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ある日学校がウラセカイに飛び、サバイバルを余儀なくされる。そこで主人公はこの怪異に打ち克つ力を手に入れ、脱出を図っていく。そして昔神隠しに遭った幼馴染と再会し・・・
という王道ストーリー。
違う点は謎のウイルスによりレイパーと化した男子女子が跳梁跋扈する点ですね。男レイパーはフレーバーで、ただのゾンビみたいな扱いなので、NTRはないですが。
あとやられると強制エンドに吹っ飛びます。

しかしこのぶっ飛びエンドがこの作品の特徴と言ってよい。
それは間違いなく物語としてはバッドエンドなのだが、そこで終わりではなく、主人公はメインキャラクターでもモブキャラでも、落とされたキャラとあまあま生活を送る描写がなされる。
すべてのキャラにそのようなエンディングが用意されている。
Live2Dによるえちえちなムービーはメインキャラクターにしか用意されていないが、モブキャラも個性的であり、脳内補完が非常にはかどる。

悪い点は特に思いつかないが、もっとこの世界を楽しみたいのに、エンディングまでボリュームが少ないことだろうか。
いや、ボリュームはあるのだが、もっと長期間にわたってウラセカイでもがく様を見て、この世界に浸りたかった。

なお、このゲームは作者さんの世界観が色濃く反映されており、明言されない裏設定が多数ありそうである。
大きな流れの中の巻き込まれた一般人Aが主人公といったところか。
今後の続編も楽しみな一作。