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「本を読む ~芥川龍之介作品朗読~」 へのレビュー
2017年04月07日 伊達さん さん
このレビューは参考になった x 9人
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普段こうした朗読の音声作品をあまり買わないのだけど、これは小粋さんボイスがとても好きなので買ってみた。 内容は4時間以上にも渡って小粋さんボイスだけをひたすら楽しめるという、僕みたいな人間には宝箱のような作品だった。 吐息まじりの落ち着いたトーンのザ・おねえさんボイスはただただ耳に心地いい。 何気にホワイトノイズもない繊細な録音、適度な距離の近さを感じられるようなところも好印象。 後ろに雨音の入った録音には季節感を感じられる。 風邪気味なのかハスキー度高い声での朗読には色気の部分が出ていてゾクリとしてしまう。 それから僕は芥川をちゃんと読んだことが無かったのだけど、こういうなんとなく聴く様な朗読作品に向いているのかなと。 エッセイのようなそこまでガッチリとした筋のない文章を多く残しているし、(当然かもだけど)流麗で破綻のない日本語で。 典型的エッセイ"大川の水"、始まる前に終わった恋のようなもの"お辞儀"、おなじみの童話をパロディにして強烈な皮肉を浴びせかける"桃太郎"、背筋をつと撫でるような"寒さ"… 内容も幅広く楽しませる。 入眠時になんとなく聴いているのもいいし、話を楽しむ目的で聴くにも耐えうるものになっている。 適度に感情をからめながら、全体としては落ち着かせるトーンの枠に収まっているのがとてもいい。 本当に素敵なお声をしていらっしゃる…。 最後に…アイスクリームの歌ヘビロテ勢としては… つぎは歌の作品…聴きた…い…です……
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