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本作は見ての通り和な世界観の作品です。ヨーロッパ風の異国があり、それらの文化も多少流入しているようですが登場人物たちに馴染みは薄い様子で、エロステなどの表記も古めの日本語で書かれており、細やかな描写とこだわりが感じられ作品全体への期待を持たせてくれます。

戦闘中エロや着替えなど、過去作と同様のウリを抑えつつミニゲームなどの新しい試みが見られ、変わらない安心感と新鮮味が同居しており大変ありがたい内容になっています。
着替えの時の乳揺れも据え置きだよやったね!

戦闘は前作から結構変わっている上、相変わらずシンプルとは言い難い内容ですのでサクッと抜ける作品をお求めの方には少々厳しいでしょう。前作はスタミナの続く限り何度でも行動出来ましたが、今作では基本1ターン1行動のオーソドックスなターン制です。しかし、技はどれを使うかをコマンド画面で選択した後、右左上下のQTEで実際に発動させることになります。QTEと言われて尻ごみするかもしれませんが、某アクション化が止まらない元ホラーなA級タイトルシリーズのように失敗したら即死のようなダルいペナルティはありませんし、受付時間は長く、ランダムな場合もありますが基本は入力するキーが固定で技選択の際に確認できることもあり覚えておけば問題はありませんが、攻撃の度に入力が求められるので少々手間です。
主人公敵共に3段階の「妖力」が設定されており、この強さで使える技が変化します。主人公は技ごとにQTEが3段階用意されていて、妖力が高いほど上位の入力が可能になる仕様です。敵の場合はステータスや使ってくる行動の変化ですね。

体験版がかなり丁寧に作られているため、少しでも気になったなら是非ともDLしてプレイしてみてください。数十分の手軽さでありながら魅力を感じるには十二分のものですので、ちょっとした暇にやってみてください。