YYさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 41位 | (役に立った数:164件) |
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投稿数ランキング | 78位 | (総レビュー数:74件) |
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2015年04月21日
高評価が多いので結構期待してプレイしたのですが、期待を裏切らない面白さでした。個性豊かな魅力的なキャラ達によって作品世界に大いに魅了されました。
今作だけでは完結せず、物語の根幹となる謎は未解決なまま終わりますが、終盤はなかなかに燃えるし、今後どうなっていくのか早く続きが見たいと思わさせられる内容でした。
このクオリティを維持して作り続けるのは大変でしょうが、是非頑張ってほしいと思います。
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正直、半額セール中に見かけただけで、特に調べもせずに買ってしまった作品だったのですが、ボリュームもあって絵も多く、シナリオにも引き込まれるという素晴らしい出来でした。
どうやら続編も出ているようなので、そちらも検討したいです。
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2014年11月07日
こういった閉鎖空間におけるミステリーはなかなかの好みなので、たまたま見つけてプレイしてみました。
今作はよくあるデスゲームや連続殺人事件とは異なり、異能というファンタジー的な設定が用意されておきながら、現実世界を舞台として破綻なくストーリーをまとめあげたという点で、オリジナリティがあって面白いです。
4~5時間程度の短編であるために、もう少しいろんな能力の活躍を見たかったとか、キャラの掘り下げが見たかったとか、思う部分はありますが、それはこの作品に魅力があったからでしょう。
この手のジャンルに興味があれば、プレイしても損はしない作品だと思います。
自分は今までSLGというジャンルはプレイしても面白さよりも面倒くささが先に立って、なかなか最後までプレイすることができなかったのですが、この戦国ランスは初めてクリアすることができました。
少しだけ進めようと思ったら、いつの間にか2~3時間も経ってしまう、というように、中毒性が非常に高いゲームです。
これからプレイする人は、実生活に支障が及ばないよう、時間的な余裕がある時を選んでプレイしていくと良いと思います。そのぐらい、完成度の高い作品でした。
2014年08月01日
様々な事情で夢や希望を失ってしまった主人公やヒロイン達が、廃部寸前のソアリング部に集まり、グライダーで空を飛ぶことにもう一度夢を見出していく物語。
各キャラがどのような思いでソアリング部に入部したか、そして雲の回廊を渡るという目標に向かって、どのように困難を乗り越えていくかがとても丁寧に描かれています。
ボリュームも多めですし、ヒロインもメインヒロインの小鳥を筆頭にとても魅力的に描かれており、ストレスを感じる部分はほとんどないです。
エロゲ経験の浅い人にも、自信を持って勧められる作品の一つだと思います。
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この作品は、Flyable Heartにてその衝撃的な個別ルートから圧倒的な人気を誇った、白鷺茉百合に焦点を絞ったスピンオフ作品です。
Flyable Heart本編では、主人公が巻き込まれた特殊な世界観を描くというメインストーリーにあまり関わらない話であったため、まだ解決すべき問題が多く残った状態でEDを迎えてしまった茉百合ルートでしたが、この作品はその続きを十分過ぎる程見せてくれました。
前半は学園で主人公と茉百合が結ばれるまでが描かれるのですが、これは、Flyable Heartと展開自体はそれほど大きく変わりません。しかし、単独ヒロイン作品である利点を生かし、茉百合の心理描写が徹底されているので、Flyable Heartよりもずっと分かりやすく、受け入れやすかったです。
後半は茉百合との交際を認めてもらうために白鷺家に押しかける展開になるのですが、ここからがこの作品の一番のポイントでしょう。古い名家である白鷺家にとって、家柄も能力も大した取り柄のない主人公と茉百合の交際を認めるメリットはないし、それ以外にも白鷺家の人々は様々な問題を抱えています。こんな白鷺家との対決の結果はどのようなものになるのか…
シリアスな展開が最後まで続くので、ラブコメ要素はあまりありませんが、その分シナリオ重視派にはより楽しめるものとなっています。茉百合が嫌いでないならば、是非プレイして欲しい作品です。脇役でもバカイチョウこと、皇奏龍が大きく活躍してくれるのが良いですね。Flyable Heartで彼のことがあまり好きでなかった人も、見直すきっかけになるかもしれません。
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これは一見普通の萌えゲーっぽい作品であり、実際魅力的なヒロインズに囲まれたラブコメ的な共通ルートがその多くを占めるのですが、各ヒロインルートに入るとどのルートも結構シリアスな展開が待ち構えています。そして、クリアしていくごとに、伏線が回収されたり、また新たな謎が生まれたりします。そして、最後までクリアすると、あの出来事はこういう意味だったのか、と納得できることが多く、なかなか面白かったです。
この作品は結構複雑な世界観を持っているし、前述の通りシリアスな要素も多いので、単なる萌えゲーがやりたいという人には向かない部分もあるとは思いますが、全体としてのシナリオも楽しみたいという人にはおすすめの作品です。
2014年05月12日
パブのピアニストとして働く主人公が、アルペンブルから逃げてきた歌姫のリコッテと出会って同棲生活を始めることとなり、その触れ合いの中から音楽への情熱を取り戻していく物語。
最初の選択肢によって主人公の性格が二つに分かれ、それぞれ異なった展開を見せてくれます。特別に練られたストーリーという訳ではありませんが、一昔前のヨーロッパ風の世界観もあり、雰囲気が良く、安心して楽しめる作品でした。
2014年02月10日
序盤のOPムービーが流れる前の部分では、キャラ紹介もままならないまま唐突にハーレムが形成され、その後も抜きゲーかと思うぐらい頻繁にHシーンが挿入されるので、ついていけないように感じることもありました。
しかし中盤以降、主人公たちが生きる世界の不穏さが見えはじめ、そこに壮大な設定が隠されていたことが明らかになるあたりからは、目が離せなくなっていきます。
全体としてあまりボリュームのある作品ではありませんが、何とか工夫して面白い作品を作りたい、というクリエイターの意欲を随所に感じます。ただのハーレムものと思わず、もっと多くの人にプレイして欲しい作品です。
記憶喪失になった青年が、流されるままに巨大な旅籠に逗留することとなり、そこで出会ったヒロインたちと交流しつつ、様々な怪奇現象に巻き込まれていく話。
その中で、旅籠とは何なのか、なぜヒロインたちは名前がないのか、主人公の失った記憶はどういうものなのか、といった疑問が浮かんでくるでしょうが、最終ルートですべてが明かされます。
文章は非常に独特の文学的な作風で、地の文だけで画面いっぱいになることも多くあるなど、人を選ぶ側面があることは事実です。
しかし、この文章に一度はまってしまえば、いつまでも抜け出せない、ずっと浸っていたくなる、そんな魅力のある作品です。
同じような作品はなかなかエロゲでは見ないので、このような文学的な作品に少しでも興味を持った方は、一度体験版をプレイしてみることをお勧めします。
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