や、彼の興味は「美しすぎる女教師」こと
戸倉皐月（とくら さつき）の容姿が本物か否か、に集約されていた。

時は7月。
夏休みを目前に控えた私立朔磨学園の学生会室で、
副会長の黛千夏（まゆずみ ちなつ）は片想いの相手である学生会長との「これから」を気にかけていた。
そこへ流れてくる「季節外れの転入生」の噂。
その噂の主によって、周囲の平穏が全て音を立てて瓦解していくことを、
彼女はまだ知らずにいた……。

■登場キャラクター
●黛 千夏（CV：ひむろゆり）
学生自治会の副会長を務める才媛。
自治会長を信頼しており、影に日向に支えている。
性格も明るく気さくで同級生だけでなく、下級生に対しても社交的。
変に気取ったところがなく、全学生からの人気も高い。
自治会長とは相思相愛だが、お互い奥手で気持ちを伝えていない。
夏休みを控え、近々告白しようと思っており、少々浮ついた気分でいたのだが……。

「絶対いつもと違いますよ。昨日までそんな感じじゃなかった」

●榛名 珠希（CV:四ノ宮ひな）
小柄ながら引き締まった肢体を持つ天才空手少女。
全国大会の常連で、師匠でもある朔磨学園教頭の指導の下、日夜練習に励んでいる。
無駄なぜい肉が無いため、防御が弱く俊敏さを活かした空手スタイル。
本人は「この体じゃ実戦はできない。もっと脂肪が欲しい」と思っている模様。
千夏とは親友同士。有井文大の転入以降、様子のおかしい千夏を心配して、
文大がいないタイミングで体育倉庫に乗り込むが……。

「そういえばさぁ、今日から転入生来るんだってね。3年生らしいよ」

●戸倉 皐月（CV:草柳順子）
舞台となる学園の教諭。担当は現国。
「美しすぎる女性教師」としてマスコミに取り上げられてしまい話題に。
その姿に有井文大が興味を覚えた事がこの凌○劇の発端。
元来、男性に対して苦手意識があり、そのせいか、まだ男性経験が無い。
文大の手回しによって、転校生である文大の転入手続きの説明役に。
「なぜ二年目の自分が？」と思いつつも説明役を務めようとするが、
大柄な文大に押し倒されて犯され、写真を撮られてしまう。

「そんなこと……。女性の3サイズを訊くなんて、セクハラよ」

●有井 文大
有名政治家を父にもっており、親族には有力者がゴロゴロ。
その権力を背景に幼い頃より好き勝手な生活をしている。
特に「たおやかな花を折る」事に無上の喜びを感じる性癖。
逆に飽きやすく、興味を失ったおもちゃには見向きもしない。
なお、苗字は父方ではなく母方を名乗っている。
父方が有名すぎるためのカモフラージュ。
身辺に大人のSPを連れており、何か危機が迫れば、
瞬時に周囲のSPたちが駆けつけてくる。
大柄な外見で一見鈍そうなため、侮られがちだが、
実際はSPなど必要ないほど屈強な体をしている。
また、大きな体躯に見合った巨根の持ち主で、豊富な女性経験もあって、
犯された女性たちは心で拒絶しても犯されるたびに身体が忘れられなくなってしまう。