●宮代 亜由美 (CV:天川みるく)
本編のヒロインで、製薬会社営業課の主任。
仕事に対する情熱とプライドは、ズバ抜けて高い。
かつては『一生懸命仕事に打ち込んでいればね。大金と恋愛なんか自然とついて回るモノよ』と決め込んでいた。
……今となっては、懐かしい昔話だと踏まえている。
真面目なだけに、過労で脳に障害を持ってしまった。
今は培ったキャリアを守る為、保守的な考え方で仕事をしている。
外見は勝気で高慢、挑発的だが、性格はマゾ気質が垣間見えがち。
口だけは威圧力があっても、彼女の本性は重度の依存症。
亜由美から漂う妖艶なフェロモン成分は、人生に疲れて助けを請う、弱々しい牝の依存シグナル成分である。
部下の秀一に対しても、仕事面、男性面のどちらにも期待していなかった。
しかし毎日毎日、ノイローゼになるほど顔を合わせている為、亜由美の思考には、どうしても秀一の存在が消せなくなっている。
イラついていると、亜由美に頭の上がらない秀一へここぞとばかりに説教を垂れてしまう。
まるで出来の悪い弟を叱り付けるような感覚だと、亜由美本人も認めている。
趣味は昔、就職する際にすべて捨ててしまい、溜まったストレスは日々のオナニーで発散するしかない現状。
それでも、理想の幸せを蜃気楼のように追い求めている。