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「つかいすておんなのこ」 へのレビュー
2023年05月08日 Aojisan さん
このレビューは参考になった x 1人
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ロリ作品はおおよそ二つの方向性に分かれます フィクションとして、ロリの愛らしさとエロさを提供する「ファンタジー」と、小児性愛という加害と被害の様相を突き付ける「ガチ」の二種類です。 本作は「ガチ」の最右翼といってもよいでしょう。 鬼畜と鬱の度合いが半端ありません。 紳士諸兄の背負う十字架の重みを改めて思い知らせてきます。 どこまでも生々しく、陰鬱で、性犯罪としての陰湿さ、加害者側の邪悪さ、被害者少女の抱いた恐怖、フラッシュバックするような泣き顔、叫び声、妊娠や性的虐待、周囲の視線や立件の難しさなどといった、眼をそむけたくなるような「現実的な要素」を、少女の視点で、これでもかと描いていく。 幸薄そうで、壊れてしまいそうなほど線の細い、儚げな少女。 そうであるからこそ、どこまでも救われない。 「少女を性の対象とすること」のリアルを突き付ける劇薬です。
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