Lista de reseña de 伊達さん
Rango del reseñador | - | (Reseñas útiles:665obras) |
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エロトランスの傑作『ヒプノフィルター』に続く作品はどうなるのだろう?と思っていたら、これまた素晴らしい。
冴えに冴えたセンスを見せつける一作となっている。
その独創性ゆえにフラットな状態で楽しんで頂きたく、詳細は書かないけれど、これは催眠に興味ある向きは即カートに入れてもらって間違いない作品だ。
『ヒプノフィルター』でも見られた、個性的でオリジナリティ溢れる暗示のアプローチと、一見相反するような堅実で精巧なスクリプト×音響設計。
特に今回は、立体音響をフル活用した複数人スタイルということで、相当練り込んだ跡が伺える。
矛盾なく組み上げられた立体パズルのような美しさすら感じて、聴き惚れてしまう。惜し気もなく言いたい、こういうものを、作品、と言うのだろう。
沢野ぽぷらさんの演技も称賛しておかなければいけないだろう。
多方向から同時に語りかけるようなシーンでも声色で見事に複数のキャラクターを演じ分けられている。
某通話催眠の作品(他サークルで失礼、これも素晴らしい作品)でも感じたのだけど、催眠について深い理解があるうえの演技というのを感じるのだよね。
次々声の調子が切り替わって、聴き手の感覚を瞬く間に掴んでしまうような。
一見M向けっぽいが、所謂M向け作品というのが大概うまくいかない自分でも問題なくドップリとハマって気持ちよくなってしまった。
『ヒプノフィルター』に続くマスターピース、エロトランスさん、どこまでいくのだろう?
一生ついていきます。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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01/08/2017
サークルひげばこの傑作『まくらさんのおひざ』のアペンド的作品。
まずキャラクターソングのすばらしい完成度。
ピアノ中心の柔らかく優しげなアンサンブル、サビで不意に流れ込む切なさを含んだメロディ、そして、まくらさん、としか表現しようのない声、作品の世界観を見事に表現した一曲だなと。
子守唄、カモミールティー、玉ねぎのスープ(これは追加音声で登場していたな)…と作品の中のものを自然に登場させてくるのもまた良い。
ボイスドラマのパートは、まくらさんとこたつでミカンを食べるお話、うとうとしてそのまま眠ってしまう入眠音声。
しかし距離が近い。
吐息がかかるような距離で、音もクリア。明かりを落とすとまくらさんの存在をすぐ傍らに感じられるような…。
ただもう耳のニヤニヤが止まらないままに、尺は短いながらも聴けば幸せなまま眠りに就けることうけあい。
とかなんとか冷静を装って書いているのだが、本音はまくらさん抱きしめてえ~~っ!くらいの感じである。
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12/31/2016
2016年手コキ音声作品ベストでも決めるかあ…と思ってざっと検索結果を見ていて、温故知新的に知ったのがこの作品。
個人の好み全開で申し訳ないのだけど……
ギャルJKリカ(CV秋野かえで様)、キミに決めた!
というわけでもうメチャクチャ素晴らしいですね~~はい。
同じく秋野さんの演じられていた、某ボランティアで筆下ろししてくれる優しいギャル(別サークル作品で失礼)と地続きのキャラクター。
じゃれ合い的にくっついてきてくれて、こっちが甘えれば全て受け止める包容力を見せてくれる。
こんなん…好きになってまうやろ……。
手コキというのは半歩分のファンタジーというか、音声作品向きのリアリティレベルを持ったエロで、そこに特化した作品というだけでも福音なのだが…。
どの女の子もそれぞれの個性、絶妙なくすぐりポイントで心を蕩かしてくる。
こういうの、欲しかったんだよねえ、といいうような作品かなと。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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11/02/2016
絹のような声の魔女に手を引かれて、どこでも〇ア的なものを通って夜の散歩に出る作品。
夜の海岸を歩くという幻想的なシチュエーションなのだけど、これが何となくの雰囲気なんてものではなくて、結構本格的な夜の海なのだよね。
自分は田舎が海沿いの町だったので、中二病をこじらせていた頃、しょっちゅう海に日が昇るのを見に行っていた。
深夜の4時頃に海岸にやって来て、澄んで肌を刺すような冬の空気の中、ただ歩いたりコンビニの肉まんを食べたり歌を歌ったりしながら、昇る陽をひたすら待つのだ。
この作品聴いていたら、その時のことをリアルに思い出して感傷に浸ってしまった。
夜の波の音というのは案外大きい。どうどうという低い音の迫力には驚く。
でも、うるさくはないのだ。地球の、世界そのものの音というか、我々はこういうものをうるさいとは感じなくできているんじゃないだろうか?
