●エリシア・ウェントワース (CV:野月まひる)
主人公にしてヒロイン。
作中における、唯一の、地上の人間。
廃墟と化した地上のニューヨークを歩く、黄金瞳の娘。
3年前(1904年)の12月以来、左目が猫科の動物に似た"黄金瞳"に変わっている。
大人しそうな容姿には不相応の勇気を備え、強い意思を持つ。
気丈な性格。誰の助けもなく、たったひとりで広大な廃墟都市である旧ニューヨーク・シティを訪れた。
自ら開発した多脚式歩行鞄を連れて、廃墟という現実を歩き続ける。
本来はイェール機関大学に通う学生だが、休学中。
故郷であるコネチカット州のハイスクールに通っていた頃、ほのかな想いを交わした初恋の相手がいた。
互いに深く想い合っていたものの、恋人同士にはならなかった。
回想で徐々に提示される過去の記憶により、彼女が旧ニューヨークで探すのが、その人物であることが明かされていく――
「1日目。廃墟に足を踏み入れた。あの噂は正しかった。本当に、誰の姿もない」