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かつてここまで私の性癖に合致した作品があっただろうか。
絶無とは言わないが、ここまでの合致ぶりは非常に珍しかった。
何が良いかといえば、主人公の由実菜ちゃんが本当にタフで……!
練習シーン・試合シーンの双方でそのタフっぷりを存分に発揮してくれる。そして幼地味の男がヘタレ(失礼)ることで彼女のタフっぷりがより際立つと共に、あそこで男くんがヘタレてなければあるいは?とも思ったり思わなかったり。まぁこの作品はあの終わり方がとても美しかったので野暮なことは言わないでおきます。

話を戻しますが、由実菜ちゃんマジにタフです。
タフという言葉は彼女のためにある、ってくらいには。
“ボディでのダウンは地獄の苦しみを意味する”というのはボクシング等格闘技ではよく言われることですが、そんな地獄を複数回味わってもその度に立ち上がってみせます。
さらにはゲロ吐かされてもそのまま試合続行するし、最後は地獄を耐えて耐えて耐えまくってフルラウンド戦い抜いてからの判定待ちの間に力尽きて失神&失禁という……『気力体力を文字通り全て出し尽くし力尽きた』という表現がここまで似合う決着はないのではって感じでした!


とにかく、『心身共にタフな女の子が四角い戦場で全て出し尽くし力尽きる様が大好き!』って人には本当にオススメです!