●神代 直 (CV:佐藤涼樹)
家族は両親がいるが、父親は海外(アジア方面)へ長期出張中で母親もその付き添いで同行。
息子一人で地元の実家に残り自活していた。
本来はストレートで物怖じしない性格の好漢。
体格と身体能力に恵まれ、陸上部のホープだったこともあるが、一年前、膝の靭帯を断裂。
手術で回復するが以前のような記録は望めなくなり、部を辞して競技生活を引退する。
それまでの目標を失ったことで日常に倦み、鬱屈した気分が溜まっていく。
一時期はその腕っ節の強さを買われた喧嘩の助っ人などで私生活が荒れていたが、陸上部の元マネージャーである先輩の古雅幸によって窘められる。
それがきっかけで彼女に惚れるが、告白して玉砕。
更に屈折することに……
その後震災で地獄と化した非日常的環境の中で、自己保身で精一杯な周りとは逆に、過剰なほどヒロイックに行動し無謀と紙一重の勇敢さを発揮するようになる。
本人の思惑とは関わりなく周囲に希望を与える存在になっていき、本来の好漢ぶりを取り戻していく。
「ああ、先輩のよく知っている俺だよ。もう何も心配はいらないぜ」