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異能保持者と言われる超常的な力を持つ人々が多くを占める近未来の日本を舞台に、
日々増加する異能犯罪の対応の為に新設された特殊機動隊二課に所属する隊員の活躍を描いた物語。
■ストーリー
――人類が二度目の世界大戦を経験した頃からか、
世界各地で、超常的な力や異形の容姿をもつ人間たちが確認されるようになり、
やがて、その力や特徴は『異能力』と呼ばれ、
『異能力』を持つ者は『異能保持者』と呼ばれるようになっていった。
人類は当初『異能保持者』達に同情的だったものの、
その数が増えるにつれ、やがては彼らの力を恐れ、疎み、排斥する動きが生まれ、
「異能保持者」達もまた、ある者は自分たちの身を守る為、ある者は自らの力を誇示する為、
異能力を用いて人類と争うようになり、こうした悪循環から、各地で暴動や犯罪が横行し、
世界的な両者の対立が急速に深まっていった。
世界規模の人類と異能保持者の対立は、ある時から堰を切ったように世界各地で争乱が勃発する。
日本もまた例外ではなく、人類と「異能保持者」と間に争いが勃発し、
政府機能の一時消失や、自衛軍将校によるクーデター未遂など動乱の時代を迎えることになった。
混迷する国内情勢に対し、日本政府は新たな治安維持機構として、
人類と「異能保持者」の双方が所属する特殊機動隊を創設する。
新たに創設された特殊機動隊第二課司令として配属された榊弥 綜人(かしわび あやと)は、
隊員たちとともに治安維持に努める。
特殊機動隊の創設から数年後、隊員達の活躍により犯罪率は低下し、国内の治安は小康状態を保っていた。
つかの間の平穏を取り戻した日本で、日々、異能力犯罪の取り締まりに努める特殊機動隊に所属する隊員たち。
ある事件を境に、異能保持者による組織犯罪が増加、
それと比例して、人々の不安や政府を非難する声が急速に高まっていった。
それぞれ疑念を覚えながらも、事件の処理にあたる特殊機動隊の面々。
やがて彼らは国中を巻き込んだ大きな陰謀へと飲み込まれていくのだった……。
再び勃発した人類と異能保持者との争い、武力鎮圧に動く軍、
そして争いを抑える為に出動する主人公たち特殊機動隊。
各勢力が入り乱れる危機的状況の中、それぞれの正義と苦悩が交錯する先に見えるものとは……。
■登場キャラクター
●守志那 虎徹
特殊機動隊 第二課に所属する隊員で、綜人の部下のひとり。
二課に配属されてまだ日が浅く、ようやく新人の肩書が取れそうなところまで来た隊員。
過去、身体に宿す異能力の潜在的な高さ故に、非合法組織に狙われた経緯があり、綜人に助けられた過去を持つ。
保護された後、内務省異能力者支援研究局の教育課程を修了し、二課に配属された。
戦闘時はクールな印象を受けるが、実際は思いやりがあり、優しく元気で活発な女の子。
二課のムードメーカー。
感情表現が豊かで、主人公を尊敬し、主人公の強さに憧れている。
新人隊員の橘 伊紗奈という歳の近い友達との出会いもあり、
人並みの女の子のように青春を謳歌出来るようになった。
彼女に対して先輩ぶりたい一面を持っているが、傍から見ていると、どっちが先輩かたまに分からなくなる時も。
異能保持者で、風を操る能力を持つ。
日本刀を用い風を剣撃に載せ、かまいたちによる遠距離の攻撃も可能、
風を操ることで、自身の移動速度の向上、衝撃を緩和してダメージ軽減したりと汎用性が高い。
●橘 伊紗奈
特殊機動隊 第二課に配属されて日も浅い新人隊員。
隊員の中では珍しく、学園に通いながら、特殊機動隊の隊員を兼任している。
口数が少なく、凛とした姿から近寄りがたい雰囲気を持っているが、
実際は少し感情表現が不器用なだけで優しくて明るい女の子
幼い頃、異能力に目覚めた際、その潜在的な力が原因で事件に巻き込まれ、綜人に助けられた過去を持つ。
特殊機動隊へ入隊した経緯については、過去に助けてくれた綜人への憧れから来ているところが大きい。
隊員の中では特に虎徹と仲が良く、一緒に過ごすことが多い。
感情豊かな虎徹の影響や、大人な先輩たちからの学び、
人間と異能保持者との確執による事件を目の当たりにしていくことで、
隊員として、一人の女性として成長していく。
異能保持者で、俊足の能力を持ち、神速を活かした日本刀による斬撃を得意とする。
(実際は綜人に憧れている為、同じスタイルにしている。)
