●奏衣 (CV:鈴田美夜子)
学園の屋上で行き倒れていたところを隼人に救われた、迷子少女。
自称、記憶喪失。
見捨てられずに拾ったのが運の尽きで、隼人の部屋の居候になる。
人懐っこく、言われたことは何でもかんでもすぐ信じる。
純粋だが、お馬鹿っ娘。
隼人とは、ほぼ、保護者と被保護者の関係。
時折、年不相応な哀しげな顔をすることも――
「名前? 名前は…奏衣なのっ」
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注意:(VJ013725)「etude 10th anniversary collector’s edition」と内容の重複があります。
■ストーリー
「始まりは雨の日の出会い、そして一冊のノート――」
樹々が黄や紅に染まる秋。
俺――秋津隼人は、一人の少女と出会った。
夜長に降り始めた雨の中、傘も差さず佇んでいた少女。
少女が落としたものと思われる一冊のノートを手にした時から、俺の平凡な生活は少しずつ変わり始めた。
ノートの持ち主を探し、廃部寸前の演劇部へと訪れた俺。
その俺が見たのは、個性的な演劇部の面々だった。
雨の日に出会った少女、ぐーたら脚本家で、
気が抜けると人外の垂れ生物になる先輩・安藤沙夜。
真面目で大人しいと思っていたクラスメイトの上城雪は、
リボンを付け替えるだけでガラッと性格の変わる超演技派体質。
七海姉――佐倉七海部長は、天然ボケとおっとりの度合いがだいぶ激しすぎるお隣さん。
そして、学園の屋上で何故か行き倒れていた少女・奏衣。
変わった演劇部の面々+1名に囲まれて。
気づけば俺は、演劇部再建のために演劇部に入部し――
そして、いきなり主役の片方を任されることになる。
地元に伝わる、とある都市伝説を題材とした、オリジナルの演目。
沙夜先輩の書くその演目には、確かに俺も興味を惹かれて――
慣れない練習に、俺を振り回す声、日々、深まる秋の気配に包まれて、
大して気にも止めなかったモノクロの世界が、緩やかに彩られてゆく。
彼女たちとの関わりの中で――
秋雨の幕があがる頃、俺は――俺たちは、いったい、どんな景色の中にいるだろうか――
●奏衣 (CV:鈴田美夜子)
学園の屋上で行き倒れていたところを隼人に救われた、迷子少女。
自称、記憶喪失。
見捨てられずに拾ったのが運の尽きで、隼人の部屋の居候になる。
人懐っこく、言われたことは何でもかんでもすぐ信じる。
純粋だが、お馬鹿っ娘。
隼人とは、ほぼ、保護者と被保護者の関係。
時折、年不相応な哀しげな顔をすることも――
「名前? 名前は…奏衣なのっ」
●安藤 沙夜 (CV:真中海)
隼人が雨の日に出会った、憂えた顔をした神秘的な少女。
しかし再会した時には別人――いや、別のせーぶつと化していた。
真面目な時や寝ている時はそこそこ美少女だが、垂れた時はもはや人外。
演劇部の先輩で、横暴脚本家にして演出家にして舞台監督。
演劇部の実質的なリーダーだが、やる気の無い時は垂れて使い物にならない。
学園祭に向けて、依山の伝説を題材とした一本の脚本を書くことになるが……
「天誅ーっ!! いいからそこの犯人! 私のノートを返しなさい!」
●上城 雪 (CV:須寺すばる)
隼人のクラスメイトで、演劇部部員。
男性が苦手で普通に話すことも出来ないが、何故か唯一の例外が隼人で、自分から話しかけたり会話出来る程度には心を開いている。
普段は大人しく人当たりのいい優等生だが、リボンに応じて甘えん坊になったり元気っ娘になったりと、性格が変わってしまう難儀な特技(?)を持つ。
「今の雪は幻、演じている雪こそ本物……そんな感じがするんです」
●佐倉 七海 (CV:澤田なつ)
隼人の住むアパートの管理人さん代理で、おっとり天然ドジっ子お姉さん。
余った食事をお裾分けしに来てくれたりと、なにかと隼人に優しくしてくれる。
沙夜とは子供の頃から親友で、同じ演劇部に所属。
大好きな演劇も、演劇部も無くさないよう、廃部を防ぐために奔走している。
演劇部の数少ない常識人。
ただ、時々振り回す側に入っていることに自分でも気付いてない。
「そんなことばっかりしたら、めっ、ですよ~」