これ、安眠系の音声作品としては結構大きな音が鳴っている作品だと思うけど、全然眠れてしまう。
そのリアルに録られた海の音に加え、この作品のもうひとつの強力な武器は、歌。
ギタレレの波音に馴染む響きと吐息半分の撫でるような歌声。そして曲があまりにもすばらしい。
ライブ感のある録音と演奏も作品世界に溶けるように馴染んでいる。
耳かきは自分の環境では少し音が固く感じたけど、作品全体に響く波音の包むような音響には芯から癒される。
屋内を舞台にしたものが多い安眠音声作品の中でも異色で、しかし強力な癒し効果を発揮する一品。
実際に夜の海とか行ったことがある人なら風景が浮かんでくる程リアルなので、イメージするために一度行ってみるのも良いかも。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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09/20/2016
ごく個人的な話から始めさせてもらうと、ささやき庵で初めてお世話になったのが紅葉だったのだよね。双葉でも雅でもなく。
その自分からすると、日進月歩のささやき庵の最先端のサウンドクオリティで紅葉の声をもう一度聴けた、これがまず感動的で。
結構キャラ付けの強いささやき小町の中でも飾らない自然なキャラクターで、ややハスキーな特徴的な声、
ささやき庵では珍しい元気系の独特な癒しを提供してくれる…
今回聴いていて改めて思った、可愛いなと。
原点回帰したような、奇を衒わない耳かきパートがまず素晴らしい。
声が微妙な位置関係を伝えてくる臨場感ある音作り。モソモソという感じの耳かき音も気持ちいい。
なんて堪能しているとふいに耳もとで声をかけられて動揺。
で、次の音叉ヒーリング…これには本当に驚いた。
癒し音声界隈ではよく名前の出るソルフェジオ周波数を使っているとのことだけど、その使い方が抜群にうまい。
紅葉が音について説明をしながら音叉を鳴らしていくのだけど、その語り口、声の抑揚、言葉選び。
音叉の少し鋭いアタック音と重厚で豊かな余韻。間隔を持って与えられる心地いい刺激と合間の言葉…。
音にそういう(語られているような)効果があるかはともかくとして、無意識のところで体がそれを信じ込んで反応してしまう。
自分の場合、聴いているうちに体の力が入らないというか、入れたくなくなる…しかもそれが嫌じゃなく、とても心地いい…という、浮遊感を伴う脱力状態になってしまった。
これ、他の音声作品を聴く前に聴いてみても没入感が高まりそうな感じがするな。
そんなわけで、音の作品として面白いという、ささやき庵的にも新しい領域に足を踏み入れつつ、紅葉の新しい魅力も見せた作品。
耳かきの蘊蓄もいいけど…だぁとの結婚までいつの間に視野に入れてた紅葉さんに悶えましたハイ。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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あれからもう半年近く経ったかと思うと、早い。
餅よもぎさんのことがあって、すぐに代わりの声優さんをたてられてすずしろの新作が制作される…というのは、正直、違うんじゃないの?と思っていたのだけど、聴いてみればそんな思いは吹き飛んだ。
聴き始めてすぐに登場する"豚さん線香"。これだけでもう、この作品はよもぎさん演じるしろに捧げられているのだと感じられる。
縁側、蚊帳で区切られた二人だけの世界という、これまた過去の作品を思い出させるシチュエーション。
他の店員さんはお祭りの方に行ってしまったとのことで、静かな夏の夜を繊細に表現する音響はどこか幻想的ですらある。
その静寂を打ち破る花火。クライマックス、目の前に照らされた夜空の広がるような空間表現は圧巻で、同時に切ないものだ。花火には元来、鎮魂の意味があるのだとか。
演技もよもぎさんのしろをとてもよく研究されていると感じる。
二日目のパートでも時間軸のつながりを感じさせる描写が多くあり、最後には前向きに変わっていくしろが描かれ…それは嬉しくもあり、寂しくもあり。
