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「痴愛エクスプレス ~わたしを追いつめる彼の指先~」 へのレビュー
2020年04月11日 アビー さん
このレビューは参考になった x 2人
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なんなのでしょうか、この人身掌握術は…。笑 満員電車の中、突拍子もなく見知らぬ男に声をかけられるヒロイン。 あまりにも親しげに、あまりにも穏やかに距離を詰めてくるものだから、「もしかしてどこかでお会いしましたっけ?」とうっかり思ってしまいます。 ところが、話を(勝手に)進められていくと、男は顔見知りでもなんでもなく、思い込みの激しいストーカーであることが判明してゆきます…。笑 話を聞いていくと、ヒロインとまったく面識のないストーカーであることが分かるのですが、シナリオもさることながら、声の方の落ち着いた声色に、いつの間にか流されていく自分に気づきます。 何より、途中トラックにて、別の男に痴漢をされているところを助けられ、目の前の男も痴漢ストーカー男であるにも関わらず、好感度が鰻上っていく自分に驚きを隠せませんでした。笑 言葉でこちらを辱しめる際にも、声色によっては、少しの匙加減で嘲笑的な調子が滲み出てしまうことがあるかと思いますが、この方の声のおかげで、最後まで純粋な男が恋に溺れたばかりの愚行(=痴漢行為)に巻き込まれるヒロイン、というようなバランスに落ち着き、嫌悪感なく聴くことができました。 いつの間にか、冬馬さんの掌の上に落ちてしまっており、びっくりです。笑
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