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「外道勇者一行」 へのレビュー

人がすり潰されるまでの話

2024年05月28日   らるあ さん

このレビューは参考になった x 2人

NTRです。
間違いなくNTR。

両想いの幼馴染と、カワイイ妹と、ちょっとお転婆で小生意気なお姫様と、優しいシスター。
閉塞感のある田舎の村でも、力がないなりに頑張ってる主人公には有り余るほどの幸福。
それらは全て奪われ、破壊され、すり潰されます。

襲われ、強姦され、強制的に外道勇者一行に取り込まれてしまった彼女らは、毎日を情婦(あるいは肉便器)として使用されていきます。
そんな彼女たちを助けようとする主人公は、しかしその行動が実を結ぶことは一切ありません。
それもこれも、主人公が弱く、勇者たちが強いからです。

弱者がどれだけあがいても、力があり、知恵も働き、人数も揃い、そしてなによりも悪辣な外道どもには絶対に勝てません。
ただ彼女たちが犯され、状況に狂わされ、あるいは洗脳のような手管をもって、全てを諦めさせ、最終的には勇者一行に強制的に馴染まされていくのを見る事しかできません。
その足掻きの全ては、彼ら強者が欲望を満たすためのスパイスにしかならないのです。

EDは6種類。
中には主人公が力を手に入れ、復讐に走るルートも存在しますが、そんなものにほとんど意味はないでしょう。
全ては壊しつくされた後であり、幸福の残骸を追い求めるだけの無意味な行為です。
主人公が報われることは一切ありません(諦めと忘却を幸福とするなら別ですが)。

絶対的な力に壊される関係性を楽しみたい人がプレイすべきゲームです。
あなたの(そして当然私の)その薄汚い欲望は、丁寧に丹念に確実に、間違いなく満たされることでしょう。
オススメです。

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