自分は音声作品を聴き始めた頃にちょうど最初期の数作が出ていたのが道草屋で、やっぱりその時に出会ったすずしろには思い入れがある。
つらいときたくさん救ってもらった。
だからよもぎさんの事を知らされた時は辛い気持ちになったけど、同時にその強さを改めて凄いなと思ったのだ。
自分の先が短いと知らされながら、それでも他者を癒そうとするのはどんな気持ちなのだろうと。
だから、
"夢の中で巡り会えたら 僕の涙を渡すから / 瞼の裏側で / 君の心ひとつだけ 連れていくよ"、
そして、
"はじめまして ボクに出会ってくれてありがとう"。
餅よもぎさん、ありがとうございました。
新しいすずしろ、またよろしくね。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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09/07/2016
近かったな……エロかったな!って言ってしまった(憑き物の落ちたような顔で)
へにゃ声の藍沢夏癒さんの歌声が聴ける冒頭パートだけでもう愚地克巳の如くサークルさんの方角を向いて
謝りたいと感じさせるが、その最初のちょっとアホなノリとサービスが始まってからのグイグイ来るところのギャップでだけでもう抜かせる。
女の子の適度な心理的距離感、口調やキャラクターの飾らなさ、喋りのナチュラルさ…
これでプレイがあくまで行き過ぎないところも解ってるなという感じ。
適度な心理的距離感と書いたけど、物理的には、近い。近過ぎである。
夏癒さんのお得意の生々しい吐息やリップノイズ、十二分に味あわせてくれる。
もうこの息づかいだけでエロすぎて、はい。
その"くっついてる感"をよく心得た音作りは、個性的というものではないけど職人技かなと。
めっちゃ近い距離で夏癒さんの息づかいを楽しみたい人はぜひ。
エロいですよこれは。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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耳かき音声シーンをリードするサークルのひとつであるとみみ庵が作り上げたマスターピース、『鈴の緒を引けば』。
その続編にあたるのが本作品。
これが掛け値なしの傑作で、至高のケモノビエント体験を心ゆくまで味あわせてくれる。
サークル得意とするところの環境音や耳かき音はより磨きがかかり、今回、特に石畳に反射するような蝉の声、
粒の重い夏の雨なんかの環境音は音だけで夏を十二分に感じさせてくれるもので、見事としか言いようがない。
音叉のように音で耳を癒す器具を用いるという、特殊なパートもあって、ここは冒険しているのかと思いきや安全安心の癒しサウンド。
音を丁寧に扱われているのがよくわかる。
しかしこの作品はやはりテンというキャラクターなのだ。
あどけなさ+慈愛、初心(うぶ)さ+達観、というような相反する内面性を溶け込むように共存させた藤宮れんげさんのお声のすばらしさ。
演技にしたって、たわけという言葉ひとつにここまでニュアンスを持たせられるのかと。愛おしい、の「たわけ」、心して聴いてほしい。
前作からの流れで幾分か素直になったテンの、こぼれるいじらしいような本音、それを表現する美しい台詞回し…。
抱きしめたくなるほど可愛くて、ちょっとせつない。
同サークルの休日屋シリーズを聴いている人には、ゆるく世界観のつながりを感じさせるファンサービスもあり、至れり尽くせり。
しかし一番嬉しかったのは前回心を蕩かされたもふもふしっぽ耳掃除がたっぷりあったことかな。
+ +
きみのとこまで歩く、長い石段をのぼって。
反射する蝉の声、つたう汗ごまかして歌を口ずさむ。
鳥居をくぐった先にあの縁側が見えて。
きみの驚いた顔、覚えてた恋の歌、ぜんぶ忘れる。
