【過去から帰ってきた少女】
●鳥海 有子 (CV:北見六花)
透のクラスメイトで、長期入院により闘病していた少女。
あるきっかけにより、快復に向かい短期ではあるが退院した事により学園に復帰した。
読書が趣味、というか病室で許された事しか趣味が無く、また若干世の中を斜に見て居る所があるが、あらゆる意味で耐久力が無い。
何故か透に対して言いようの無い感情を抱いている……?
「ボクが一体何をしたというんだい」
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倫理審查編號 | 本作品已通過日本倫理審查。(受理編號0031287D) |
覚めない夢は無い。
けれど、夢を見なくなる事も無い。
――明晰夢――
夢の中で「これは夢だ」と気づいてしまう夢の事。
内藤透はある事故を境に、夢の全てを明晰夢として見るようになってしまった。
だがしかし、
冬に起きたある事件をきっかけにその事故の残した物と向き合い、
幸せな悪夢は終わりを告げた。
鳥海有子。
幼い日から病を患い、入退院を繰り返していた彼女だがついに病気も快復に向かい、
休学していた学校に再び通い出す事になった。
同じ病人仲間、という訳ではないが手助けを勝ってでた透に半ば強引に付きまとわれ、
彼の幼なじみの咲、何かと頼れる弥生、有子と元々友人であった景子と共に、
徐々に学園生活にも慣れて行く。
だがしかし、透にはどうしても振り切れない姿があった。
心を通わせ、しかし二度と出会う事の出来ない『彼女』。
それは納得した筈だった。
そして有子と『彼女』の姿を重ねる事は、どちらに対しても不義理である事も分かって居た。
けれど彼は、何かに気付いてしまう。
「覚めない夢は無い、確かにそう言ったわ」
そこに現れる、最愛の悪夢のカタチ。
「――けれど、夢を見なくなる事も無いもの。ふふ、まさか気付いていなかった?」
「終わっていないのではないの、これは新しい夢。
無念と後悔と、振り切れなかった想いのカタチ。
ほんと、こんな夢ばかり見て、しょうがないんだから」
そして彼の耳元で舞亜は甘く囁いた。
「これは甘くて幸せな、終わりに向かう夢のお話」
【過去から帰ってきた少女】
●鳥海 有子 (CV:北見六花)
透のクラスメイトで、長期入院により闘病していた少女。
あるきっかけにより、快復に向かい短期ではあるが退院した事により学園に復帰した。
読書が趣味、というか病室で許された事しか趣味が無く、また若干世の中を斜に見て居る所があるが、あらゆる意味で耐久力が無い。
何故か透に対して言いようの無い感情を抱いている……?
「ボクが一体何をしたというんだい」
【面倒見の良い妹な幼なじみ】
●蓮乃 咲 (CV:青山ゆかり)
透達の幼なじみ。
昔は素直な良い子だったが、ある時期を境に幼なじみである透を兄と呼び、面倒をみるようになっていった。
時折、女として透を手練手管で絡め取るような行動をとるけれど、完全に無自覚。
ブラコンでも無ければ、面倒見が良すぎて貧乏クジを引き続けて居る。
「まったく、本当に。どうしてこんな事になっちゃったのかしら」
【頼りになるけど困ったセンパイ】
●弥生 B ルートウィッジ (CV:風音)
透の先輩で科学部部長の帰国子女。
名の通りハーフで、日本とイギリスを行き来している。
人前では落ち着いた頼れる先輩として振る舞っているが、身内しかいない所ではその弱みを存分に見せ、そして甘えつつ付け込んでくる。
最近、素直に笑えるようになってきたというが――。
「人生、思った通りに行くなら何の苦労も無いわ」
【血統書付きロック猫】
●平坂 景子 (CV:青葉りんご)
咲の同級生で学園長の姪。
ギターが趣味で、気晴らしにと駅前で歌っている姿を良く見かける。
父親と折り合いが悪く、気付かれない家出として透や咲の所に泊まりに来る事もある。
ただ、その折り合いの悪さの質も変わってきたようで、余計に困惑していた。
「センパイ相手なら、かまいませんよ」
【最愛のトラウマ】
●舞亜 (CV:遠野そよぎ)
透の抱える最愛で最悪のトラウマ。
とある一件により向かい合い、落ち着いたのだが……?
「あら、どうしてわたしを見るだけでそんなに不安そうな顔をするのかしら? ふふ、うふふふふ」
【後悔の残滓】
●『彼女』
透と心を通わせ、そして別れを告げた筈の少女。
彼女とはもう二度と会えない筈だったのだが――。