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大山チロルさんが出演されていましたので、久し振りに防鯖様の購入してみました。
サークル様の傾向もあり、今回も抜き目的・実用性重視のつもりで購入したのですが、実際の所――。

今作の導入は不法投棄されたアンドロイドを主人公が拾い上げ、修理して一緒に生活するという流れで始まりますね。
この段階ではまだオペレート系の口調であり、自身を本来の目的で使用したがらない主人公に疑問を浮かべる程度にしか感情を表してません。
主人公も主人公で、割と頑なにヒロインを性処理道具として使う事を拒んでいますので、冒頭から4トラックまではエロシーン無しの紹介&修理パートです。

ヒロインの修繕も済み、加えてOSのアプデで感情表現の幅が豊かになった所で、甘々いちゃラブ方面へと物語が動きます。
アプデの前後で極端に性格が変わる訳ではないのですが、感情面での調整が表現だけでなく内面部分にも行われているという設定を、台本でも演技でもしっかりと表現されていますね。
今作は本当に『物語』として丁寧に作られています。
トラック3(パート2)を注意して聴いていると、それまでのヒロインと比べて心境の変化の機微が察せますし、それを経てからの「ぷしゅ～……」はある意味完璧な合図でした。

ヒロインが主人公を意識してからはいちゃラブ三昧……で終わるかと思っていたのですが、実はここから更にもう一つターニングポイントを迎えます。
本当に……本っ当っにっ! 今作は物語としてしっかり作られていましたよ。
トラック8(パート7)の冒頭を聴いて安易に「お、孕むようになったか?」と考えた自分が恥(は)ずいです……。
ラストの展開はもう最高でした。極めて純度の高い良質シナリオで、ひたすら心がぬくぬくしますよ。

この商品はおススメ致します。
なお、終盤の展開で感動させてもらった後に聞く『おまけ』は、安定の“いつもの防鯖潤滑剤様”でした。