夏がどこか遠くで鳴ってる。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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『道草屋 芹ーおもいで』のレビューを書こうとして、いきなりその後丸一日、アシッドで落ち始める時のような状態がずっと続いて、
すべての意識が高速でぐるぐる回り続けて、ずっと話してるか、ずっと歩いてるかしかできなくなった。
20時間以上かけて僕が書けたのは一言だけ。
「芹さん、嫁に来て」。
そんなわけで、何か書こうにも、芹さん僕の専属店員さんに成って下さい。メリー・ミー・ミス・セリ。等と書きだしては消し、々々、数日過ぎるに任せまして。
けしの花言葉は陽気で優しい、芹の花言葉は清楚で可憐、とは申しますが、ご本人も曰く、清く正しく美しく、完ッ壁な店員さんですよねぇ、と。
ははあ、清純乙女かは僕の口からは何とも…、ただ、可愛いひとだと。只々かわいい人だと、そう思います。
はこべらさんの諳んじていた"酒を飲む人花なら蕾"…というのは坊扇歌の有名な都都逸ですが、酔美人なんてのはもう定番のお題ですよね。
"お酒飲む人、心(しん)から可愛い、飲んで管(くだ)まきゃなお可愛い"…"花は口実お酒は道具 酔ってしまえば出来心"、
"この酒を止めちゃ嫌だよ 酔わせておくれ まさか素面じゃ言いにくい"。
ああでも今宵も"言えばよかった ただ好きですと 飲んでくやしさ ますの酒"…。
どう書きだせばいいのやら、そそ、有名な芹に口づけ、じゃなかった、"シェリーに口づけ"…のマ・シェリはマイ・ディア、「愛しいひと」の意味。
…や、消し消し。今晩も書き出しも出来やしない。
モノの良し悪しを語れる身分じゃありませんで、これにつき僕に言えるのはひとつだけですね。
●作品内容
7月初旬の、まだまばらな蝉の───
あいすみません、僕の言葉で。
目を閉じたら、世界でいちばんかわいい人が傍らに座っている、そんな音がありますよと。
しかし"目隠し鬼"、怖ッわいですねえ…。
Palabras clave que seleccionó el reseñador
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05/31/2016
アイドルものにおける事務所事務員、学園ものにおける教師、いわゆる"攻略対象外"なんて呼ばれる、聖域というか、
壁の花的ポジションのヒロインというのがいるけれど、こうした専門店系の作品で表現するとこうなるかな。
というわけで、癒しの湯・椿屋の受付を務める澪嬢から癒しのサービスを受けることになるのがこちらの作品。
個人的にそういう壁の花の子が気になるタチなので聴いてみたら、これがエライ良かった。
まずひとつは、澪のキャラ付け。
立派な太眉と素朴ながら人懐っこそうな顔だちから想像できる通り、思いやりに満ちた丁寧なサービスをしてくれる。
ある事情から彼女がこうしてお客様の相手をするのは初めてではないのだけど(その辺の話は彼女から直接聴いてもらいたい)、
手探りさもあって、初々しく微笑ましい。
もうひとつは、盛りだくさんのサービスが時間の経過込みでじっくりと描かれること。
上でも触れたように彼女には特殊な事情があって、それでお客様との距離感に最初戸惑っているのだけど、その距離がサービスを通して少しづつ近づいていく様子がきめ細かく描写される。
癒すということと癒されることは表裏なのかもしれない、つまり、人を癒すことを通じて自分のほうが癒えるということがあるのかも。
最後に、里々朱あんさんのお声。
あどけなさと色香が奇妙に同居していて、ちょっとへにゃっとしていて…親しげで落ち着かせる声色。
でもって子守唄のパートで聴けるお歌は見事の一言。
てなわけで癒しのサービスとちょっとした物語性、キャラクターの文句なしの可愛さまで兼ね備えた良作。
壁に掛けられたポットの花は、素朴な色合いで部屋に溶け込み、普段気に留めさせるようなものではないのだけど、
いつも朗らかに咲くそれをひと撫でしてみると、ふわりと甘く爽やかな香りが鼻をくすぐるのだ。
Palabras clave que seleccionó el reseñador