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「催眠術師の悪戯~催眠ショーのステージの上で…~」 へのレビュー
2018年08月29日 Tikuwabu さん
このレビューは参考になった x 1人
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本作は、架空のちょっとエッチなこともある催眠ショー(のリハ)を描いた催眠音声作品です。 CVを担当されている陽向葵ゅかさんが、一人二役で催眠術師と一緒にショーに参加する女の子を演じてくれています。 その意味では今回も「双子催眠ではないキャラ二人」型なんですが、後半では双子催眠的な展開も盛り込まれていますね。 いやしかし、色々な意味で素晴らしい作品です。これ、本当に陽向葵さん催眠初作なんですか? 前座の「催眠ショーのマクラ」部分は声優さんのお任せパートだったのだそうで、そこでの話も実際の体験談らしいのですが、ショー感がよく出た演出でした。 また、そこでの明るいショー風の演技と、誘導時の落ち着いた演技とのギャップが大きかった。これ、強烈に効きましたね。 催眠についての説明を挟む序盤の内容などを見ても、初心者にもお勧めできる内容でしょう。 フリートーク、NG集も同梱されてますので、音声作品を買う感覚で買える面もあるかなと。 一方で、催眠でもまたエロトランスさんは一味違った内容に挑戦しています。 そもそも催眠ショーを描けるサークルさんが他にどこに居るんだ、という話ではありますが、空間を広く使った表現、他の参加者を上手く使った内容などはさすがの一言。 その上で今回は、ドライに加えてセルフパートも備えていて、このパートにおける「罪悪感」「申し訳なさ」をテーマにした内容はエロトランスさんには大変珍しいものでした。 「ヒプノタイマー」の中盤と少し似ていますが、ドライの内容をセルフに引っ張ってくる展開は、物語上の伏線のような構成上の巧みさでした。 題材の面白さ、テーマの目新しさは催眠経験者にとっても楽しく、それでいて初心者も入りやすい作品です。 初作とは到底思われない陽向葵さんの演技も本当に素晴らしかった。 マストバイと言っていい名作ですよ。お勧めです!
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