瞬発力は隊員の中でもトップクラスの為、人質供出など迅速な解決が望まれる任務では、
いち早く切り込んで相手を無力化する際に大いに役だっている。
●水無月 奏
特殊機動隊 第二課に配属されているベテラン隊員。
主に二課の後方支援を担当しており、事件起きた際のブリーフィングオペレーター、
二課司令の秘書的な役割も兼任している。
常に物腰柔らかく、誰に対しても優しく接する性格で、
隊員に対して姉や母のように振る舞い、悩みを聞いてあげたりと、
二課の若い隊員達からお姉さん、お母さんとして慕われている。
虎徹、伊紗奈を妹のように可愛がっており、みんなに、紅茶や、美味しいご飯をふるまうことを趣味としている。
二課の司令である綜人の頑張りを昔から傍で見ており、仕事において献身的なサポートをすると共に
いつも癒してあげたい、甘やかしたいと想っている。
後方支援の業務に携わる隊員は、なぜか皆メイド服を着ているが、これは立派な制服であり、実は理由がある。
異能力保持者で、サトリの能力の一種である、
電子情報系に特化したサイバネティックサイコメトリーの能力を持つ。
情報端末の操作、サイバーネットワークにアクセスする際、高速で情報解析が可能であり、
電子制御機械が相手なら、触れることである程度の制御方法を知ることができる。
●葛葉 神楽
特殊機動隊 第二課に配属されているベテラン隊員。
式神使いで、常日頃から狐の式神を使役している。
特に小さな頃から一緒に育った式神のウヌキは、家族と同様に扱っている。
(といっても周りから見て、結構扱いは荒い。)
前向きで奔放的な性格だが、仲間を想う気持ちを強く秘めており、
特に同僚の奏と共に、虎徹、伊紗奈を手の掛かる後輩と見ながらも良く面倒を見ている。
二課の司令である綜人に、ちょっと高飛車な態度を取ることもあるが、
これは敬愛する彼に良いところを見せたいと思う気持ちの裏返しであり、
素直になれない自分にヤキモキすることもしばしば。
真面目だが、少し不器用なところのある妹の神耶(カグヤ)がいる。
苦労性な妹に気苦労ばかりかけているが、姉妹中はとても良い。
異能力保持者で、妖狐の異能を持つ。
狐の式神を使役し、護符を用いた霊術を使用する。
自我を持ち人間の言葉を理解できる式神の大狐ウヌキと共に
偵察や奇襲といった幅広い任務を担当することで、二課を戦闘面で大きく支えている。
●草薙 志乃芙
特殊機動隊 第一課の司令。
一課は政府機関の中でも選りすぐりの隊員により構成されたエリート部隊であり、
一課で経験を積んだ隊員を基幹要員として新設した課に移籍配置させ
組織を増強していく政府計画の要でもある部隊である。
彼女はその能力と人望により、第一課の初代司令として任命された。
性格は男勝りな一面もあるが、優しく面倒見も良く、男女問わずモテる、所謂イケメン女子。
エリート隊員で構成される一課と、民間からの登用が多い二課とは、隊員同士で何かと軋轢があるが
一課司令である彼女は、所属を問わず隊員から尊敬されている。
二課司令の綜人とは、特殊機動隊設立前からの同僚であり、悪友であり、良き理解者でもある。
異能保持者ではないが、護国を司る古の退魔師の家系で
霊力と退魔術による身体能力による剣技、銃器、格闘などを高い水準でこなすオールラウンダー。
過去に自衛軍が起こしたクーデターを鎮圧した際は戦車を刀で切断するなど、
一課司令の綜人と比肩しうる実力を持っている。
●榊弥 綜人
子守から戦車の撃退まで出来る、特殊機動隊 第二課の司令で本作の主人公。
司令という立場ながら、現場で日本刀を振るい、隊員達の先頭に立って事件を解決する武闘派。
異能保持者ではなく普通の人間だが、理不尽と思えるほど強く、裏社会では大変恐れられている。
人、異能保持者が分け隔てなく暮らせる世界を理想としており、
実際の行動と実力が伴っている為、彼の行動を理解している周囲からの信頼は厚い。
過去、特殊機動隊の前身の組織に所属していた頃は、自らの危険を顧みない戦い方をしていたが、
仲間に支えられ、経験を積むことで成長し、特殊機動隊の二課司令に抜擢された。
日本刀による近接戦を得意とし、過去に自衛軍が起こしたクーデターを鎮圧した際は、
何両もの戦車を刀で撃退した伝説を残している。
作品情報/動作環境
- CPU
- Intel Core i3 または AMD A8以降のプロセッサ
- メモリ
- 4GB以上
- 必要解像度
- 1280*720 フルカラー